焼肉屋のリーダー経験と自動車リサイクルへの挑戦を決めた理由
私が学生時代に最も力を入れたのは、焼肉屋でのアルバイトでした。キャラを買われてリーダーに抜擢された私は、系列店舗130店舗中43位だった顧客満足度を1位まで向上させるという大きな挑戦に取り組むことになりました。
お客様からの指摘で最も多かったのは、料理の提供時間が遅いという点でした。店舗を観察する中で、新人や中堅層の作業効率が悪く、それまでの教育体制に問題があることに気づきました。課題の本質を見極めた私は、顧客満足度1位という明確な目標を掲げ、リーダーとして二つの施策を実行しました。
一つ目は、料理を10分以内に提供するため、厨房で7分毎にタイマーを鳴らすシステムの導入です。これにより、スタッフ全員の提供時間に対する意識が高まり、提供忘れの削減にもつながりました。二つ目は、店長やリーダー陣の協力を得て、店舗独自の研修動画を作成したことです。この動画により、中堅層の作業効率が向上し、新人への正しい育成方法を構築できました。新人の早期戦力化も実現し、結果として3カ月後に念願の顧客満足度1位を獲得しました。メンバーたちもうれしそうにしていたのが印象的でした。研修動画は他店舗にも共有され、長く残る仕組みとして活用されています。
この経験から、私は課題を本質的に捉えて解決に導く重要性を学びました。そして就職活動では、三つの軸を大切にしました。一つ目は、モノに頼らず自身の遂行力と想像力という二つの人間力で勝負できること。二つ目は、長く残るような新たな仕組みを作り出せること。三つ目は、常に高みを目指して現状に満足せずに挑戦できることです。
御社については、自動車リサイクルに強みがあり、現地現物を大切にし、目標をもって仕事をしている人が多いという印象を持っていました。そして入社を決めた最大の理由は、「長く残り続ける仕組みづくり」を鉄スクラップの再利用を軸に、最も大きな舞台で実現できると確信したからです。御社は自動車リサイクルに強みを持ち、開発から廃車までのバリューチェーンを通じて、製造過程で生じる資源から廃車時のスクラップまで一貫して循環に関われます。さらにグリーンメタルズ事業をはじめとするグループ力で国内外へ展開しており、私のビジョンを世界規模で形にできる環境があると感じたのです。
期待通りの環境と実務への挑戦、そして紙伝票廃止プロジェクトへ
入社後の研修を経て、私は実際の業務に配属されることになりました。最初に担当したのは、TMCで発生するすべてのスクラップの払い出し業務、そして廃却車両の払い出し業務でした。一見すると地味に思えるかもしれない業務ですが、製造現場における資源管理や廃棄物管理は、環境対応やコスト管理の観点からも非常に重要な役割を担っています。日々の業務を通じて、製造現場の実態や物流の流れを学び、会社全体の仕組みを理解する貴重な機会となりました。
入社前から、私はOB訪問を通じて多くの先輩社員とお話しする機会がありました。その際に感じたのは、皆さんがそれぞれ明確な目標を持って仕事に取り組んでいるということでした。実際に入社してみて、そのイメージは決して間違っていなかったと実感しています。周囲には目標を持って前向きに仕事をしている人が多く、特に大きなギャップを感じることはありませんでした。むしろ、想像していた通りのいい環境で働けることに、安心と期待を感じたのを覚えています。
そんな中、私にとって大きな転機となったのが、紙伝票の電子化プロジェクトへの参画でした。TMCで長年使用されてきた紙伝票を廃止し、完全に電子化するという大規模なプロジェクトです。このプロジェクトでは、TMCおよびNTTデータとの定例会に継続的に参加し、現場業者からの要望を丁寧に吸い上げる役割を担いました。現場の声を聞き、弊社として譲れない運用条件や改善したい点を整理し、関係者へ分かりやすく伝達・調整していく。このプロセスは、単なる業務改善ではなく、多くのステークホルダーを巻き込んだ変革プロジェクトでした。また、電子化を机上の検討で終わらせず、実運用に耐える形へ落とし込むために、膨大なマスタデータ作成にも主体的に取り組みました。必要項目の洗い出し、データ整備、入力・確認といった地道な作業を積み重ね、システム導入の土台づくりに貢献していきました。
