二つのアルバイト経験で磨いた「人を大切にする」という軸
学生時代、私は二つの異なる業種でアルバイトに励んでいました。ファストフード店では、お客様からお声がけをいただく前にこちらからアクションを起こすことを常に意識していました。例えば、小さなお子様連れのお客様には、過ごしやすい場所へテーブルを移動してお席を確保するなど、細やかな配慮を心がけていました。「子連れでもゆっくり食事ができた」と感謝のメッセージをいただいたこともあり、ホスピタリティと察知力の大切さを実感しました。
もう一つの学習教室でのアルバイトでは、生徒さん一人ひとりに合わせた伝え方を模索していました。何度も同じ間違いをしてしまう生徒さんには、例え話を交えたり、必ず復唱してもらうスタイルを取り入れたりすることで、根本的な理解へと導いていきました。合うやり方が見つかってからは、間違いの回数が明らかに減少していったのです。
こうした経験を通じて、私の中に「人」を大切にするという軸が確立されていきました。就職活動では、この軸とファッションに関わるという希望を掲げて企業探しを始めました。当初はブライダル業界を志望していましたが、コロナ禍という状況に不安を感じ、改めて自分の軸を見つめ直しました。そこで気づいたのは、業界へのこだわりは思っていたより小さく、本当に大切なのは「人を大切にできる環境」だということでした。視野が広がった私の目に飛び込んできたのが、この会社だったのです。面接では成長を促すような問いかけや考え方を深めるやり取りがあり、販売員として物を売るだけでなく、その時間にも価値を感じていただける接客を大切にしているという話に衝撃を受けました。お客様だけでなくスタッフも含めて「人」を大切にする姿勢、それぞれの強みを活かせる環境、そしてお客様一人ひとりに合わせた接客でファンを作るスタイル。私の軸を実現できると強く感じ、入社を決めました。
入社直後から新規店舗異動まで、着実に積み重ねた6年間の歩み
入社直後は、フレッシュマン研修という1日間の研修に本社で参加しました。接客の基礎となる考え方や行動について、同期たちとディスカッションを重ねる内容で、自分では思いつかなかった視点に触れることができたんです。別の店舗で働く同期の意見を聞くことで、お客様へのファーストアプローチのタイミングや声かけのバリエーションが大きく広がりました。
入社後は豊洲店にファッションアドバイザーとして配属され、日々接客スキルを磨いていきました。ちなみに入社前にしっかりと採用担当の方に質問していたこともあり、入社後のギャップは特に感じませんでしたね。
大きな転機が訪れたのは入社3年目のことです。新規オープンする豊川店への異動が決まったんです。初めて環境が大きく変わることへの不安は正直ありました。でも、当時の自分の課題と向き合い、視野を広げるチャンスでもあると捉え、楽しみな気持ちも同時に抱いていました。この異動を経て、その後再び豊洲店に戻り、現在はサブマスターという役職を務めています。今年で6年目を迎えました。
お客様との信頼関係を築く接客と、後輩育成に込めた想い
現在は豊川店でファッションアドバイザーとして、接客を中心に商品のレイアウトや後輩スタッフの育成、採用活動にも携わっています。チームでは接客を引っ張る立場として、スタッフ全体の接客スキル向上を意識しながら、得意ブランドの提案や見せ方のコツを後輩に伝えています。
最もやりがいを感じた瞬間は、お客様が私を覚えていてくださり、「自分では選ばないけど、いつも素敵なお洋服を選んでくれてファッションが楽しくなった。店舗にお買い物に来るのが楽しみ」と言っていただけた時、この仕事を続けていて本当に良かったと感じました。お客様との信頼関係を築くために、必ず何か小さいことでも新しい挑戦や発見があるよう意識し、帰宅後もコーディネートに困らないよう、お手持ちのアイテムとの組み合わせも必ずお伝えしてきました。
後輩育成では、お声かけが苦手だったスタッフが振り返りと実践を繰り返し、スムーズに接客できるようになった姿を見た時に大きな喜びを感じました。一方で、同じことを伝えても相手によって伝わり方が違い、意図した方向で伝わらない苦労も経験しました。そこから学んだのは、相手の立場や考え方を想像し、例え話を交えたり段階的に伝えたりする工夫の大切さです。
学生時代と比べて視野が広くなり、様々な角度でモノを考え、積極的に疑問を持てるようになりました。関わる仕事や人が増えていく中で、人との向き合い方や商品軸の考え方など、1人では得られない多くのことを吸収できたことが、私の成長につながっています。
お客様の笑顔と共に成長する未来へ──採用候補者へのメッセージ
短期的には、新しく関わることになった広報や採用のお仕事にも取り組みながら、スタッフと一緒にお店の課題をクリアしていきたいと考えています。一人で抱え込むのではなく、情報を共有しながらチーム全体で前に進んでいく。そんな関わり方を大切にしたいですね。
中長期的な目標としては、より接客スキルを磨きながらファン作りを行い、スーパーファッションアドバイザー(※1)の職位に手を伸ばしたいと思っています。そのためには、まだ自分に足りない商品軸での考え方や提案の幅を広げ、ファッション的観点を向上させていく必要があります。お客様自身と商品を結びつけるスキルをもっと身につけたいんです。同時に、採用活動の経験を着実に積み、自社の魅力を伝えながら仲間を増やしていくことにも尽力していきたいです。(※1.スーパーファッションアドバイザー=弊社は販売の個人ノルマはありません。ただ、年間の販売成績の高いスタッフへの報奨やこのような職位があります。)
最後に、採用候補者の皆さんへ。自分に合う環境がどういうものか分からず不安に思う方もいらっしゃるかと思います。でも、ご自身の働く上での軸をしっかり持っていれば後悔はないと思いますので、がんばってください。ファッションを通して人と関わり、お客様の笑顔が見たいと思って向き合える方、自分も前向きに楽しむ気持ちがある方と、ぜひ一緒に働きたいです。
