エンジンの品質を守る、お客さま第一の品質管理業務
私は現在、エンジン事業部の品質管理部に所属しており、号口生産エンジンの品質管理を担当しています。数多くのエンジンを扱う中で、私たちのミッションは明確です。それは、お客さまへ品質が保証された良いエンジンをお届けするために、関係部署と協力し、より保証度の高い生産ラインを作り上げていくことです。
4月にキャリア採用で入社してから、私の役割は着実に変化してきました。最初の半年間はチームのメンバーとして担当ラインを任せられ、基礎を固める期間でした。そして10月からは、チームのリーダーとして1つの工場をメンバーと一緒に担当するという、より大きな責任を負うポジションに就きました。
日々の業務では、お客さまへの納入品質が向上することと、工程内不良のリスクを減らすことをめざし、品質改善の活動に取り組んでいます。現場に出向き、品質リスクのありそうな工程を洗い出し、関係部署と改善を行う業務が中心となります。お客様に迷惑をかけないことはもちろん、製造がやりにくくならないことも念頭に置きながら、アイデアを出したり、関係部署に相談をしながら進めています。
最近では会社の方針である「正しいことを正しく行う」ことを重要視し、まずは標準類を整える作業、つまり標準で正しいことの定義を明確にすることを率先して実施しています。この取り組みを通じて、より確実で効率的な品質管理体制の構築をめざしているのです。
エンジン部品の設計から品質管理への転身、そして新たな挑戦への想い
私のキャリアは、エンジン部品の製造会社から始まりました。入社当初の約10年間は設計部署に所属し、エンジン部品の設計や評価に携わっていました。毎日図面と向き合い、部品の機能や性能を追求する日々は、ものづくりの基礎を学ぶ貴重な時間でした。当時設計を担当していた部品を、現在の職場で扱うことがあると、とてもうれしい気持ちになります。自分が手がけた製品が形を変えて再び目の前に現れる瞬間は、エンジニアとしての喜びをあらためて感じさせてくれます。
その後、私は品質管理部門への異動を希望しました。設計部門での経験を積む中で、より後工程でお客さまに近い立場で働きたいという想いが強くなったからです。改善を行えばすぐに結果が見える品質管理部門の仕事は、せっかちな自分の性格にも合うと考えていました。品質管理部門では約5年間、アルミダイカスト部品の品質管理を担当することになりました。
品質管理部門での経験の中で、最も印象に残っているのは新製品の立ち上げです。それまで取引のなかった電子部門の製品で、要求レベルも高く、難易度の高いものでした。立ち上げ時点では良品条件が確立されておらず、不良品が多発し、満足に生産できない状態が続いていました。お客さまに迷惑をかけるわけにはいかないという責任感から、休日出勤や残業を重ねながら、まずは図面の規格を満足するものとそうでないものを分類し、出荷を優先することから始めました。不良品からはその形態をしっかりと観察し、現地現物で何が問題なのかを確認。得られた情報を関係者と共有し、対策につなげる実務の中心人物として活動しました。
このように品質管理部門での経験を積み、自社の製品の品質管理・保証方法をおおよそ把握できるようになった頃、自身の成長のために環境を変えることを考え始めました。もっと多くの部品を扱う、より後工程で働いて知見を広げたい。そして、より大きくて強い組織での品質管理・保証の方法を学びたいという想いが芽生えました。加えて、働き始めた当初に担当していたエンジン部品を扱う会社で働きたいという気持ちも強くなり、豊田自動織機のエンジン事業部を転職先として選んだのです。
入社半年でリーダーに抜擢、自責思考が育んだ成長の軌跡
入社してから半年という短期間でチームリーダーに選出していただいたことは、正直自分でも驚きでした。まだまだわからないことが多く、仕事をする仲間でも名前と顔が一致しない状況も少なくないですが、上位の方々に認めていただけたのかなと感じています。私が日頃大事にしているのは、仕事の仕方でアウトプットのイメージを共有し、ゴールを想像して取り組むことです。また、大事な仕事の進捗や進め方については必ず相談することを心がけています。自分の業務管理をきちんとこなし、上位の方に見える化できていることが、評価につながったのかもしれません。
しかし、リーダーになったからといって、すべてが順調だったわけではありません。前職から現職に移る際に1カ月程度の休みがあったのですが、その時にもっとエンジンの勉強をしておけばよかったと後悔しています。業務で部品やその使われ方、機能がわからず四苦八苦する場面が多く、これは今でも解決したい課題の一つです。
一方で、前職時代と比べて大きく成長したと感じるのは、自責で捉えるマインドが身に付いたことです。これは上司がずっと言い続けてくれていることで、失敗は自責で捉えて反省し、次からの行動に活かすことが成長につながるよと、ことあるたびに教えてくれます。このマインドは会社だけでなく家庭でも活かしており、家族にも自責で捉えることを推奨しています。
自責思考の定着により失敗した時や自分の考えた通りにいかなかった時に、振り返る癖が付きつつあります。振り返って次はそうならないためにどうすればよいか考えるため、都度成長できていると実感しています。
成長への意欲と挑戦精神を持つ仲間との出会いを求めて
短期的な目標として、まずは自分の担当部門をすべて把握し、品質管理・保証方法や、各種KPI指標も把握する。強み弱みも理解したうえで更なる品質改善を提案していきたいです。そのために日々現場に足を運び現地現物で物事をとらえ、また関係者ともコミュニケーションをとって信頼される働き方を心がけています。
中長期的には、しっかりと足元を固めたうえで、自分のテリトリーを広げられると良いと考えています。何より、この新しい職場で活躍し、私を採用してよかったと思われたいです。この会社では管理していただきながらも、一方で任すところは任せてくれますので、やりがいも持ちつつ、安心して業務に取り組めます。人材育成等の教育も積極的に受講させてくださり、私もTPSや自主研にもどんどん参加して日々学んでいます。
採用候補者の方に向けてお伝えしたいのは、成長したいと考える人は活躍できる環境だということです。自分でこうしたい、自分はこうなりたいと考え発信すれば、しっかりと受け入れて背中を押してくれる方々がたくさんいます。エンジン事業部はまだまだたくさんのミッションを抱えていますので、成長したいと前向きで、困難なことにも立ち向かえる挑戦したいと考える人にはぜひおすすめです。
業務は決して簡単なことばかりではありませんが、その分やりがいもあります。皆さんオンとオフもはっきりしています。親睦会やレクリエーションも多く、ボーリング大会やソフトボール大会、運動会や夏祭りなどにも参加させていただきました。
大変でもありながら楽しくメリハリをもって業務に打ち込める環境であり、今、私も業務が楽しいです。転職を検討されている方には、ぜひ一緒に成長していける仲間として、この環境で挑戦していただきたいと思います。

