海外インターン運営とアフリカ体験が導いた、豊田通商という選択
学生時代は工学部に所属しながら、AIESECという海外インターンシップを運営する学生団体で活動していました。AIESECでは、海外の学生を日本の企業でインターンしてもらうためのサポートを行っていて、私はチームリーダーとしてプロジェクトを運営していました。日本の企業や商店にお願いをして海外の学生の受け入れをお願いしたり、企業協賛のサポートをお願いしたり、学生が来日・生活をするためのサポートを実施していました。3つほどある学生受け入れ担当チームのうち1チームでリーダーを担当していて、様々な関係者と調整しながらプロジェクトを前に進めていく経験を積むことができました。
また、自らカメルーンでのボランティアにも参加しました。海外経験が豊富なメンバーが多い中、アフリカを経験しているメンバーが希少だったんです。たまたまアフリカでの求人があったため、思い切って挑戦することにしました。アフリカでの生活を通じて、現地の経済に対し何かしら貢献できる会社で働きたいという思いが芽生えました。同時に、トヨタをはじめとする日本車の存在感を肌で感じ、その中でも豊田通商を志望するようになりました。アルバイトでは日本料理屋の調理を3年ほど経験し、顧客を満足させる喜びと、継続することで新しいスキルを身に着け自分を高めることができることを学びました。
就職活動では、学生団体や海外でのボランティア、アルバイトでの経験を通じて、異なるバックグラウンドや文化、価値観を持つ人たちとのかかわりの中で、自己成長し続ける環境に身を置く大切さを知りました。異文化や多種多様な業種を使う関係者と常に触れ合うことができる総合商社に興味を持つようになったんです。
豊田通商については、2012年にCFAOというフランスの商社を買収し、アフリカに力を入れ始めていることを知りました。採用におけるメッセージを聞く中で、商社の中でもジョブローテーションを意識している点、個人の力とチームとして力を合わせてパフォーマンスを発揮することに重きを置いている点を知りました。ほかの総合商社と比較しても、歴史や伝統が多少他社に比べ少なく、新しい風をポジティブにとらえている点や、買収・合併を経て急速に成長している点に魅力を感じました。
入社の決め手は、入社後7年以内に海外で働く可能性が高い点、そしてアフリカでの経験をすぐに生かすことができる点でした。様々な関係者や社内の人材と協業することで常に自分をアップデートできる環境が用意されている点も大きな魅力でした。採用面接の中で一番、本当の自分を素直に話すことができたような気がします。スムーズにあれよあれよという間に次のステップ、内定を頂き、自分自身を理解してもらい、会社にあっていることを見出してくれたと感じました。
企画から製造、販売まで。多種多様なキャリアパスで見えた一気通貫の世界
入社後の研修を経て、私はトヨタ完成車をアフリカに輸出する仕事に配属されました。数年ごとに部署や勤務地が変わりながらも、一貫してこの仕事に携わっています。この会社では、メーカーや官庁、現地の代理店など、非常に多種多様な出向や駐在環境があることを入社後に知りました。当初は日本で働き、代理店で働きという形を繰り返すキャリアアップをイメージしていたのですが、実際には想像以上に幅広いポストが生まれていて、自分自身で自分に合ったキャリアパスを歩むことが可能になってきていることに驚きました。
その中でも特に印象深いのが、入社5年目、6年目にトヨタの本社の商品企画部に出向する機会をいただいたことです。大きく部の構造に変革があるタイミングで、海外やトヨタの別の部署にも大きく人が出たのですが、正直、当初はなぜ自分がメーカーに出向になるのかという気持ちでした。トヨタから業務を任される部署としてのパフォーマンス改善するための出向として、会社としての使命を帯びている出向ではあったものの、戸惑いもありました。
しかし、実際にトヨタ本社で世界で年間100万台販売をしているHilux・IMVの担当をして、その中の最上級グレードの企画・開発担当を担ったことは、かけがえのない経験となりました。その数年後には、南アフリカの工場で自分の企画した車が製造されているラインで製造準備のサポートをしたり、セネガルの代理店にてその車両を販売し、顧客に届ける仕事をすることができたのです。自動車の企画、製造、販売という、足が長くて規模が大きいことを一気通貫で経験することができたのは、本当に良い経験でした。
