前職で培った開発経験を活かしながら、新しい価値づくりに前向きに取り組む洲﨑さん(写真右)と、ITへの興味をきっかけに着実に成長を続けている船見さん(写真左)。 お二人は、デジタルキーサービスを支えるシステム基盤の構築を担当し、安定性や品質を大切にしながら次世代モビリティを支えています。 挑戦する気持ちと学び続ける姿勢を大切に、それぞれの強みを発揮して活躍するお二人の様子を取材しました。
──これまでの経験や学生時代の学びが、どのように入社の決め手につながったのでしょうか。
洲﨑さん: 大学では情報学部に所属していて、授業を通してプログラミングに触れるうちに、自然とIT分野に興味を持つようになりました。研究室ではコンピューターシミュレーションのプログラミングにも取り組んでいて、その経験が今のキャリア選択につながっていると思います。前職では約10年間、システム開発企業で働いていました。開発スキルは一通り身についたと感じていたこともあり、「これまでの経験を活かして、新しいサービスづくりやビジネスに関わりたい」という思いが強くなっていきました。私はクラウドアーキテクトを専門にしていたので、その領域で新しい挑戦ができる環境を探していたところ、当社の求人を見つけ、自分のやりたいことと一致していると感じて応募しました。
船見さん: 私はもともとゲームが好きで、「プログラマーってかっこいい」という憧れが原点にあります。大学では情報工学を学んでいたこともあり、IT業界で働きたいという気持ちがあったのですが、特に明確な軸はありませんでした。そんな時に、大学に会社の説明会として当社の人事担当者がきていて、その人柄に惹かれました。また、大学で車載間通信の研究をしていたので、その経験も活かせそうだと感じ、最終的に入社を決めました。
── お二人が所属しているデジタルキープロジェクトはどのような部署でしょうか?
船見さん:デジタルキーとは、スマートフォンで車の施錠・解錠ができる仕組みで、物理的な鍵が不要になる“スマートキーの進化版”のようなもので、私たちはこのサービスを支えるシステムを開発している部署です。私たちのチームは、そのサービスが安定して動くように、裏側の仕組みを整える役割を担っています。システムが常に正常に動作しているか、多くのユーザーが同時に使っても問題が起きないかなど、サービスの土台を支える部分です。万が一システムがダウンした際の復旧対応、契約上求められる性能を満たしているかの確認も重要な仕事です。さらに、近年はサイバーセキュリティの重要性が高まっているため、厳しい基準を満たした環境になっているかも常にチェックしています。
洲﨑さん: デジタルキーの仕組みは、Car Connectivity Consortium(スマートフォンと車を安全に連携させるための国際的な業界団体)が策定する国際標準仕様をベースにしています。私たちのチームには、もともとその国際標準仕様に詳しいメンバーがいて、その知見を活かしてサーバー基盤を構築しました。そこからさらに、お客様向けに求められる品質や機能を満たすように改良を重ね、量産に耐えられるレベルまで作り込んできました。私たちの部署が担当しているのは、その中でも「サーバー」と呼ばれる領域です。開発には2~3年ほどかけており、今後は実際に車両へ搭載される予定です。車メーカー向けにサーバーを提供するのは当社として初めての取り組みで、大きなチャレンジでもあります。
船見さん: 将来的には、レンタカー事業者などがデジタルキーを活用するケースも増えていくと考えています。車の利用シーンが多様化する中で、デジタルキーはビジネスとしても大きな広がりを持つ分野だと思っています。
── 仕事をする上で、大切にしている価値観を教えてください。
洲﨑さん:40代に入り、これからは技術だけでなくマネジメントの役割も求められると感じています。その中で私が大切にしているのは、これまで培ってきたスキルや経験を活かしながら、プロジェクトにしっかり貢献し続けることです。役割が変わっても「価値を出し続けたい」という思いは変わりません。また、ワークライフバランスも重要な価値観のひとつです。私生活を充実させるべく、限られた時間の中で成果を出すために、日々の業務では効率性や優先順位を意識しながら取り組むようにしています。
船見さん: 私はまだ4年目で、経験やスキルの面では先輩方に及ばない部分が多いと感じています。だからこそ、「学び続ける姿勢」を大切にしています。分からないことがあれば素直に聞き、先輩たちが積み上げてきた知識や技術を吸収し、自分の力にしていくことを意識しています。成長し続けることが、今の自分にとって最も大切にしている価値観です。
──休日はどのように過ごされていますか?
船見さん:休日は友達とお酒を飲みに行ったり、カラオケが好きなので一人で行ったりしています。あとはback numberが好きで、よくライブにも足を運んでいます。今の部署はお休みも取りやすいので、遠征することも多いですね。
洲﨑さん:実は船見さんと趣味が似ていて、私もライブに行くのが好きです。妻と二人で行くことが多いのですが、最近は若い方に混じってYOASOBIのライブにも参加しています(笑)。少し前には、弾丸で沖縄のライブにも行きました。だいたい月に1回くらいのペースで行っていて、とてもいいリフレッシュになっています。
──最後に、仕事のやりがいや今後の目標を教えてください。
船見さん:今の仕事は、まず「この要件をどう満たすか」を自分で検証し、実現方法を考えるところから始まります。簡単ではなく、時間をかけて深く考える必要があります。そのうえで、自分が納得いくまで整理した案を上司や先輩に確認してもらい、「これでいこう」とOKをもらえることが私のやりがいです。自分の考えがきちんと認められたと感じられることが、仕事のモチベーションにつながっています。
洲﨑さん:デジタルキーの取り組みを通じて、当社として初めて本格的なサーバービジネスに関われていることに、大きなやりがいを感じています。自分の技術やこれまでの経験を活かして、設計の判断を任せてもらえる点も魅力ですね。今後は、社内の類似サービスを展開する部署とも連携しながら取り組みを広げ、事業として継続的に成長できる基盤づくりに貢献したいと考えています。 将来的には、この領域を会社の主要事業の一つにしていけたらと思っています。
記事内容は2026年5月時点のものです。
