エンドユーザーと近い距離で開発に携わるよろこび
コネクテッドセンターの立ち上げ初期に、開発メンバーとしてIT部門から異動してきました。今はマネージャーとして、クルマとつながるサービス「スズキコネクト」のモバイルアプリやサーバー、クラウドといった基盤の開発を統括しています。
2017年に始まったコネクテッドサービス事業は、スズキとしては初の取り組みでした。ただ、自動車業界の中では後発で、システム開発について少数精鋭でいろんなことを一挙に進める必要がありました。2021年12月に日本向けにスズキコネクトをリリース。緊急時などのオペレーターによるトラブル対応や、スマホでの車両確認や操作といった便利なサービスが実現しました。その後は、社員や外部のパートナーを増やしながら開発チームの規模を拡大し、システム面でも速いペースでさまざまな機能が追加されています。
私がスズキらしくて良いなと思うのは、現場視点やお客様視点が根強い点です。たとえばアプリ上の操作やボタン表示を検討するだけでも、「この文言で操作が分かりやすいか?」「この大きさで押しにくくないか?」といったディスカッションを日常的に行っています。
お客様の役に立つ製品を。人々の暮らしを豊かにするものづくりを。そんなスズキのフィロソフィーを、開発メンバーにおいても日々感じます。エンドユーザーに直接届くシステムの開発を通じて、ものづくりの醍醐味を実感できる環境です。
自身の経験をエンドユーザーの笑顔のために活かす
大学では情報工学を学び、SIer企業に就職しました。基幹システムの開発・保守に5年携わったあと、異動希望を提出。その後は通信キャリアの大規模システムや小売業のポイントカードシステムをはじめ、様々なお客様の開発業務に5年間従事しました。
自分から異動を希望したのは、より大きな規模で、より先端の技術に触れたいと思ったからでした。携帯電話やスマホ向けのサービスも普及しはじめていたので、世の中で広く使われるシステムを作りたい、と。
エンドユーザーに直接使ってもらうシステムを自分が開発すると考えると、やる気が高まります。次のキャリアではさらに、自社のサービスを開発してユーザーに使ってもらいたいと考えました。それが、スズキにキャリア入社した理由です。
自動車業界の仕事にチャレンジしたのは、モビリティとしてのクルマや、クルマの持つ可能性が好きだったから。当時は日本でもつながるクルマの開発が話題になり始めており、そうした仕事に携われるかもしれない期待もありました。
中でも、スズキの仕事には魅力を感じました。というのも、クルマだけでなくバイクやセニアカーまで、幅広いモビリティ製品をつくっているからです。そんなスズキのIT部門なら、多くの業務や部門と関わるので、様々な経験が積めるかもしれない。さらに、様々な国に拠点があるので、グローバル業務に従事するチャンスがありそうなことも決め手となりました。
入社後IT部門では、幅広い業務を経験しました。複数の案件を同時に進めながら、IT基盤のグローバル統合といった難易度の高いプロジェクトにも検討・構想から主担当として関わりました。そうした経験がすべて、今の仕事に活かされているように思います。
「当たり前」のレベルが高い環境で組織力を高める
チームが大所帯となったといえども、他社のコネクテッド開発チームの規模と比べると人数は少ない方です。つまり、一人ひとりのやることが幅広いですし、サービスの設計や仕様検討の段階から自分たちの意見が反映されやすい環境でもあります。
あわせて、数十万台以上にもなる多くのクルマが同時に接続するシステムなので、安定性やセキュリティ面もシビアに設計・構築する必要があります。ここまで意識する開発の現場は貴重ですし、先進的なクラウド環境や技術を駆使しながら、コネクテッドサービス・システムの在り方をゼロから検討することで得られるものも多いと感じます。
当然ながら、24時間365日サーバーとつながることやセキュリティなどを担保するプレッシャーもあります。システムが止まってはいけませんし、クルマから上がってくるデータをどう活用するか、先々のことを見据えた基盤の整備も必要です。
クルマの未来価値を作るため、さまざまな専門家が集うコネクテッドセンターの開発チーム。加速しつづける世の中の変化に合わせ、私たちのスキルやマインドも底上げし、組織としてのレベルアップを目指していきます。
暮らしやすく仕事もしやすい浜松
スズキへの入社をきっかけに浜松に引っ越しましたが、暮らしやすくて驚きました。家族で出かけられる場所もたくさんあります。
首都圏にも関西圏にも新幹線で1時間半ほどでアクセスでき、各方面のパートナーとの打合せや最新情報の収集には、困ることがありません。生活だけでなく仕事の面でも便利なまちですね。
※ 記載内容は2024年10月時点のものです
