人見知りだった末っ子が、「人とのつながり」に気づくまでの軌跡
子どもの頃の私は、とにかく外遊びが大好きでした。毎日のように近所の公園へ飛び出して、友達と野球やサッカーに夢中になっていたんです。3兄弟の末っ子として育ったこともあって、活発な一方で、どこか引っ込み思案で人見知りな部分も持ち合わせていました。外では元気なのに、初めて会う人の前では少し縮こまってしまう——そんな子どもでしたね。
野球を始めたのは、幼稚園児の頃です。兄の影響でグローブを握るようになり、それからずっと野球が生活の中心にありました。友達と公園で練習したり、試合に向けてチームで準備したりする中で、仲間と一緒に何かに取り組む楽しさや、人と人とのつながりのあたたかさを自然と感じるようになっていきました。引っ込み思案だった自分が、野球を通じて少しずつ人と関わることへの喜びを覚えていったように思います。
大学では総合政策学部に進み、経済や国際関係など幅広い分野を学びました。そして在学中には、半年ほど海外へ留学する機会を得ました。英語を学ぶことはもちろんでしたが、それ以上に意識していたのは、さまざまな文化や価値観に積極的に触れて、自分の視野を広げることでした。
異なるバックグラウンドを持つ人たちと毎日のように交流する中で、自分がいかに狭い世界の中で物事を見ていたかに気づかされました。当たり前だと思っていた価値観が、実は当たり前ではないこと。違いを受け入れることで、視界がぐっと開けていく感覚——あの経験は、私にとって大きなターニングポイントになりました。
野球で培った「人とつながる喜び」と、留学で得た「多様な視点を持つことの大切さ」。この二つが重なったとき、自分の中で一つの気づきが生まれました。それは、人との出会いや関わりこそが、自分を成長させてくれるものだということです。この気づきが、後に就職活動でお客さまと長く付き合うことができる営業職に魅力を感じるきっかけにもなっていきました。
「メーカー直営」という自信と充実した研修環境が入社の決め手に
就職活動では、業界を幅広く見ながらも、営業職に絞って企業を探していました。仕事を通じて人とのつながりを大切にしたい、そして一度きりの関係ではなく長いお付き合いができるような仕事をしたいという思いが、当時の私の軸でした。
自動車販売という仕事に目を向けたのも、お客さまとの継続的な関係が築きやすい業界だと感じたからです。車は一生に何度も買うものですし、点検やメンテナンスを通じて長期的にお客さまと関わり続けることができます。そうした環境の中で、営業職として成長できるイメージが自然と湧いてきました。
現在の会社については、入社前から国内の自動車販売店の中でも最大規模であることを知っていました。それだけ多くのお客さまと接する機会があるということは、営業として経験を積み、成長するためのフィールドとしても申し分ないと感じていました。規模の大きさは、単なる安心感ではなく、自分が挑戦できる場の広さとして映っていたのです。
入社を決めた理由は、大きく二つあります。一つは、メーカー直営であるという点です。自動車販売店には、直営店と、民営店があります。メーカー直営であることで、製品への理解や信頼感が深まり、お客さまに対して自信を持って提案できると考えました。他のメーカーや販売店とも比較しましたが、この点が私の中で大きな差になりました。
もう一つは、研修や職場環境の充実度です。社会人としてのスタートを切るにあたって、基礎からしっかり学べる環境があるかどうかは非常に重要でした。実際に入社後の研修では、車の知識はもちろん、書類の作成方法や提案の流れといった実務的なスキルも一通り学ぶことができました。さらに、ロールプレイング(実際の営業場面を想定した模擬練習)を通じて、現場に近い形で実践的なトレーニングを積む機会も用意されていました。
入社時から現在に至るまで、ずっと同じ店舗で営業職として働いています。研修で身につけた知識やスキルをそのまま現場で活かせる環境が整っていたことは、スムーズに仕事に入っていくうえで大きな助けになったと感じています。
「めげずに提案し続けた」その先につかんだ、初めての受注の喜び
現在は店舗の営業スタッフとして、直接お客様と対面で車の販売活動を行っています。具体的には、車の購入を検討しているお客さまへの誘致・提案活動をはじめ、点検の入庫誘致(定期点検の時期を迎えたお客さまにご来店を促すご連絡)、自動車保険の新規獲得や継続手続きなど、幅広い業務を担当しています。さらに、車の販売が決まった後には納車に向けた書類作成など、事務的な作業も数多くこなす必要があります。それに加えて、先輩スタッフとともに店舗の自主企画イベントの企画・運営にも携わっています。一口に「営業スタッフ」といっても、その仕事の幅は思っていた以上に広いと感じています。