Hiluxの企画実現とチームで乗り越える困難にやりがいを感じる日々
私は現在、アフリカ本部のトヨタアフリカモビリティ部に所属しています。この部署のミッションは、With Africa For Africaという理念のもと、アフリカ各国へモビリティを展開していくことです。具体的には、サブサハラ1Gというグループで、トヨタの新車輸出を実施しており、私は東南部アフリカの右ハンドル国々を担当するチームリーダーとして、新人の教育やチーム全体のマネジメントを担当しています。
この仕事で最も印象に残っている成功体験は、メーカー時代に担当していたHiluxの新しい企画が通り、実際にその車が大量に生産されている現場を目の当たりにしたときのことです。自分が関わった企画が実際に商品になって街を走っているのを見たとき、言葉にできないほどの達成感がありました。企画段階から携わったものが形になり、多くの人々の生活を支えるモビリティとして活躍している姿を見ることは、この仕事ならではのやりがいだと感じています。
一方で、苦労した経験もあります。セネガルでの駐在時代には、異なる背景を持つメンバーをマネジメントすることや、厳しい顧客の要求に応えることが非常に難しかったです。この困難を乗り越えるために、他の国に駐在している仲間やフランス人、ポルトガル人の上司に相談しながら、腰を落ち着けて相手の話を聞き、信頼関係を築いていきました。この経験から学んだのは、ピンチになった際にはいち早く周りの仲間に相談することの大切さです。そして、バックグラウンドが異なる相手でも、相手のことを理解しようとする姿勢を見せ、真摯に対応することで信頼関係が築けるということを実感しました。
現在、最もやりがいを感じる瞬間は、チームで一丸となってプロジェクトに打ち込み、山場を乗り切るために努力しているときです。12年という仕事経験を通じて、語学力や決断力、実務対応能力、交渉力や突破力、コミュニケーション能力など、多くのスキルを身につけることができました。これからも、アフリカのモビリティ展開という大きなミッションに向けて、チームと共に挑戦を続けていきたいと思っています。
前向きでポジティブな空気を分け与えられる人と、より良い未来を創りたい
短期的には、チームリーダーという現在の立場で、自分のチームをうまくマネジメントすることに挑戦していきたいと考えています。小集団をマネジメントして導く力をしっかりと身につけたいですね。そして、その経験を積み重ねたうえで、数年後には現地代理店のマネジメントのポジションにつき、自分自身の裁量でビジネス拡大に貢献することが中長期的な目標です。自分で判断し、責任を持って事業を成長させていく、そんなキャリアを描いています。
採用候補者の方々に伝えたい当社の魅力は、失敗に対してとがめることがなく、常に挑戦する環境を与えてくれることです。仮にその場で日の目を見なくても、新しい環境へ移動する仕組みや制度があり、その人が輝ける場所が社内のどこかには必ず存在するほど、やっているビジネスの幅や環境が用意されています。メーカー、行政機関、海外拠点、現地代理店への出向など、可能性は本当に多岐にわたります。
当社で活躍できるのは、ポジティブで前向きな人であれば、どのようなスキルでも生かす環境があると思います。豊通のフィロソフィーに共感できる人はさらに合うでしょう。現場が好きでフットワークの軽い人、人とコミュニケーションをとって取り組むことが好きな人、挑戦が好きで現在の仕組みや制度の幅に収まらず変革を起こせる人など、活躍の場は広がっています。
私自身、多種多様な人に触れ合うのが好きなので、だれであっても興味を持てます。ぜひジョインしてもらいたいのは、自由な思考で前向きな人、人にポジティブな空気を分け与えることができる人です。豊通のDNAに共感できる人であれば、きっとこの環境を楽しめるはずです。
最後に、これから入社される方へメッセージをお伝えします。弊社は、まだまだ成長途上の会社です。一緒により良い未来を創っていきましょう。皆さんの挑戦を、心から歓迎しています。

