商品開発部の一員として、達成感の大きい、責任ある仕事に向きあう日々
2013年4月に新卒採用で入社し、10年間にわたって国内の自動車を販売する正規カーディーラー様に向けて、ボディコーティングを中心としたケミカル商品の営業を担当していたS.N.。
2022年4月に、現在の商品開発部に異動しました。
「正直、自分に商品開発の仕事が務まるかどうか不安でした。学生時代の経験もあり、モノ作りが大変だということがわかっていたからです。
実際、営業と商品開発では求められるスキルがまったく異なり、専門知識も必要なので、何年経っても勉強の日々です」
中央自動車工業の商品開発部 研究開発グループには、R&Dセンターで溶剤の開発や改良に向けて、研究や実験を行う研究員と、商品の立案や商品化、自動車メーカー様への提案などを行うスタッフがおり、S.N.は後者。その業務は想像以上に多岐にわたります。
「新商品の開発や既存商品の改良においては、商品の検証はもちろんのこと、発売日までの各種スケジューリング、商品の仕様や生産数量の検討、原価計算、仕入れ先との打ち合わせなど、異動するまでは気付かなかった細かな業務がたくさんあります。また、販促物の作成などの現場のフォローも私たちの仕事です。人員が限られているので、チームメンバーが各々の得意分野で率先して、業務に取り組むこともあります」
商品開発部の一員として幅広い業務を経験するなかで、営業とは異なるやりがいや達成感があり、新たな気付きや学びも多いと語ります。
「特にやりがいを感じたのは、自動車メーカー様に純正品として採用いただいたときです。提案の段階では商品の良さをアピールし、検討段階に入った後は、様々な検証や書類提出を経て、ようやく採用となります。その後も販売に向けて、より細かな検証や資料作成を行い、無事に発売できた時の達成感は今でも忘れられません。成功した際の成果が大きい一方、失敗した際の損失も大きいため、日々プレッシャーを感じています。
検証が上手くいかない時には、メーカーの担当者の方と相談しながら解決策を導き出すこともあります。様々なシチュエーションで、現場でどんなことが起こるかを予想して検証を進めています。販促物などの文章の書き方も注意が必要で、相手に誤解されないように、いろいろな視点から判断して、文章を作成します。メーカー様との検証や考え方も、その後の業務に活かされていると思います」
学生フォーミュラの経験と、クルマ好きを求める中央自動車工業との出会い
学生時代は、学生フォーミュラの活動に注力。フォーミュラカーとは屋根のない1人乗りのレーシングカーのことで、これを学生チームで製作し、全国大会で競い合うという活動です。
大会では車両の加速性能やラップタイムだけでなく、コストや市販化を想定した販売戦略のプレゼンテーションも行われます。
「毎年1台車両を製作するのですが、私はサスペンションの担当で、2D、3DCADを使用して設計していました。車両製作にはスポンサーの協力が不可欠だったので、学生ながら企業へコンタクトを取り、スポンサードの提案に伺うこともありました。
アポイントの電話や提案は慣れていなかったので緊張しましたし、走行会前は夜中まで準備をするなど時間に追われて大変でしたが、ただ単に車を作って、速さを競うだけではなく、いろいろな経験ができた大変有意義な活動でした」
小さい頃から車が好きで学生フォーミュラにも参加していたS・Nは、就職活動では迷わず自動車に関わる仕事を目指しました。
「中央自動車工業に内定をもらったときはとても嬉しかったです。希望していた自動車関係の企業であり、上場していて業績が良かったこと、面接で「クルマ好きを求めている」と言われたことも、入社の決め手となりました。今となっては、本当に良かったと思っています」
入社後、一日一日を大切に取り組んだからこその成長
入社後は、マナー研修や電話応対研修など、社会人としての基礎を学ぶ研修のほか、施工作業の研修やカーディーラー様の店舗での販売研修など様々な研修を受講。研修後は、2013年から大阪支社に仮配属され、2014年からは東京支社、2015年から2022年3月までは再び大阪支社で営業として勤務しました。
「最初に大阪に仮配属された時は、本社の隣ということもあり、緊張感と不安でいっぱいでした。疲れていたのか、毎日家に帰ったらすぐに寝ていたのをよく覚えています。その後、東京支社に仮配属となりましたが、東京は市場が大きいので、これもまた緊張しながら徐々に仕事に慣れていきました。その後、7年間大阪支社で勤務しましたが、後輩育成の指導員をしたり、担当先の変更も何度か経験したり、あっという間の日々でした。営業という現場の最前線での経験があったからこそ、商品開発や自動車メーカー様の担当としての今の仕事ができているのだと感じています」
学生時代と入社後で変わったことについて聞いてみると、こんな答えが返ってきました。
「学生時代と比べると、視野を広げて物事を考えることが多くなり、慎重に細かく準備することも増えました。また、人前で話すことが苦手だったのですが、営業を経験することで鍛えられたと思います。上司や先輩が隣にいる時の得意先様への提案や商品説明は、いつも緊張していましたが、準備をしっかり整え、自信をもって取り組めば、緊張も吹き飛びます」
「入社してからは、日々まじめに取り組まないといけない、一日一日を大切にしないといけないと考えるようになりました。現在もスキルアップのために、定期的に資格取得に向けた勉強を心がけています」
13年のキャリアを経て。今、学生の皆さんに伝えたいこと。
一歩一歩着実に中央自動車工業でのキャリアを積み重ねてきたS.N.は、この春、新規事業の立上げに抜擢されました。最先端の技術を学ぶため海外へ出張するなど、新たな経験を積み重ねています。
「新規事業においては、メンバーの中でも、商品開発部の人間であるという目線を大切にしています。指名されて任せていただいている以上、誠心誠意取り組んでいます」
中長期的な目標を聞いてみると、いろいろな可能性が広がっているようです。
「営業と開発の両方を経験させてもらえたのは、大変貴重なことだと思っています。今後は、自動車メーカー様の担当として、一つでも多くの商品をご採用いただくことや、商品開発部として、自分が考案したモノを商品化すること、新規事業の立ち上げが当面の目標です。また、商品開発部において必要不可欠な存在になることで、キャリアアップしていければと思っています」
最後に学生の皆さんへメッセージです。
「最近の日本では早期に離職する人も多く、仕事にやりがいを感じるのが難しいのだと思います。まずは、自分が本当にしたい仕事を見つけ、妥協せず会社を選んでほしいと思います。内定をもらうことがゴールではありません。どうせ働くなら楽しい仕事の方がいいに決まっています。自分のやりたいことを見つけ、楽しく働いて、公私ともども充実したライフを送ってください」
「私はもう入社してから13年経過していますが、あっという間すぎて驚いています。これは毎日が充実していたからだと思います。毎日同じことの繰り返しだと時間が過ぎるのは遅いですよね。自分の得意なこと、やりたいことが知らないうちに身体に染み込んで、自分から仕事に向かって動いている。きっとそれが楽しみになっているんだと思います。一方で、働き出すと時間がなくてできなくなることも多いので、学生だからこそできることを見つけ、今のうちに取り組んでみてください。そして入社後は一日一日を大切に、毎日何か一つでも学ぶという姿勢で臨んでみてください」

