総合力の高さを武器に、チームの中心に
ポジションは内野手で、メインポジションはサードを守っています。
チーム内では27歳で中間層の年代なので、上下の意見を汲み取り、後輩にはさまざまなことを指導できる役割も求められていると思うので、応えたいですね。
サードがメインではあるものの、セカンドも守れるように練習しています。
自分の強みは、バッティングや守備に偏らず、どれも平均以上にこなせるところだと思っています。
特定の好きなことや得意なことだけでアピールするのではなく、すべてを平均以上にできる総合力が自身の強みかなと。
今年の春季キャンプは全体の練習時間が短くなったので、個別の時間で「その日は何をするか」を前もって決めて取り組んできました。
自分のこれまでの経験から、「自ら進んで聞きにいかなければ教えてもらえない」と考えているので、先輩方やコーチには積極的に指導を求めにいっていますね。
とくに、松山さん(松山竜平選手兼任コーチ)と桑田さん(桑田真澄CBO)から指導いただくことが多いかなと思います。
バッティングは松山さん、守備は桑田さんと、豪華な面々ですよね(笑)。
教えていただいたことは一度受け止めて、自分なりに咀嚼し、わからないことがあれば聞くようにしています。そのおかげで、春季キャンプは良い形で過ごせたのではないかと思います。
チームの雰囲気としては、「当たり前のことを当たり前にする」というルールが徹底されてきているように感じています。
できていないところを再確認し、みんなでそれに取り組むことでチームが強くなると思うので、しっかりやっていきたいと思っています。
独立リーグでの再起、そしてオリックスで感じた楽しさと悔しさ
兄の影響で小学1年生からソフトボールを始めました。
小学6年生まではソフトボールを続け、小学6年の秋からリトルリーグで硬式野球、中学1年生からは軟式野球チームに入ったのですが、決して強豪とは言えないチームでしたね。
ですが、選抜チームに入って全国を経験することができ、良い経験を得られました。
そして高校は地元の県立高校(いわき光洋高等学校)に進学しました。甲子園には行けなかったものの、中学時代までに軟式と硬式を経験していたので、ボールに対する苦労がなかったこともあり、高校までは順調な野球人生だったかなと思います。
ただ、大学ではレベルの高さから挫折し、一度は野球を辞めようと考えていました。
当時、地元で中学時代からお世話になっているトレーナーさんに相談した時に、「野球をやり切ったか」と問われ「いやまだまだだな」と思ったこと、その方の繋がりもあり、大学を辞めて地元の福島レッドホープス(独立リーグ)に入団しました。
そのトレーナーさんには、今もオフシーズンに体を見てもらっています。自分の野球人生にとって大きな存在だと思っていますし、本当に感謝しています。
福島レッドホープスで2年プレーしオリックス・バファローズにドラフト指名されることになるのですが、当時のスカウトさんには、「シーズンの前半から後半にかけての守備の成長を評価した」と言ってもらいました。
当時ショートを守っていて、守備が評価ポイントになったのですが、当時の監督やコーチが自分を推薦してくれたとも聞いています。
オリックスでの1年目は予想以上に打てて(ウエスタン・リーグで公式戦72試合に出場し、打率.253、6本塁打、27打点をマーク)、試合に起用してもらえて楽しかったですね。
しかし、2年目になると出場機会がガクッと減り、ベンチにいることが多くなってしまい、正直野球がおもしろくないと感じる時期だったかなと思います。
そして戦力外通告を受けたのですが、とくに落ち込むことはなく、「次のチームで頑張りたい」という思いでしたね。すぐに次のトライアウトに焦点を合わせて動き出しました。
12球団トライアウトを受けた時に、オイシックスの首脳陣(当時の橋上秀樹監督や野間口貴彦チームディレクターら)から声をかけていただきました。
独立リーグ時代から自分のことを知ってくれていたこともあり、話をもらうことができました。
慣れないサードへの挑戦。
オイシックスでは2年間プレーしましたが、タイムリーやホームランを打ってベンチに戻った時に、チームメイトに歓迎される雰囲気がすごくあって嬉しいですね。
今まで所属してきたチームの中で、一番歓迎ムードがあるように感じます。
あまり自分の性格的に人前で感情を出すのが得意ではないのですが、もっと自分が感情を出せばチームが盛り上がるのではないかと感じているので、今年はもう少し頑張りたいですね(笑)。
昨季はキャンプではセカンドを守っていたのですが、(チーム事情や適正もあり)シーズンが始まってからサードに挑戦しました。不安を抱えたまま試合に出ていましたね。
その結果エラーが多くなり、守備のことばかり考えてしまい、それがバッティングにも影響して悪循環に陥ってしまったなと思います。
とくにサードはセカンドと異なり、ファーストに投げる時の送球の距離感が遠いので、送球エラーを恐れすぎていました。
でも、斉藤秀光コーチに特訓してもらい、後半戦はエラーへの恐怖をなくすことをめざして、守備のことを考えすぎなくていいように取り組んで、エラーも減らすことができました。今季もサードをしっかり守っていきたいと思っています。
怪我の功名で実感するコンディションの良さ。そしてめざすキャリアハイ
今季の目標は、「エラー数をゼロに抑え、ホームランと盗塁を2桁にすること」です。そして昨季の成績をすべて上回りたいですね。
NPB復帰をめざす上で、その数字は意識しています。
実は怪我の影響で、オフシーズンの約2カ月間野球の練習はせず、トレーナーとリハビリとトレーニングにひたすら取り組んできました。そのトレーニングの結果、瞬発力やバランスが向上し、野球をしていなかったにもかかわらず、かなり良いコンディションで春季キャンプに入ることができました。
それは、「オフシーズンは逆に野球をやらないほうがいいのではないか?」と思ってしまうくらいの状態の良さでした(笑)。
昨年から進化している部分としては、コーチの皆さんにたくさん指導していただいて、状態が悪くなった時に、自分で良い状態に戻れる「修正能力」が付いてきたことかなと思います。
サポーターの皆さんに見てほしい自分のポイントは、「グローブに書かれている『〇の中にべ』と書かれたマークです(笑)。
このグローブはオリックス時代から使用しているのですが、最初は「かわいいから」という理由で入れ始めたのですが、自分のトレードマークのようなものかなと思います。
ぜひ野球の技術的なところ、プレーと共に、ユニークなマークにも注目してほしいですね。
自分もオイシックス3年目になりましたが、自分がもっと活躍すればサポーターが増えると思っています。また、家族に自分がプレーしている姿を見てもらえるよう、長く野球を続けたいですね。そのためにも頑張ります。
今季も応援よろしくお願いします。
