新しい人と出会うことが楽しい。チャレンジ精神を軸に選んだ総合商社
大学時代は経済学部に所属し、企業のCSR活動をテーマにしたゼミに参加していました。一方、学業以外では学部を越えて人とつながることに楽しさを見出し、フリスビーサークルの立ち上げなど、少し変わった取り組みにも挑戦していました。
もともと、異なる価値観を持つ人や、異文化のコミュニティと関わることを面白いと感じる性格です。知らない世界に飛び込み、トライアンドエラーを重ねる――当時は無意識でしたが、こうした経験が今の自分の考え方につながっていると感じています。
就職活動では、「多くの人と関われること」「チャレンジできる環境」を軸に業界を見ていました。私が尊敬する出口治明さん(ライフネット生命創業者)の 「人間の成長は、人と会うこと、読書をすること、旅をすること。この3つの掛け算」 という言葉に強く共感していたからです。
総合商社は「人と会う」機会が圧倒的に多く、海外出張という意味では「旅」にも恵まれています。仕事内容も簡単な正解がなく、自ら考え行動することを求められる。人を大きく成長させる環境だと感じ、最終的に豊田通商を志望しました。
豊田通商は、私が就職活動をしていた当時、トーメンとの合併直後で「君とつくる総合商社」というテーマを掲げていました。新しいことに積極的に挑戦していく勢いを強く感じたのを覚えています。
実際に社員の方々とお会いする中で、人としての魅力や懐の深さを感じ、「ここでなら人間力を磨ける」と思えたことも大きな理由でした。 現在掲げられている“豊田通商DNA”―Humanity、Gembality、Beyond―には、誠実さ、現場力、壁を越えてやり抜く姿勢といった当社の良さが凝縮されていると感じています。
現場で事業をつくり、育てる商社の仕事
入社以来、私は一貫して新興国における小規模自動車組立事業に携わっています。 ひと言で言えば、「その国に合った形で、モビリティ事業を立ち上げ、育てていく仕事」です。
パキスタン、ミャンマー、カンボジア、ケニア、ガーナ、エジプトなどで、事業企画から投資判断、生産部品調達の企画、現地事業体の管理まで幅広く担当してきました。その中で、シンガポール、パキスタン、ガーナへの駐在も経験させて頂きました。対象国の法規・税制・労働市場を徹底的に調べ、事業性を見極め、事業開始後は運営に深く関わります。
現地当局や取引先との調査・交渉は簡単ではありませんが、だからこそ面白い。机上の議論ではなく、現場に足を運んで初めて見えてくるものがあると実感しています。
現地との対話から学ぶ、コミュニケーションギャップを楽しむ
現在は、ケニア、ガーナ、エジプトでの組立事業企画と現地事業体の管理を担当しています。少なくとも2カ月に一度は現地を訪問し、パートナーやお客様、政府関係者と直接顔を合わせ、関係性を築くことも大切な仕事です。また、国担当チームを取りまとめ、若手に専門性を伝えていく役割も担っています。
過去、特に印象に残っているのは、少人数の企画メンバーとして携わったミャンマーでの組立事業です。事業決裁から土地取得、工場建設、そして実際に車が組み上がるまでの一連の流れを目の当たりにしたとき、大きな感動を覚えました。賃金レートや物流オペレーション、現地調達する家具の価格調査まで、地味な作業の積み重ねが事業を支えていることを身をもって学びました。
一方で、失敗も数多く経験しています。現地メンバーとのコミュニケーションで、背景の説明を省いたまま日本的な基準を押し付けてしまい、関係がぎくしゃくしたこともありました。 こうした経験から学んだのは、「違いを正そうとするのではなく、違いを楽しむこと」。譲れない部分は大切にしつつ、現地の考え方から新しい視点を学ぶ。その姿勢が重要だと感じています。
「早く行きたければ一人で行け。遠くへ行きたければ、みんなで行け。」 このアフリカのことわざの通り、対話を重ねるプロセスそのものを楽しむことが、大きな目標に向かう原動力になると考えています。
現場力を武器に、アフリカ・モビリティの”次元上昇”を進めていく
今後は、アフリカでの組立事業をさらに拡大していきたいと考えています。拠点の拡充や組立レベルの深化、新たなブランドへの挑戦など、可能性は多様です。
同時に、組立事業だけでなく、代理店運営、部品ビジネス、中古車ビジネスといった仲間たちの取り組みと掛け合わせ、アフリカのモビリティ全体を面として成長させていきたい。こうした挑戦こそがビジネスの“次元上昇”であり、その先に「アフリカでの幸せの量産」があると信じています。
就職活動は決して楽な道のりではありません。情報があふれる時代だからこそ、迷うことも多いと思います。それでも、自分を信じ、悔いのない選択をすることが何より大切だと感じています。
もし、「現場に立ち、世界と向き合う仕事」に少しでもワクワクするなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。 豊田通商で一緒に働くことになりましたら、「明るく、楽しく、元気よく」、共に挑戦していきましょう。

