リアルソフトのシステム部、出口です。
どこで聞いたかまったく思い出せないのですがこんなフレーズを聞いた記憶があります。
「夢を実現するためには、今自分がやるべき仕事を全力でやった方が良い。自分の夢に関係ない仕事だからやらない、なんて思わず目の前にある仕事を全力でこなしなさい。 必ず夢に役立つから」
「最短」と思っている近道が本当に最短かはわからない
私はもともと、対話型鑑賞を普及するために、美術館の学芸員になりたいと考えていました。
対話型鑑賞は、よくアート鑑賞の手法として用いられます。ザックリ説明すると美術の知識をもとにするのではなく、その場で抱いた感想や想像をベースに対話を行う手法のことです。
つまり、作品の背景や技法、作者の生涯といった情報を抜きに、作品に向き合うのです。“正解のない問題・テーマと向き合うこと”とも言えます。実際、教育の現場などに導入された事例も数多くあります。
そんな美術領域に興味を持っていた私でしたが、その後入社したのは、IT業界に位置するリアルソフトでした。「自分自身が対話型鑑賞について真剣に考えるためには、もっと世の中のことを知ってからの方が良いかも?」と考え直したことが、その方向転換の背景にあります。
私自身、当時は全然関係のない分野だと思っていましたが、実際に飛び込んでみると、仕事の中のあらゆる場面で「正解のない問題・テーマ」と向き合うことになりました。社内教育、後進育成、経営課題解決、プロジェクト運営、etc……。
遠回りしようと思って選んだ道が、実は近道だったかもしれないなと感じています。
関係ない・不要だと思ったモノが、夢を実現するために重要な要素かもしれない
IT企業に就職する前は、「パソコンのことが理解できればいい」 「システム開発に必要なコーディングスキルがあればいい」と考えていました。
しかし、システムを開発する中で 「システムを使うのは人(お客様)なので、システム開発を通してお客様と向き合うのが、自分の本当にやるべき仕事だ」と考えるようになりました。
そうした考え方の変化から気づいたのが、“ある題材・テーマを通して、目の前の人と向き合う”という意味では、システム開発と対話型鑑賞がよく似ているということ。 むしろ、システム開発に限った話ではなく、どんな仕事でも言えそうですよね。
そして「対話型鑑賞の本質に芸術は不要かもしれない」 と考えるようになりました。どこにいても対話型鑑賞の練習ができるのだと。
この気づきを得られたのは、対話型鑑賞とは関係のない仕事にも、意欲的に取り組んでいたからです。
そしてそれは、まさに以前聞いた言葉──「夢を実現するためには、今自分がやるべき仕事を全力でやった方が良い。自分の夢に関係ない仕事だからやらない、なんて思わず目の前にある仕事を全力でこなしなさい。必ず夢に役立つから」の体現そのものでした。
意味がないことなんて、本当はないのかもしれない
IT企業に就職したことも、システム開発に取り組んだことも、今の私には意味のある出来事です。
自分にとってつまらない、不要だと感じることでも一度やり遂げてみることが大切だと実感しています。見えている側面だけで、関係ない・不要と切り捨てるのはもったいないことです。
これから先、自分が本当にやりたいことを見つけて実現できたときにも、この言葉をあらためて振り返ってみようかなと思います。 みなさんも、自分の受け止め方を少し変えるだけで見え方が変わるものがないか探してみてください。 毎日が少し楽しくなるかもしれません。
