健康も自分でつくる。ラジオで社内へと健康促進にまつわる情報を発信
「健康や幸せも自分で主体的につくる」という意味がこめられた「DIY Well-Being®︎」は、メンバーの心と身体のケアのための支援プログラムを整備し、笑顔あふれる職場環境を目指した制度です。
齊藤 「この中で私が担当している業務が、『心身の健康促進』です。具体的には、メンバーに向けて配信する社内ラジオ『らららジオ』で健康推進における相談番組のパーソナリティを担当しています。テーマは健康診断や熱中症など身体に関するものから、メンタルヘルスのセルフケア、対人関係療法などこころに関するものまで。番組のなかで産業医の先生や保健師とお話しする形で、健康促進についての情報発信を毎週行っています。
再生回数は群を抜いて多く、らららジオ内で放送している番組の中で第1位の再生回数も記録しているんです。メンバーの多くが、健康に関心を持っていることがわかる結果となりました。『ためになります』や『いつもありがとうございます』といったコメントを見るとメンバーに届いていることを実感できて嬉しいです」
毎回ラジオの開始時に齊藤が伝えているのは「第一に予防、第二に早期発見」。
齊藤 「健康管理は会社にしてもらうものではなく、“まず自分でするもの”という考え方を周知し、メンバーが100歳になっても健康でいられるよう、情報を発信していきたいです」
約20年間カインズで勤務。販売業務に従事しながら出産も経験
齊藤がカインズに中途入社したのは2007年。学生時代にカインズでアルバイトをしていた経験が転職の決め手でした。
齊藤 「栄養士の専門学校を卒業した後にブライダル系の会社に勤めましたが1年で退職。というのも、就職するより前、高校1年生から専門学校卒業までカインズの同じ店舗でアルバイトしていた経験があり、別の企業に勤めると違和感を覚えたのもあり、カインズの中途採用面接を受けることにしました。
アルバイトとして働いていた当時、サービスカウンターや、品出し、資材レジなどさまざまな業務を任され、役立っていること、感謝されていることにやりがいを感じていたことが、中途採用でカインズへ戻ってこようと考えた大きな理由です」
そして中途採用で店舗販売業務を1年経験した後、教育訓練部のトレーナーとして新店の立上げと初期教育を担当。
齊藤 「教育訓練部のトレーナーでは新しいメンバーにレジや事務処理についての教育を行いました。教育訓練部は約2年ほど在籍し、その後は店舗に戻り、約9年間、販売業務に従事しました。その間、店舗のマネジャーも務めました」
その後、産休、育休を経て、2019年に人事部へ配属となりました。
齊藤 「配属後は、まず人事制度設計や労務管理を経験しました。約半年後に、現在在籍している健康経営推進Gに異動。健康経営推進Gは2021年9月に新設され、同タイミングで着任しました」
アルバイト時代から通算して約20年間カインズで勤務している齊藤ですが、産休や育休も経たことでさらに働きやすさを実感していると話します。
齊藤 「私がカインズの価値観で最も共感しているのは『Kindnessでつながる』。私自身が受け取ったKindnessを、次は私が与える側になりたいと思います」
自身の経験を伝え、働く女性のロールモデルに。風土改革を推進
齊藤が学生アルバイトとして勤務していた約20年前は若手メンバーや女性が少なかったというカインズですが、2022年11月現在は変化が起きています。
齊藤 「カインズの中でも多種多様な販売業態を展開しており、とくにプライベートブランドを中心にライフスタイル用品を販売する『Style Factory』は若い世代が活躍しています。また、新卒採用に関しても以前は男性が多い印象でしたが、近年は約5割の新入社員が女性。女性の就職先としても人気が高まっていることを感じますね」
女性メンバーが増え働きやすくなった理由のひとつが、充実した制度にあると齊藤は話します。
