仕事をしていく上で避けて通れないのが「キャリアアップ」。多くの人がそれぞれに思い描くものの、実際キャリアアップのために何をすべきかわからないケースや、難しい、ハードルが高く感じるなど、二の足を踏む場合が多いのではないでしょうか?しかし、キャリアアップは働く人みんながそれぞれ持つべきビジョンであり、決して難しいものではありません。今回はキャリアアップの概要や必要なことについて、紹介していきます。
◆キャリアアップとは
まず「キャリア」とは“個人の長期にわたる職業的な経歴”を指し、これまでの仕事上の経験や職種、業界、地位などの要素が含まれます。また単なる職歴にとどまらず、あらゆる仕事上の経験が積み重ねられて形成されていくものです。したがって「キャリアアップ」は、現在取り組んでいる仕事から経験・知見および経歴を積み重ねることで自身の市場価値を向上させ、より高い地位や高度な職種に就けるようにレベルアップしていくことを指します。
・スキルアップとの違い
「キャリアアップ」と共によく耳にする「スキルアップ」という言葉。ここにはどのような違いがあるのでしょうか。キャリアは「経歴」を表す言葉で、スキルは「技能・能力」を表す言葉です。すなわちキャリアアップの意味は“経歴を高める”ことであり、スキルアップは仕事をする上で必要な“技能や能力”を高めることと言えます。
◆キャリアアップするための準備
キャリアアップをするためには、自分の長所やアピールポイント、他人と比較したときに長けている能力やスキルなど自己理解を深めるための整理と考察が必要となります。それらをどのように進めていくべきか解説します。
・自己分析を行う
これまで取り組んできた仕事を振り返ります。経験した業務内容や成果・実績、仕事を通じて獲得した能力やスキルなどを可能な限り詳しく書き出してみましょう。これによって経験が目に見えるようになり、整理ができます。さらに仕事に取り組む際の重要な要素や価値観を見直すことができるでしょう。
・自分の強みを理解する
過去にやってきた業務の中から得意なこと、好きなこと、不得意なこと、苦手なことを整理します。それらの要素から「社内で人より優れていること」や「どのような実績をどの程度残してきたか」など、自分が会社に提供できる価値を絞り込んでいきます。そうすることで、他人にない自分の強みが明確になります。
・今後のキャリアプランを思い描く
具体的に現在の仕事に関わるポジションや収入、身につけたいスキル、資格などの要素から最終的に「なりたい自分」をイメージします。次に、そこへ到達するにはどのように成長していくべきかを現在から1年後、2年後、3年後……のように、期間ごとにプランを立てます。なお、キャリアプランは必ずしも厳格に守るべきものではありません。今後の環境や状況に左右され大きく変動する可能性があることを念頭に適宜見直して、修正をしていくものだと認識しておきましょう。
◆キャリアアップする方法
キャリアアップを叶えるためには、必ずしも転職が必要であるとは限りません。 現在の会社と仕事の中においても、キャリアアップは可能です。以下では、「転職をせずにキャリアアップをする方法」、そして「転職してキャリアアップする方法」を解説します。
・現職でキャリアアップする方法
これまで積み重ねてきた経験や人脈を現職で生かし、キャリアアップしていくことも可能です。長年築き上げてきた社内の人との信頼関係があるため、周囲のサポートを受けやすい点、これまでの実績や成果をもとにきちんと評価してもらえる、などのメリットがあります。自分が思い描くキャリアプランを上司に相談する、あるいは社内セミナーや研修などへの参加により見識を深めることで、新たな人脈を構築することができるでしょう。
また、思い切って社内異動でポジションを変えて新しい仕事に挑戦するなど、さまざまな手段を自ら積極的に行うことで可能性が開かれ、さらなる成長が期待できます。
・転職してキャリアアップする方法
自身の理想の将来像を考えた際、現状の職場環境では実現困難な場合は思い切って転職し、新天地で挑戦していくのも一つの手段です。転職の方法は自身で転職サイトや求人サイトに登録・エントリーする。転職イベントに参加し、複数の企業の人事担当と話してみる。転職エージェントを利用する、あるいは自分が興味を持った企業に直接コンタクトし応募可能か相談してみる、などさまざまな手段があります。
自分が思い描く将来像に沿う新たな仕事、会社と出会うために、これら手段を駆使し積極的にアプローチすることで、新たなチャンスに出会えるでしょう。
◆まとめ
キャリアアップすることによって、さまざまなメリットを享受できるようになります。まず、給与がアップし福利厚生や労働時間などの条件も自身により好ましい形へと変化します。これらは生活していく上で大事な要素です。
次に、自身の市場価値が向上することで異業種・職種・専門分野へ進出するチャンスが高まります。社内では、上司・同僚・部下から自身に対する認識や評価が上がり、リーダーシップや専門知識を持つ存在として重用されます。一方、社外においても 業界内における自身の知名度やブランディングが向上、コネクションが拡充し評価が上昇します。このように、次のステップへと進むために必要な機会や恩恵を、数多く享受することができるようになります。
他にもさまざまなメリットがありますが、何より大切なのはこれら実現により達成感や満足感、自己肯定感を充足させ、さらなる自己成長へのモチベーションにつながるということです。
以上の点から「キャリアアップ」とは、生涯を通じた自身の成長・発展に不可欠な要素であり、幸福な人生を歩んでいくための大事なアクションであると言えるでしょう。
