中国への想いとご縁が重なり、豊田通商への入社を即決
学生時代は商学部に所属し、経済地理学やマーケティングを学びました。また体育会系の陸上部に所属して、110mハードルの練習に毎日励んでいました。体力的にもハードな日々でしたが、充実した学生生活を送っていたと思います。
アルバイトではキッザニアという子どもたちに職業体験を提供する仕事と、レダラッハというスイスのチョコレート屋さんで働いていました。このレダラッハが後に大きなご縁につながるのですが、当時はまだそのことを知りませんでした。
就職活動では、中国に強みがある企業や関わりが深い会社に絞って活動していました。というのも、大学時代に父親が上海に駐在していて、夏休みに遊びに行った時の中国に感じた影響がとても大きかったんです。その経験がきっかけで中国語の学習や歴史文化の学習に励むようになりました。とくに中国は国や政治の影響で関係性が大きく変わる国ですが、民間活動や企業の活動を通して日中友好を推進できないかと考えたのが、中国関連企業に絞った理由です。具体的には、中国・世界でエアコンに強かったダイキンや、中国で化粧品を展開している資生堂などを受けました。競合他社になりますが、総合商社も受けていました。
豊田通商は就職活動を通して初めて知った企業でしたが、合同説明会や面接を通して社員の方々や人事担当の方々がとても熱心で親切な印象がありました。そして何より驚いたのは、アルバイトをしていたレダラッハが当時豊田通商の子会社だったことです。就職活動中に豊田通商本社を訪問した際、「なんか来たことあるな」と思って振り返ってみると、学生時代から豊田通商の子会社でバイトしていたんだとわかりました。これはすごいご縁だなと感じました。
実は当時、中国政府奨学金留学制度に選ばれていて、1年間無料で留学に行く予定でした。就職活動は留学から帰ってきた後の練習の位置づけで実施していたんです。しかし豊田通商から内定をもらった瞬間、他社の就職活動は辞退し、留学も辞退することを決めました。それほどまでに豊田通商に魅力を感じたのです。決め手はやはり社員さんの熱意と誠実さ、そしてご縁というものを信じたからです。
入社17年で5社を経験。多様な環境が育てた「豊田通商らしさ」
入社後に配属された部署は、私が希望していた食品関係と中国関連の領域でした。それから17年経った今も、一貫してこの領域で仕事をさせていただいています。具体的には、冷凍食品やベーカリーの原材料を扱ったり、事業体の管理などを経験してきました。
ただ、特徴的だったのは出向がとても多かったことです。海外と国内の関連会社を含めて、これまで5社に出向してきました。1社あたり2年、3年という短いスパンで、本当にさまざまな経験をさせていただいています。内訳としては、国内の関連会社が2社で合計3年、中国関連の海外現地法人が合計8年でした。海外現地法人では主に香港、広州、上海で勤務しました。
入社当時から中国関連の仕事を希望していた私にとって、海外現地法人への出向はとても嬉しいものでした。良き実績も、酸いも甘いも経験できて、非常に良かったと思っています。国内の関連会社2社では、豊田通商とは異なる人と出会うことができました。企業文化や専門性など、さまざまなことに触れることができ、それがあったからこそ今の自分があると思っているので、とても光栄に思っています。
実は入社後、配属されたグループには意外なギャップがありました。18人のグループだったと思うのですが、豊田通商プロパーの社員は1人もいなかったんです。トーメン、加商、丸一商事というバックグラウンドの方々で組成されているグループでした。入社前は、グループ員が全員豊田通商プロパー社員で、同じ価値観を持って働いていると思っていたので、実際は結構バラバラだったことに驚きました。
ただ、その部署で3年、4年を過ごす中で、さまざまな企業文化、仕事の進め方、人柄を感じることができました。その中から良いところを盗んで、自分のものにすることができたのは良い経験だったと思います。そして最終的には、豊田通商の価値観や理念が醸成され、1つのチームになっていたんじゃないかなと感じています。
チーム全体の未来を見据えた組織改革。過去を否定せず前を向く挑戦
現在、ライフスタイル本部のフードマテリアル部に所属し、大阪で勤務をしています。【世界を未来をもっとカラフルに】のミッションのもと、『うれしい・たのしい・おいしい・あんしんで未来の豊かさに、なくてはならない、存在へ』になるべく、日々奮闘しています。主な業務は、国内・海外から調達した原材料を、日本の食品メーカーや問屋などに納品する仕事です。グループリーダーとして組織運営を担いながら、プレーイングマネージャーとして商い折衝なども一部担当しています。
現在の担当になってちょうど1年ということで、目立った実績はまだ残せていませんが、今後事業を拡大させるための取引先との人間関係は構築できたと思っています。一方で、苦労していることもあります。それは、残業時間が多い、存在価値・機能が発揮できない商いも多く残っており、当社が介在する意味・意義のない商いは撤退を実施し、資源集中を図っていることです。
この撤退を進める中で、とくに難しかったのがチームメンバーとの向き合い方でした。現在のチームメンバーは長く今の業務を担当してる方が多いんですけれども、商いを撤退していくっていうのは過去の業務を否定しているとも取れかねないという状況がありました。その中で、現在の会社の方針・理念、めざすべき姿を、根気よく伝えました。会社を成長させ、社会により貢献するためには、戦略と資源を効率的に配分する必要があるということを伝え、より付加価値を提供できる組織になりましょうということを1年かけて腹落ちしてもらい、現在も切磋琢磨しているところです。
この1年間を通じて、自分自身の大きな成長を感じています。日本に帰国して1年間が経ちましたが、グループリーダーを務めさせていくことで、会社の経営方針・状況・向かうべき姿っていうのがより情報が入ってくるようになりました。それをチーム・グループとして体現するために何をしなきゃいけないのか、どういう変化が必要なのかなど、将来の絵を具体的に考え・発信することができるようになったことは大きな成長かなと思います。学生時代は自分の個の力のみを信じていたんですが、社会人になって自分一人では何もできないということを学び、仲間とともに形を作っていくというチームプレー・チームパワーの素晴らしさを感じております。
「唯一無二の存在」を目指し、グローバルな舞台で事業価値を高める挑戦
短期的には、現在所属するグループの付加価値・機能提供力を高め、存在意義をより明確にさせ、お客さまにも認めてもらう組織を作ることに挑戦したいと考えています。具体的には、お客さまにとって当社が唯一無二のなくてはならない存在、Be the right oneになるべく、社会・取引先の課題・悩み・期待を超える仕組みを突き詰めていきたいです。単に要望に応えるだけでなく、期待を超える価値を提供することで、真に必要とされる組織を目指しています。
中長期的には、自分のキャリアを通しての強みである食品関係・中国関係を活かして、中国から派生した中華圏、東南アジアも含めたエリアでのグローバルな事業展開を推進できる人材になることを目指しています。これまで培ってきた専門性を、より広い地域での事業展開に活かしていきたいという想いがあります。
最後に、採用候補者の皆さんにメッセージをお伝えしたいと思います。当社で活躍できるのは、Gembalityをベースとした現地・現物に足を運び自分の目で現実を確認すること、その上でデスクワークのみでなく現場でステークホルダーと共に汗をかき、事業価値を高めるため、継続的な変化に挑戦できる人材です。総合商社として、さまざまな商材・人材がありますし、トヨタ自動車グループのカイゼンマインド、オペレーションの標準化、安全・品質・納期など当たり前の付加価値を身につけることができ、また評価してもらえる風土があります。元気にポジティブに一緒に仕事を推進できる方をお待ちしています。皆さんと共に、グローバルな舞台で新しい価値を創造していけることを楽しみにしています。