入社してから印象に残っている体験として、どうしても忘れられないお客さまがいます。入社直後から乗り換え提案を続けてきたお客さまなのですが、毎回のように「乗り換える気はない」とお断りされてしまっていました。正直、心が折れそうになる場面もありましたが、それでもめげずに提案を続けていくうちに、少しずつ話を聞いてもらえるようになっていきました。
そのお客さまの気持ちが動いたのは、ただ粘り強く訪問し続けたからだけではないと思っています。大切にしていたのは、常にそのお客さまのことをしっかりとイメージして、そのお客さまにとって本当に最適な提案を考え続けることでした。「このお客さまのライフスタイルなら、こういった車が合うのではないか」「今のタイミングで乗り換えるとこんなメリットがある」と、お客さま一人ひとりの状況に合わせて提案の内容を工夫していきました。その積み重ねが実を結び、ついに受注に至ったときの喜びは、言葉では表しきれないほどのものがありました。「営業ってこういうことなんだ」と、仕事のやりがいを初めて実感した瞬間でした。
一方で、日々の業務の中で苦労していることもあります。それは、多岐にわたる業務をいかに段取りよくこなすか、という点です。お客さまへの提案活動と並行して、書類処理やお客さまからの各種依頼、さらには来店されたお客さまへの接客対応など、同時に複数の業務が発生することが珍しくありません。段取りが悪いと仕事が回らなくなってしまうこともあり、この点は今でも意識し続けているところです。
そこで心がけるようになったのが、「後回しにしない」という習慣です。時間に余裕があるときに、複雑な業務を少しずつ前倒しで進めておくことで、急な来客や予期せぬ依頼にも慌てず対応できるようになりました。何事も準備を大切にすることで、気持ちにも余裕が生まれてくると感じています。学生時代と比べると、先のことを見越して動く力、いわゆる「段取り力」が大きく成長したと自分でも実感しています。お客さまへの伝え方や提案のスキルはもちろんですが、この準備と段取りを重んじる姿勢こそ、この仕事を通じて自分に身に付いた大切な力だと思っています。
「失敗を恐れず挑戦できる人」と一緒に、店舗をもっと良い場所へ
入社から5年が経ち、ようやく仕事に少し余裕を持てるようになってきたと感じています。最初のころは目の前の業務をこなすことに精一杯で、周囲を見渡す余裕なんてありませんでした。でも今は、自分自身がもっと新しいことに挑戦しながら知識を広げるとともに、後輩のサポートにも目を向けられるようになりたいと思っています。
店舗の中で、みんなから頼られる存在になること。それが今、私が描いている中期的な目標です。そのためには、まだまだ知識を積み上げていかなければなりません。日々の業務の中で学んだことを自分のものにしながら、ゆくゆくは店舗をまとめるような役割を担えるようになりたいと考えています。その先には、副店長という役職も視野に入れています。一歩一歩着実に経験を重ねながら、その目標に向かって取り組んでいきたいです。
この会社で働いていて感じる魅力のひとつは、風通しの良さです。毎月、上司と1on1で面談する機会が設けられていて、自分が挑戦したいことや「こうした方がいいんじゃないか」という意見をきちんと聞いてもらえる環境があります。自分の想いや考えを発信しやすい雰囲気があることは、日々の仕事に前向きに取り組む上でとても大きな支えになっています。
一緒に働く仲間として来てほしいのは、失敗を恐れずに新しいことへ挑戦できる気持ちを持った方です。この仕事は営業活動だけでなく、事務作業など自分でやらなければならないことが非常に多く、最初はわからないことばかりで当然です。でも、それを自ら積極的に学び、工夫しながら自分のものにしていく姿勢が、成長の鍵になると私は思っています。
大切なのは、わからないことをそのままにしないこと。初めて経験することでも前向きに取り組んで、同じ場面で一人でできるよう自分なりに整理しておく習慣も、長く活躍していくために欠かせないと感じています。お客さまに対しても、店舗のメンバーに対しても、広い視野を持ちながら自分から考えて動き、気づける力がある人は、きっとこの環境で活躍できると思います。
自ら前に出て、積極的に経験を積みたいという方と一緒に働けることを、楽しみにしています。

