ものづくりの楽しさに目覚めた原体験
子どもの頃の私は、人前に立つことを楽しんでいて、周囲と一緒に動くことが大好きな子どもだったんです。小学生の頃は、授業前後の号令係を任されたり、マーチングバンドでは楽器リーダー、運動会では応援リーダーなど、前に立って声を出す役割をよく務めていました。場の雰囲気を盛り上げることに楽しさを感じていたことを、今でも覚えています。
そんな私には、もう一つ夢中になっていたことがありました。それが図工です。手先を動かして何かを作ったり、絵を描いたりする時間が本当に好きで、自分の考えを形にすることに大きな楽しさを感じていました。とくに印象に残っているのは、小学4年生の図工の授業でのことです。固めたタオルを使って自由に作品をつくる課題があったのですが、形や表現に決まりがない中で、「人の目に留まるものを作りたい」という思いが強くありました。自分なりに工夫を重ねて制作した作品が入賞し、先生や親から褒めてもらえたときの喜びは、今でも忘れられません。
中学に入ると、運動神経を鍛えたいという理由で何となく始めたハンドボールに打ち込むようになりました。小学校から高校まで7年間、継続して取り組んだハンドボールは、私にとって大きな財産となりました。続けるうちに、できなかったプレーができるようになる瞬間や、試合でチームに貢献できる場面が増えていきました。努力が形になることにやりがいを感じ、それが継続する力になったのだと思います。
振り返ってみると、子どもの頃から細かい作業やものづくりが好きで、集中して取り組むことにやりがいを感じていました。この経験が、今の私の仕事につながっているのだと思います。コツコツと作業を積み重ねる製造業に魅力を感じ、この分野で働きたいと思うようになったのは、こうした原体験があったからなのです。
「人の健康を支える」という軸が導いた参天製薬との出会い
就職活動を始めた時、私が最も大切にしていたのは「人の健康を支える仕事であること」という軸でした。どんな業界でも、どんな職種でも、自分の仕事が誰かの健康や生活の質の向上につながっていることを実感できる環境で働きたいと考えていました。その思いを胸に、さまざまな企業を調べていく中で出会ったのがSantenでした。
Santenについて調べていくうちに、眼科領域に特化し、人々の視力や日常生活を支えている企業という印象を強く持つようになりました。世界中の人々が「見る」を通じた幸せを実感できる製品を提供している企業であることに、大きな意義を感じたのを覚えています。
入社を決めた最大の理由は、世界中で使われる製品に自分の仕事が関わり、それが品質という形で評価される点でした。製造オペレーターの仕事は、表舞台に立つような華やかな仕事ではありません。しかし、自分が関わった製品が誰かの生活を支えている、そのことに誇りを持てる点に強く惹かれました。また、会社の規模や安定性も魅力的でした。長く働き続けられる環境で、着実に技術を磨いていきたいとの思いもありました。
入社後は、会社の基本理念や価値観・行動原則、安全・品質に関する研修を受けました。医薬品を扱う責任の重さと、手順を守る大切さをしっかり学べる研修内容で、この業界で働く覚悟を新たにしました。その後、現場での作業を通じて実際の業務を覚えていくことになります。こうして、私のSantenでの歩みが始まったのです。
ミスから学んだ品質管理の重さと、成長を実感する日々
現在、私は製造部門で包装業務を担当しています。日々の業務では、SOP※を遵守することを前提に、製品名・ロット番号・使用期限などの表示事項の確認、トラブルによって停止した機械の復旧対応、そしてロット切り替え時の資材の取り違えがないかなどの点に注意しながら作業を進めています。特定の役職はありませんが、包装工程において手順遵守と正確さを徹底し、異常や違和感があればすぐに報告・相談することで、チーム全体で品質を守る役割を意識して業務に取り組んでいます。
※SOP:特定の業務や作業を行う際の標準的な手順を文書化したもの
この仕事で大きなやりがいを感じたのは、製品を安定した品質で製造するために、設備や工程の条件を検討・設定する業務を担当したときです。設定根拠を理解し、それを説明できる力を得ることができたとき、自分の成長を実感し、深い達成感を覚えました。学生時代は「やるべきこと」を中心に取り組んでいましたが、現在は業務の背景や目的を考え、「なぜこの条件が必要なのか」「どんな理由でこの設定なのか」を理解したうえで業務を進めるようになりました。ここは、自分自身が大きく成長した点だと感じています。
一方で、忘れられない失敗もあります。使用期限の入力ミスをしてしまった経験です。作業に慣れてきた時期で、思い込みから確認が不十分だったことが原因でした。幸い先輩がミスに気づいてくださり、修正できたため大事には至りませんでしたが、この経験から慣れによる油断が確認不足につながるということを痛感しました。日常的に行っている作業であっても、「いつも通り」という意識から確認を省いてしまうと、見落としとなる可能性があります。一つの入力ミスが大きく影響しかねないという責任もあらためて認識しました。それ以降、作業に慣れている場合でも「慣れているからこそ注意する」という意識を持ち、入力後の再確認を必ず実施することを徹底しています。
入社してから現在まで、任される業務が増えるにつれ、自分の仕事への姿勢や責任意識は大きく変わりました。一つでも多くの業務を自立して対応できるようになりたいという思いは、入社当初と比べて明確に強くなっています。まだ未熟な点は多いと認識していますが、今後も経験を通して知識や対応力を積みながら、着実に成長していきたいと思っています。
自立と信頼をめざして、仲間と共に成長していく未来へ
私は短期的な目標として、包装業務について先輩のフォローに頼らず自立して対応できるようになりたいと考えています。そのためには、日々の業務の中でわからない点や判断に迷った点をそのままにせず、先輩に確認した内容を自分なりに整理し、次に活かすことが必要だと感じています。さらに、ミス事例や注意点を意識的に振り返り、同じことを繰り返さないようにすることも、自立につながる大切な努力だと考えています。
中長期的には、包装の現場を深く理解し、業務内容や手順、注意点について何を質問されても的確に答えられる人材になることを目標としています。今の段階で曖昧な部分を一つずつ解消し、疑問を放置しない習慣をつけることで、知識量が大きく増え、信頼される包装のプロへと成長していきたいと考えています。
Santenの大きな魅力は、若手社員に対してさまざまな経験の機会を与えてくれる点であると感じています。年次や経験に関わらず、個々の理解度や成長段階に応じて新しい業務に挑戦できる環境があり、着実にスキルを身につけられます。また、努力や成果が正当に評価される風土があり、実力に応じてキャリアアップが可能な環境であることも大きな魅力です。
入社を検討している方には、ぜひこのことをお伝えしたいと思います。Santenには、上司が若手社員一人ひとりの成長をしっかりと見て、挑戦の機会を与えてくれる環境があります。わからないことや不安なことがあっても、周囲がフォローしてくれるため、安心して業務に取り組むことができます。最初は不安に感じることもあるかもしれませんが、「成長したい」「仕事を任される存在になりたい」という思いがあれば、それを実現できる職場です。
今後も、現在の先輩や同僚のように、チーム全体の雰囲気を大切にしながら業務に取り組める方と一緒に、働きたいと思っています。互いに支え合いながら働ける方と一緒に成長していきたいです。
