就職活動・転職活動に役立つキャリア学習サイト「talentbook」をどのように活用しているのかを読者にインタビューしていく本企画。今回は、就職活動準備中の、津田塾大学 総合政策学部 2年 細田 葵さんにお話を伺いました。
<インタビューに答えてくださった方>
津田塾大学 総合政策学部 2年 細田 葵さん
<就職活動の状況>
・インターンに参加したり、選択の可能性を広げるための就職活動準備中
(大学2年生の8月現在)
<キャリア学習サイトtalentbookの活用方法>
・自身が関心を持っている「短期留学」「地域の課題解決」「空き家」「休耕地」などのキーワードでストーリーを探す
・「地域創生──日本の可能性を生み出す仕事」「社会課題への挑戦」という特集内で気になるストーリーを読む
<talentbookを活用しての学び・気づき>
・留学経験者のストーリーから留学先の選び方を学ぶ。留学先選びという決断一つが人生を左右する可能性があることを知る
・就職先として選択肢に入れていなかった銀行が、興味関心のある地域課題の解決に取り組んでいることを知る。それをきっかけに金融業界を調べてみたいと思うようになった
「社会問題の解決」を軸に自分の可能性を広げていく学生生活
──はじめに、大学で学んでいることを教えてください。
細田さん:津田塾大学 総合政策学部で、政治や経済、マーケティングやPythonといったプログラミング言語、Excelを用いる講義など、幅広い分野を学んでいます。
正直なところ、興味のない分野もありますが、そもそも知らなければ、将来の選択肢に入ってきません。基礎知識を持つことでさまざまな選択肢が生まれると感じています。周囲の学生も同じ志向で、勉強意欲が高く、良い刺激をもらっています。
──なぜ津田塾大学の総合政策学部を選ばれたのですか?
細田さん:私自身は、社会問題を解決できる人材になりたいという思いがあったのですが、高校生の時点ではどんな社会問題を解決したいのかというテーマは決まっていませんでした。
なので大学で学んでから興味を持ったテーマを選べるよう、どんなテーマであっても活かせる問題解決スキルを学べる学部に進もうと考えました。そこで興味を持ったのが、津田塾大学の総合政策学部でした。アドミッションポリシーに共感したのも選択した理由です。
──入学して2年目になると思うのですが、これまでどのような活動をされてきましたか?
細田さん:インターンやサークルに意欲的に取り組む大学の友人からの影響を受け、1年生のうちから積極的にチャレンジするようにしてきました。
その中でもとくに印象に残っているのが、地域ベンチャー留学への参加です。社会問題、とくに地域社会に根ざした問題の解決に興味があったことが、参加を決めた大きな理由でした。
▲大学1年生の春休みに参加した「地域ベンチャー留学」で茨城県大子町にある藤田観光りんご園さんで商品開発を行った際の写真
細田さん:そもそも地域社会への関心は、私の家庭環境による影響が大きいです。祖母が農家で広い畑を持っていたのですが、農家一本では食べていけない状況があり、跡を継ぐ人がいなかったんです。そのため、祖母の引退を機に、家の畑が休耕地となってしまいました。それを見て、使っていない土地がもったいないと感じるようになりました。
このように私の地元でも休耕地や空き家問題があるのですが、使っていない土地をもっと有効活用できたらいい社会ができると思うんです。世の中は新しい技術の開発や研究が盛んですが、私は、社会で発生してしまっている「もったいない状況」を利益に好転させていきたい。こうした考えが、地域社会へ関心を持つに至ったきっかけです。
ただ、地域ベンチャー留学への参加を決めたのには、休耕地、空き家問題にとらわれず、自分の視野を広げたいという気持ちもありました。
ほかには、大学生活では津田塾大学梅五輪プロジェクト内のワーキンググループにも2つほど参加しています。鯖江ワーキンググループでは、鯖江市の地域の特産であるメガネのPRの方法を考えたり、観光振興のための交通手段の問題解決策を提案したりしています。
別の日本茶発信のワーキンググループでは、伊藤園さんなどの企業と提携して日本茶に関するイベントや発信を行うなど、楽しみながら活動できる点を楽しく感じて取り組んでいます。
──1年生の時からインターンに参加されたり活発に活動されていたのですね。2年生の夏休み期間である現在の就職活動への向き合い方や考えを教えてください。
細田さん:就職活動や将来のキャリアについては、まだ具体的な企業や業界は決まっていません。数年間は企業で経験を積み、その後起業や転職というキャリアの選択肢も考えていますが、やりたいことが多くあり、まだ自分のステージを言語化できていない状況です。
ただ、残りの大学生活では、短期留学に挑戦したいと思っています。海外で異なる価値観を持つ人々と接することは良い経験になるはずなので、バイト代を貯めて1カ月程度の留学を考えています。そのためにも、まずは英語学習に力を入れていきたいです。
また、就職した際の働き方のイメージとしては、会社の近くに住んでワークライフバランスを取りたいと考えています。自分のやりたいことができる企業であれば、地域などを制限せず選びたいです。すべてが100%自分の望むようにはいかないことは理解していますが、できる限り自分の希望に沿った選択をしたいと考えています。
視野になかった業界が選択肢に。ストーリーをきっかけに広がる考え方の幅
──選択肢を広げているタイミングかと思いますが、talentbookではどのようなストーリーを読まれましたか?
