公営競技の枠を超え、お客さまに体験をお届けする。異業界からの人材が集う新組織
公営競技の投票ポータル市場で約20年の歴史を重ねる「オッズパーク」。その強みについて、カスタマーコネクト部で部長を務める松本はこう説明します。
「私たちは地方競馬、競輪、オートレースの3競技を取り扱うインターネット投票ポータルサイト『オッズパーク』を運営しています。業界内にはさまざまな競合が存在していますが、民間ポータルの中でこの3競技すべてをワンストップで取り扱っているのは、オッズパークだけという大きな特徴があります」
その中で、顧客とのつながりをより深めるため新設されたのがカスタマーコネクト部です。
「部内には、『ロイヤリティサービスグループ』と『調達グループ』の2つのグループがあります。ロイヤリティサービスグループは、オッズパーク会員のお客さまに日々のサービスを楽しんでいただくことを一番の目的に、お客さまをはじめ、そのご家族やご友人など幅広い方々に喜んでいただけるキャンペーン特典の企画や体験イベントを企画しています。
一方、調達グループは、毎日開催されているメインのキャンペーン『選べる!もらえる!チケットチャレンジ』の景品開拓や調達、サイト運用を担っています。景品には話題のデザイン家電や、グループ会社である『さとふる』から提供されるお肉や魚、珍味など各地の名産品を豊富にそろえ、何より“オッズパークで”投票したくなる魅力的な仕掛けを一から作り込んでいます」
現在、部には8名が所属。そのバックグラウンドはさまざまだと言います。
「ロイヤリティサービスグループには製薬会社やカード会社、美容業界の出身者がいますし、調達グループも旅行業界や大手アミューズメント機器メーカー出身、美容室向けコンサルタント経験者など、物品調達とは無縁の分野から転職してきた人ばかり。
ただし、データ分析やマーケティングに強いストラテジープランナー、お客さまとの関係構築に向き合ってきたプロフェッショナルなど、それぞれ豊富な経験やスキルを持っています。そうした多様な知見を活かし、日々明るく業務に取り組む活気ある職場です」
各業界から人材が集まるのには、オッズ・パークが大きな変革期を迎えているという背景があります。
「当社は現在、競争が激化する市場の中で、これまで以上に存在感を高めていくことをめざしています。お客さまに選ばれ続けるためには新しいことにチャレンジし続けなければなりません。だからこそ当部署には『なんでもチャレンジしてみよう』と自発的に新しいアイデアを打ち出すマインドを持った人材を重点的に集めています」
野菜や果物から公営競技へ。異業界で培ったマーケティングの知見を新天地で活かす
松本のキャリアは、公営競技とはまったく異なる青果業界から始まりました。
「前職では、青果の流通や熟成加工を手がける会社でトレードマーケティングの責任者をしていました。その後、SBプレイヤーズが立ち上げた農業ビジネス『たねまき』の、日常の食卓に並ぶ農産物をテクノロジーの力で安定供給するというコンセプトに強く共感して転職を決めたんです」
しかし、入社後の歩みは想定外の連続だったと振り返ります。
「当初はプロダクトマーケティングを担う予定だったのですが、セールス部門の強化のため、急きょ別の業務を担うことに。販売管理から数字の組み立てまで担当するうちに、気づけばセールスから販売管理、仕入などを担当する責任者になっていましたね」
前職の知見を活かし、たねまきで実績を積み重ねた松本に、オッズ・パークへの出向という新たな機会が訪れます。
「専門外の分野への突然の打診に驚きましたが、会社は私に新たな役割を期待してくれているのだろうと光栄に感じました。こんなに自分を求められることなんて人生のうちにそう何度もないですから。
また、以前からオッズ・パークのマーケティング部長と一緒に仕事をしてみたいと思っていたことも大きかったですね。『まずは飛び込んでみよう』と挑戦を決意しました」
着任当初は、扱うプロダクトのギャップに戸惑うこともありました。
「これまで野菜や果物しか扱ってこなかったので、公営競技の投票ポータルサイトと言われてもまったくの畑違い。『本当に大丈夫だろうか』と自問自答する日々でしたね。
ですが、扱うものが変わっても、お客さまに真摯に向き合いサービスを提供するという基本は同じです。マーケティング部とサービス統括部という2つの異なる現場を経験してお客さまの属性やサービスの仕組みへの理解を深めながら、常に激しい競争が求められる青果業界で培った『他社との優位性をどのようにつくり、ポジションを獲得するか』という考え方を愚直に適応させていきました」
大きな挑戦でしたが、この場所だからこそ得られた確かな手応えがあると松本は言います。
「社会人経験25年を経てなお、多様な人材と関わり、新しい分野を知ることができたのは貴重な経験でした。また、公営競技という大きなマーケットで驚きと責任を感じながら、ビッグビジネスならではのダイナミズムを味わっています」