齊藤 「たとえば、育児短時間勤務の子どもの対象年齢が小学6年生までに延長されたり、ペア転勤という、社内メンバー同士で結婚した際に、メンバーが共に転勤できる制度が実施されたり。メンバーを応援する制度はとても充実しています」
齊藤は「女性の活躍推進」においてサブリーダーも担当。現在は「風土改革」を最優先事項として取り組んでいます。
齊藤 「社内で共有したいのは、“育児は夫婦で一緒に行う”という考え方。メンバーが育児も仕事も両立しやすいように、まずは、現存している制度のうち利用率が低いものを社内に発信し、メンバーが利用したいときに情報を得られる仕組みを構築したいと思っています。そのためには、メンバー自ら考えて調べて情報を収集していける社風にすることが目標です」
店舗経験があり、現在は2人の子どもを育てながらフルタイムで働き、メンバーの気持ちを深く理解している齊藤。人事部に着任したことも、それが理由と考えています。
齊藤 「私自身がこれまでに経験してきたことを制度や仕組みにより活かしていくために、現在の業務に携わっていると思っています。私が2007年に入社した店舗には、珍しく女性メンバーが多く在籍していたんです。
その中で、育児をしながらマネジャーを担当し、育休中にはDIY アドバイザーの資格を取得するなど努力しているメンバーの姿を見て、私もそうなりたいと思っていたんですね」
店長や販売マネジャー、本部メンバーといった女性管理職者が、自身の今後のキャリアを考えるとともに、情報交換や共有化を目的とした「女性キャリアビジョンセミナー」を定期的に開催している。
齊藤 「女性キャリアビジョンセミナーへ登壇者として参加する際は、『店舗では身近にロールモデルがおらず、結婚した後に働くことが想像できなかった』というコメントに対して、私のように『育児をしながら働いているメンバーがいる』ことを発信しています。
ほかのメンバーにも仕事と育児を両立できることの理解にもつながり、役立っていることが感じられると、やっぱり嬉しいです」
「カインズで働いていて良かった」と思える、メンバーの未来の健康をつくる
2022年3月に東急ハンズがパートナーとしてカインズグループに参画し、新章がはじまったカインズ。新たな人材が加わっていることに、齊藤は期待を膨らませています。
齊藤 「現在、外部人材を多く受け入れ、とくに私が所属している人事戦略企画部は中途採用メンバーが活躍しています。他の企業で労務を担当していた人や社労士の資格保有者など幅広く、さまざまな背景を持ったメンバーが集まって知恵を集め、働ける環境がカインズの良い点。東急ハンズがカインズグループに参画したことで人材交流が行われ、各部が良さを発揮していることも魅力です」
健康経営推進Gとして目指す目標は、10年後、20年後に「カインズで働いていて良かった」と思えるようなメンバーの未来の健康をつくること。
齊藤 「癌も2人に1人が罹患する時代だと言われておりますが、お店のメンバーは平均年齢が高いため、健康促進はとても重要です。もし疾病にかかった場合、治療と仕事の両立支援が必要。
また、女性に関しては不妊治療のサポート、女性ホルモンの影響による体調不良をフォローする環境整備などを実施し、メンバー全員がやりがいを持ってイキイキと働けるような会社にしたいです」
「何かあったら相談できる存在」──それが、齊藤個人として描く未来の自分です。
齊藤 「悩んでいる人の問題を解決したいですね。店舗に在籍していたときは目の前の仕事を終わらせることにやりがいを感じていましたが、今はさまざまなバックグラウンドを持つメンバーと触れ合うことで刺激を受け、自ら積極的に情報を得ることの大切さを知りました。
情報を得ていないと、選択肢もないのです。そういった点について、メンバーにも気づきを与え、キャリアを描く時に健康に関する情報は調べたらすぐにわかる、という状況に整えていきたいと思っています」
DIY Well-Being®の活動を通して、メンバー全員の健康と働きやすい環境を整備している齊藤。自身の経験を活かしながら情報を社内に届け、女性も活躍できる風土改革を進めていく姿は、頼もしさに満ちています。