細田さん:「短期留学」や「地域の課題解決」、「空き家」や「休耕地」のキーワードでストーリーを探してみました。「地域創生──日本の可能性を生み出す仕事」「社会課題への挑戦」の特集があったので、見てみました。その中でもとくに2つのストーリーが気になりました。
2年のつもりが14年!優しさとやりがいが支えた充実の海外生活~海外で働くv.4~DXCテクノロジー・ジャパン
<要約>
・大学時代、夏休みを利用した短期留学で1カ月ほどマレーシアに滞在
・就職を経て、外国語を身につけたいとの思いから以前訪れたマレーシアに再度留学
・当初は2年間の滞在予定が、環境を気に入り、14年以上もマレーシアで働きながら生活を送る
支店勤務から人材活躍施策、地域サポートまで──人との繫がりを大事に歩んだ私のキャリア株式会社 武蔵野銀行
<要約>
・この方が所属する地域価値創造室では、空き家問題、防災、観光振興や移住促進、子ども食堂支援など地域課題をめぐる幅広いテーマで活動している
・人口減少、空き家問題に悩むニュータウンの活性化に取り組んでいるお客様と一緒に、「空き家ツアー」に参加し、空き家活用方法を考えたこともある
──気になるキーワードで検索してみたのですね!気になった2つのストーリーを読んでみて印象に残っていることや、気づきがあったら教えてください。
細田さん:武蔵野銀行さんのストーリーについては銀行は文系の私からしたら縁がなく、ドラマ『半澤直樹』でみた世界だなという印象だったんですけど、記事を読んでいくと地域課題の解決に力を入れているし、私の住んでいる埼玉にあることがわかって。これまで銀行は視野になくて、そもそも調べる機会がまずなかったので、新しい視点を持つことができました。
本当に銀行は盲点でしたね。地域の課題解決や休耕地など、ここまで幅広くやってるのは知らなかったので、すごい勉強になりました。そこからは金融業界を調べてみたいと思うようになりました。ビジネスにおいてお金の動きは大事なので、もっと調べたいですね。
DXCテクノロジー・ジャパンさんのストーリーからは、留学をきっかけに現地の方とのご縁ができて、そのまま現地で働くパターンもあることを学びました。留学先は費用の安さなどの観点で選ぼうと思っていたのですが、自分がそこで50年生きるつもりで、留学先やインターン先を選ぼうという意識に変わりました。ものごとは簡単に決めちゃいけないことだなって思うきっかけになりましたね。
10の選択肢から選ぶよりも、100の選択肢から選ぶ。選択肢と視野を広げるためにtalentbookを活用
──今は、就職活動の準備中だと思いますが、今後もtalentbookを活用していきたいですか?
細田さん:私は今地域の課題解決などの「興味がある方向」と、「自分の得意を生かせるような職種ってなんだろう」という2軸で自分にあったキャリアの描き方や職種、業界、企業の情報を探しています。
経験として数年間、違う職種や、自分に向いている職業に就いてみたらもしかしたら天職かもしれないですし、目標は変わっていくものだと思うので、将来の可能性をたくさん持っているのはいいことだと考えています。
1,000円の中から300円のものを買うことと、1万円持ってるけれど300円のものをあえて買うことは大きく意味が変わると思うので、視野を広げる意味でもtalentbookはいいなと思いましたし、他のストーリーも読んでいきたいです。
──より良いキャリア選びができることを祈っております。本日は貴重なお話をありがとうございました!
※ 記載内容は2024年8月時点のものです