組織の立ち上げ期だからこそ、働きやすい環境を。会社と社員の対等な関係性
公営競技やオッズパークでの経験を重ねていった松本が直面したのは、競合の台頭による市場の激変でした。
「オッズパークは、公営競技の投票を楽しんでいただくためのサービスですが、私たちはそれだけにとどまらず、オッズパークを通じて、さまざまな楽しさや新しい体験をお届けしたいと考えています。
たとえば、オッズパークで遊んでいただくことで、日本全国のおいしいものや、その土地ならではの魅力を知っていただく。あるいは、公営競技場での観戦体験を通じて、『実際に競技場へ行ってみたい』と思っていただく。そうした、投票の先にある楽しさまで提供できるサービスをめざしています。
その実現に向けて、SBプレイヤーズグループの経営資源や、さとふるが培ってきた地域産品に関する知見を活かし、お客さまが好きな景品を選べるキャンペーンや、特別な体験につながる企画を展開してきました。お客さまとオッズパークとのつながりをさらに深め、サービスを通じて地域の魅力や公営競技の新たな楽しみ方を届けていく。その役割を担う組織として、新設されたのがカスタマーコネクト部です」
会社の命運をも担う新組織のリーダーに抜擢された松本。しかし、そのマネジメントスタイルはきわめてフラットです。
「私はただ、どうすればメンバーみんなに気持ちよく働いてもらえるかに注力しています。モチベーションなんて他人から与えられるものではないですよね。だからこそ、彼らが力を発揮しやすい環境を整えることに徹しています」
メンバーが主体的に動けるよう、日々のコミュニケーションで心がけていることがあると話します。
「ミーティングでも1on1でも、常に話しかけやすく、相談しやすい雰囲気をつくるよう意識しています。そして、相談を受けた際は相手の話に耳を傾けた上で、丁寧に噛み砕いて言語化し、『これって何のために、誰のためにやるんだっけ?』『最終的な目的はどうなることだっけ?』と問いかけ、私がすぐに答えを出すのではなく、目的や課題を一緒に整理し、本人が次の行動を考えられるようにすることを大切にしています」
立ち上げ期のタフな状況下で奮闘するメンバーを気遣いつつ、松本の視線は彼らの未来を見据えています。
「立ち上げ期のため、正直、業務が立て込むことも少なくありません。だからこそ、メンバーが仕事に集中できるよう、職場の問題は徹底的に排除したいんです。私は、雇用側と社員は常に対等な関係であると考えています。
メンバー、とくに若い世代には、将来いつか新たな環境にチャレンジする時に、どこに行っても戦える、引く手あまたな人材になってほしい。胸を張って自分の実力を語れるようになって、人生の選択肢を広げてほしいと願っています」
お客さまの笑顔を原動力に顧客理解を深め、会社全体を動かす組織へ
カスタマーコネクト部として歩みを進める中、松本はすでに確かな手応えを感じています。
「ロイヤリティサービスグループでは、開催するイベント会場などでお客さまと直接お会いする際に『キャンペーンで貯めたチケットでうなぎが届いて嬉しかった』といった生の声を聴ける喜びがあります。
調達グループでも、SNS上で『ビールが50箱も届いた!』『今日は肉パーティーです』など、楽しそうな写真付きのポジティブな反響が見られます。自分たちの仕掛けた景品や体験が、ダイレクトにお客さまの喜びと数字に跳ね返る実感が一番のやりがいですね」
こうしたお客さまの笑顔を原動力に、松本は組織の未来図を明確に描いています。
「ロイヤリティサービスグループでは、お客さま一人ひとりに対して『この方はどんな食べ物やスポーツがお好きで、どんなことをすると喜んでくださって、反対にどんなことは好まれないのか』というところまで顧客解像度を上げることを目標にしています。
調達グループでは、私たちが企画・運営するキャンペーン企画によって、売得(一般の小売業における売上)やシェア、利益といった数字を直接動かせるようになりたい。『あの景品が欲しいからオッズパークで投票しよう』とお客さまに思っていただくことで、会社全体が一喜一憂するくらいの主軸組織へと進化させられたら嬉しいですね」
そんなカスタマーコネクト部の新たな仲間に、松本が期待するものはシンプルです。
「自分で考え、自分で動く『自律自走』ができる方です。環境に依存するのではなく、どれほど小さなことでも、自分の考えを発信し、アウトプットを出せる方に来ていただきたいです。それが最も、会社のためにも本人のためにもなると考えています。
そのために私は責任をもって、皆さんが活躍できる環境を整えます。業界未経験でも、自分の力で走り、市場価値を高めたいという挑戦心がある方なら私たちは全力で歓迎します」
フラットで誠実なリーダーのもと、自律自走のプロフェッショナルが集うカスタマーコネクト部は、お客さま一人ひとりとのつながりを深めながら、これからもオッズパークの新たな未来を切り拓いていきます。
※ 記載内容は2026年7月時点のものです