伝票電子化プロジェクトで培った論理的思考力と交渉力
現在、私はリバースサプライチェーン事業部に所属しています。部署のミッションは、顧客の資源循環の課題を解決することで循環エコシステムを構築し、CEグローバルNO1企業となることです。私自身は、トヨタ自動車様の工場からの処分品売却に関する管理および事務処理業務の一部を豊田通商にて委託代行しており、処分品の適正処理・適正売却を推進する役割を担っています。チームの中では、トヨタ自動車様や業者との窓口として日々業務に取り組んでいます。
この仕事において、最も印象に残っているのは、トヨタ自動車様で使用していた紙伝票を廃止し、伝票の電子化を実現するためのプロジェクトに参画したことです。このプロジェクトでは、トヨタ自動車様およびNTTデータとの定例会に継続的に参加し、現場業者からの要望を丁寧に吸い上げたうえで、弊社として譲れない運用条件や改善したい点を整理し、関係者へ分かりやすく伝達・調整しました。
さらに、電子化を机上の検討で終わらせず、実運用に耐える形へ落とし込むために、膨大なマスタデータ作成にも主体的に取り組みました。必要項目の洗い出し、データ整備、入力・確認といった地道な作業を積み重ね、システム導入の土台づくりに貢献できたことは、大きなやりがいとなりました。このプロジェクトは成功体験であると同時に、苦労の連続でもありました。関係者間の調整や、膨大なデータ作成作業は容易ではありませんでしたが、粘り強く取り組むことで乗り越えることができました。
こうした経験を通じて、学生時代と比べて自分自身が大きく成長したと感じています。特に、論理的に考える力はついたと思います。また、トヨタ自動車様に対して価格面で交渉をする際の交渉力や論理武装ができるようになったことも、仕事を通じて身につけた重要なスキルです。
グローバルな視点で地域戦略を描く、総合商社No.1への挑戦
短期的には、海外研修や駐在の機会が待っています。異なる文化やビジネス環境においても、持続可能な資源管理の重要性を広めていきたいと考えています。世界各地で事業を展開する総合商社だからこそ、グローバルな舞台で自分の価値観や専門性を発揮できる機会があります。それぞれの地域が抱える課題に向き合い、解決策を提案していくことで、自分自身も成長できると信じています。
中長期的には、グローバルな視点を持ちながら、地域特有の戦略を立案し実行できる人材になることを目指しています。世界共通の課題もあれば、その土地ならではの商習慣や文化的背景に根ざした課題もあります。両方の視点を持ち合わせることで、より実効性の高い戦略を描けるようになりたいです。そのためには、現場での経験を積み重ね、多様な価値観に触れながら、柔軟な思考力を養っていく必要があると考えています。
この会社の魅力は、現状に満足せずにより良いものを求める人が多く、常に目標を持って仕事をする人が集まっているところです。そして何より、若手のころからチャレンジする環境があり、早い段階で海外に行けるチャンスもあります。自分の可能性を試したい、成長したいという思いを持つ人にとって、最高の環境が整っていると言えます。
活躍できるのは、何事も楽しめる人です。苦難があっても、それを楽しめる姿勢を持った人が、この会社では輝けると思います。困難な状況でも前向きに捉え、そこから学びや成長の機会を見出せる人材が求められています。
これから入社してくる方には、ぜひ「1番の総合商社にする」という気持ちを持って仲間に加わってほしいです。一人ひとりがその志を持って日々の業務に取り組むことで、組織全体が進化し続けられます。挑戦を恐れず、新しい価値を創造していく。そんな仲間と一緒に、総合商社のトップを目指していきたいと思っています。

