今季から捕手登録に。盗塁阻止率を武器に出場機会を増やす
今のポジションはキャッチャーです。ファーストやサードも守れるようにはしていて、試合の終盤で誰かが交代する場面や、チームの状況に応じて柔軟に対応できるようにしておきたいと思っています。
自分の強みは複数のポジションをこなせることと、バッティングです。長打で得点圏を作ったり、ヒットでランナーを変えるバッティングが自分の強みだと思っています。
元々はオイシックスにも内野手として入団しましたが、肩の強さを評価いただいて、キャッチャーに挑戦しています。
今年から正式に捕手登録にもなり、春季キャンプでは約1ヶ月間、内野よりもキャッチャーの練習をメインに取り組んでいます。ほぼ1から学び直すような形で、キャッチャーとしての初歩的な部分から、すべてをトータルで身につけられるように練習しています。
ちなみに公式戦に捕手として出場したのは中学校の時が最後でした。
そして、次に捕手としての公式戦の出場が2025年4月30日の横浜DeNAベイスターズ戦です(笑)。そんな選手なかなかいないですよね。
オイシックスでは2年間やってきて3年目のシーズンですが、春季キャンプで新しい選手も加わって良い雰囲気で練習できています。
春季キャンプでは、コーチのコバさん(小林慶祐投手コーチ)や間曽さん(間曽晃平育成コーチ)から、特に投手とのコミュニケーションの取り方を意識して教わっています。たとえば、ピッチャーの調子が悪い時にフォームの崩れを指摘してあげるなど、バッテリーとしての関係性の中でできることを学びました。
また、今年からCBOに就任した桑田真澄さんからは、配球の面でも多くのことを教えていただいています。
自分自身の捕手としての強みは盗塁阻止率だと思っていて、そこで他の選手との違いを見せられれば出場の機会も増えていけると思っています。盗塁を刺すのはキャッチャーの1番の"魅せどころ"だと思うので、そこはウリにしてやっていきたいです。
人生を変えた恩師との出会い
野球を始めたのは小学校1年生の頃でした。父親とキャッチボールをする中で、本格的に野球をやろうという話になり、地域にあったリトルリーグに入団しました。
少年時代は、「防具をつけるのがかっこいい」という理由で、キャッチャーをやっていました(笑)。
小学校高学年からピッチャーをだったのですが小学6年生から中学1年生ぐらいまで肩を痛めてしまい、そこで投手を諦めて、捕手メインで中学を過ごしました。
そして松商学園高校に入学するのですが、1年生の夏にチームは甲子園に行きました。
そのメンバーには入れなかったのですが、8月の甲子園が終わった後に練習試合があり、そこで2試合連続でホームランを打つことができました。それがきっかけで打撃を評価されて、ファーストを練習するようになりました。
1年生秋までは捕手のサブとしてベンチにも入っていましたが、1年の冬から打撃中心の練習をやっていて、そこでアピールできたことで、2年の春からファーストで出られるようになりました。
そして2年の夏は四番を打たせてもらいました。1個上の台には巨人でもプレーした直江大輔さんがいて、勝ちたかったのですが、自分があまり打てず負けてしまい悔しい思いをしました。
そして3年生の春まではかなり調子も良かったのですが、打撃練習中に有鉤骨を骨折してしまい6月くらいまで野球ができませんでした。夏も怪我明けで代打にまわり、あと一歩で甲子園も逃し、悔しい高校生活だったなと思います。
そして色々な大学を見学させてもらい、雰囲気が良いと感じた日本大学に進学しました。
ただ、1年生が新型コロナウイルスのパンデミックの時期で、4月から8月くらいまで実家でオンライン授業という生活を強いられ、正直思っていたような大学生活のスタートではありませんでした。
そして、2年生でも当時のコーチの方とあまり合わず、野球部を辞めて独立リーグに行こうか本気で悩んだ時期もありました。
当時、父親にも相談したのですが、納得のいくやめ方じゃないし、もう少し頑張ってみたら、ということでなんとか部活を続けていたのを覚えています。
なかなか辛い日々だったのですが、良い出会いが2年生の11月にありました。
新任のコーチで渡辺英昭さんという方が来られたのですが、渡辺さんが自分の恩師だと思っています。当時はサード守っていたのですが、Bチームにいた自分の猛練習に毎日付き合ってくださり、ずっと教えていただきました。
大学はその方がいなかったら最後までやれなかったと思います。
4年生のリーグ戦で春と秋の両方とも代打で出場することができ、自分の中で成長を感じることができました。
そして、渡辺さんから「オイシックスからこんな話があるよ」と言われて、オイシックスに入団することになります。
大先輩の現役最終登板で組んだバッテリー
オイシックスに入団してから最も印象に残っているのは、昨年のコバさんの現役最後の登板です。その試合でバッテリーを組ませていただきました。
コバさんはシーズン中からご飯に連れて行ってくださり、色んな話をしていたのですが、今年で引退するかもと聞いていて、その登板が最後になるかもというのは自分もわかっていました。
実は後から聞いたのですが、「一球も首を振らない」と決めてマウンドに立っていたそうです。
配球初心者の自分がリードして、三者凡退に抑えることができ、自分にとっても本当に良い思い出になりました。
シーズンとしては、なかなか出場機会が得られず、結果も出なくて、どうしたら良いのか分からず悔しい一年だったかなと思います。
そんな形でシーズンを終えて見ていたドラフト会議では、チームメイトの名前が呼ばれて「おめでとう」という率直な思いも湧きましたが、やっぱり自分の夢でもあるので、ここで名前を呼ばれたいな、と改めて思いました。
山崎康晃選手との合同自主トレの学びを活かして戦う"覚悟の3年目"
今季の目標はビジター含めた全試合に帯同することと、キャリアハイの数字を残すことです。
自分の持ち味である複数ポジションを守れる点も活かして、とにかく試合にたくさん出たいです。
このオフは、昨年引退された三上朋也さんに紹介していただき、横浜DeNAベイスターズの山﨑康晃選手の合同自主トレ「TEAM YASUAKI」に参加させてもらいました。
山﨑さんからは「良いトレーニングには良い治療と睡眠が重要」ということを教えてもらいました。
練習することが大事だと思っていましたが、治療や睡眠の重要性に改めて気付かされたので、「しっかり寝て、しっかり治療を受けて、痛みが出る前に体を整える」ということを今まで以上に意識するようになりました。
また、一緒に練習していたDeNAの宮城滝太選手は、投手ですが自分のキャッチングをよく見てくださり、「投手をノらせることも大事なスキル」ということを学ばせていただきました。
昨年までオイシックスで2年間一緒にプレーした片山さん(片山悠選手。昨年までオイシックスに所属し、現在は三協クリエイトに所属)も同じ自主トレに参加されていて、配球やキャッチャーとしての考え方を教えていただきました。
今年は覚悟を決めてやる1年と位置付けていますが、春季キャンプはもちろん、オフの合同自主トレからたくさんの方に教えていただいて、本当に充実した野球生活を送れています。
今季自分の見てほしいポイントはやはり「盗塁阻止」ですね。
バッティングも良くなっている感覚があるので、注目していただきたいです。
サポーターの方々には、いつも熱い声援ありがとうございますと伝えたいです。
この2シーズンはプレーで目立てなかった分、今年はプレーと気持ちの部分で目立ちたいと思います。今年も応援よろしくお願いします。
