留学経験とサークル運営、そして豊田通商との出会い
学生時代、私は主に二つのことに力を注いできました。一つは台湾への1年間の留学、もう一つは関西サッカーサークル大会の運営です。留学先に台湾を選んだのには理由がありました。当初は英語圏への留学も検討していたのですが、台湾であれば中国語を習得しながら、世界各国から集まる留学生と英語にてコミュニケーションを取ることができます。つまり、中国語と英語の双方の語学力を同時に伸ばせる環境だったのです。実際、現地ではボランティア活動やスポーツ団体に所属することで様々な国の留学生と交流し、語学力だけでなく多様な価値観にも触れることができました。
サークル活動では、所属するサッカーサークルに積極的に関わっていたことが評価され、先輩から推薦を受けて副チェアマンとして大会運営に携わることになりました。この経験を通じて、組織をまとめることの難しさや、多くの人と協力して一つの目標を達成する喜びを学びました。こうした経験が、後の就職活動にも大きく影響していきます。就職活動では「グローバルのフィールドで活躍できる業界」と「人間力で勝負できる業界」という二つの軸で企業を探し始めました。その中で総合商社に魅力を感じ、特に豊田通商に強く惹かれていったのです。若手から裁量を持って活躍できるフィールドがあること、そして何より人間味に溢れた魅力的な社員との出会いが決め手となりました。最終的に、第一志望として活動していた豊田通商から内定をいただいたとき、迷うことなく即座に受諾を決めました。
営業人事からスタートし、タイ駐在を経て再び人事部へ
最初の配属はモビリティ本部モビリティ企画部のHRグループでした。本部海外事業会社の人事制度支援や、本部員とナショナルスタッフの人財育成に従事する、いわゆる営業人事としてキャリアをスタートさせました。正直なところ、入社前に抱いていた豊田通商のイメージとギャップはありませんでした。
HRグループで4年間経験を積んだ後、2017年にモビリティ本部の物流ソリューション事業部へ異動しました。国内で2年間勤務した後、2019年からタイの事業会社に出向することになります。フォークリフトを主商材として扱う部隊で、メーカーである豊田自動織機との合弁会社のマーケティングGM及び構内物流における新規事業創出を合計6年間の駐在で経験させていただきました。
そして2024年、タイから帰任するタイミングで人事部への異動を希望しました。入社後の初期配属である営業人事の経験と、営業最前線における現場経験で体得した人事の重要性は、間違いなく営業と表裏一体である人事できると確信していました。現在は人事部HRBP推進グループに所属しながら、モビリティ本部の営業人事を兼務し、人事部と営業本部の橋渡しを担っています。
事業と人事をつなぐHRBPとして実現した成長の日々
現在、人事部HRBP推進グループに所属し、モビリティ本部のHRBPとして活動しています。私のミッションは「営業と人事」の距離を近づけることで、全社人事施策の遂行と本部の人事課題解決を担っています。具体的には、本部の人財育成や組織開発、エンゲージメントサーベイに基づく課題への打ち手実行を役割としています。また、グローバル事業割合が高いモビリティ本部として海外事業体HR強化に向けた活動も推進しています。
印象に残っているのは、海外事業会社のHRマネージャーを日本に招待して人事会議を開催したことです。豊田通商グループの人事方針やMVV浸透、更には、ビジネス戦略に求められる人事機能を実現する場を作りました。この取り組みが本部全体の活動強化につながり、各地域単位で同様のHR会議が開催されたこと及びPJで協業したコンサル会社主催の研究会で好事例として登壇させていただく機会にも恵まれました。普段は、社内活動として捉えられる人事活動が、社外発信につながったことは大きな成果だと感じています。
日々意識しているのは、事業戦略実現に人事として貢献するため、本部マネジメントとコミュニケーションを密に取ることです。入社当時は、担当組織や業務への視野に留まっておりましたが、今では人事領域がいかに事業拡大に影響を与え、会社全体の成長に寄与するかという広い視野から人事活動を捉えられるようになりました。この視点の変化こそが、人事及び営業の双方を経験することで培った私のキャリアにおける財産であると実感しています。
海外駐在を経て、事業拡大を牽引する人事組織へ
今後の野望として、短期的には、営業に寄与する人事パーソンとして海外駐在に挑戦したいと考えています。豊田通商現地法人の地域極を取り纏める極人事パーソンとして海外でもがくことで、自身の成長のスピードを更に加速させて、会社への貢献を図りたいです。営業駐在経験を振り返ると、現場での経験が成長を大きく後押ししてくれました。その実感があるからこそ、人事領域でも海外という環境で挑戦することに意味があると信じています。
現在、HRBPメンバーとして、人事の”現場”であり”お客様”である営業本部に根差した取組みを常に念頭に置いて活動しています。これは結果的に、極HRとして赴任する際にも求められる観点であります。今後も事業拡大に寄与するために、人事機能や人事活動をどう成長すべきかを日々意識しながら取り組んで参ります。
中長期的には、海外駐在を終えた後、本社人事部のマネジメントポジションで、更に強く魅力ある豊田通商をつくることに従事したいです。具体的には、人事部が豊田通商の事業拡大を牽引できる組織へと変貌させたいと考えています。
現在、就職活動を行っている学生の皆さんへのメッセージとして、いかなる環境下でも諦めず、目の前のことに一生懸命になれる方とぜひ一緒に働きたいです。また、一人で出来ることは限られているからこそ、周囲を味方につけて推進できる実行力を持った方と一緒に豊田通商の未来をつくっていきたいと思っています。ご入社お待ちしています!

