マネジメントへの熱意を胸にSVへ転身。「困難を楽しめる人」たちに惹かれ入社を決意
──現在の業務内容について教えてください。
現在は、クライアントの経理・契約周りの業務を担当しています。プロジェクトは全体で10名、SVが2名という体制です。主な役割は、メンバーのマネジメントと、クライアントの要望をヒアリングして実務へ落とし込むこと。現在はオペレーションの構築ができてきたので、習熟度を上げ、チーム全体の底上げを図るフェーズに入っています。
──これまでのキャリアと、リクルートスタッフィングのSV職を選んだ決め手を教えてください。
1社目はアパレル業界で、店長として長く店舗運営に従事していました。そこでは、チーム一丸となって目標を達成するチームビルディングに魅力を感じていました。
とくに、新卒で入社した後輩に仕事の楽しさを伝えたり、中堅スタッフと「次の課題や目標」を一緒に考えたりと、個人の育成に強いやりがいを感じていたんです。その後、人材業界の会社での一般事務や、小売業界の会社での総務を通じてバックオフィス全般の経験を積みました。
転職活動では、「マネジメントができること」を第一の軸に据え、これまでの経験が活かせる人材業界や、興味のあった人事領域を中心に探していて、リクルートスタッフィングのSV職に出会いました。
最初はイメージが湧かず漠然と自分には難しいのではないか、と思っていましたが、面接でさまざまなお仕事やプロジェクトがあると知り、これまでの事務や総務の経験を活かせる仕事の延長としてイメージが湧いたんです。
最終的な入社の決め手は、選考過程で触れた「人」の魅力でした。現役のSVの方から直接お話を伺う機会があり、大変だった経験も伺いましたが、総じて皆さんとても楽しそうに仕事をされていて、困難な状況も前向きに捉え、チームで乗り越えていく姿勢を感じました。
この環境であれば、自分もポジティブに働き、挑戦を楽しめるはずだと確信し、入社を決意しました。
入社直後に直面した体制構築の壁。「仕組み化」と周囲の支えで乗り越えた日々
──入社して配属されたプロジェクトでは、どのような壁にぶつかり、それをどう乗り越えましたか。
配属されたプロジェクトは、ちょうど業務体制を再構築するフェーズだったんです。まずは業務を安定して滞りなく進める必要がありました。自ら実務を担い、実態を把握した上で、属人化を排除し、誰もが安定して対応できる仕組みの構築を目指しました。
具体的には、まず各自の頭の中にある知識をすべて外に出し、マニュアルやFAQを作成して誰もが見える状態にしました。とくに効果が大きかったのは、手作業に頼っていた経理業務のツール化です。アナログな作業を、Excel関数に置き換えました。ツールを導入したことで、メンバーからも「とても楽になりました」と喜ばれましたし、工数削減はもちろん、品質の担保や人的ミスの削減にも直結しました。
また、クライアントへの報告体制も仕組み化し、「この指標と基準を維持できれば業務が回る」という基準を可視化して定期レポートとして報告するようにしました。その結果、クライアントから「業務の基準を明確に言語化していただき、とても安心できました」と感謝の言葉を頂いた時は本当に嬉しかったです。
こうした目の前の課題に必死に取り組む中、支えになったのは周囲の存在です。後から着任したもう一人のSVやプロジェクトマネジャー、さらには他部署のSV・支援SV(*1)など、多くの人が手を差し伸べてくれました。
*1.支援SV:他のプロジェクトの支援や後輩SVを支える役割
課題を解決するのは現場にいる自分たちですが、皆さんに状況を聞いてもらったり、共に解決へのプロセスを歩んでもらえたりしたことが、本当に大きな支えになりました。そして何より、現場のメンバーからの「自分でできるところは協力します」という声に勇気づけられました。決して一人ではなく、チーム全員で作り上げ、乗り越えられた試練でした。
持続可能で安定した運営体制を作り上げた一連の成果は社内でも高く評価され、表彰を受けました。プロジェクトのメンバーや関係者はもちろん、サポートしてくれた方々に、恩返しの報告ができた瞬間でもありました。
困難に向き合って得た「俯瞰力」と「柔軟性」。メンバーの手紙が教えてくれたこと
──入社してから、ご自身が成長したと感じるポイントについて教えてください。
大きく2つあると感じています。
1つめは、「俯瞰力」です。支援SVとして他のプロジェクトを外から見た経験も大きいですが、担当した自分のプロジェクトが一筋縄ではいかない状況の中で業務を理解し、仕組み化に向き合ったからこそ、業務全体を見渡し、要点を見極める目が養われました。
この経験から、現在はSVとして業務を俯瞰して捉え、徹底して属人化をなくしていくことを大切にするようになりました。
2つめは、「柔軟性」です。これは、実務をメンバーへ移行していく過程で、戸惑いや業務に対する価値観の違いに直面した経験から得たものです。当時、移行自体はどうにか進んだものの、私の中には「もっと対話を重ね、背景を丁寧に伝えるべきだった」という反省が残りました。
アパレル企業で働いていた頃は「中長期的な個人の成長」を軸にマネジメントをしていましたが、現在の職場では多様な価値観や働き方を選択しているメンバーと協働します。それぞれの背景やめざす姿が異なる中で、これまでの自分のアプローチとの間にギャップがあったのだと気づきました。
こうした葛藤の中で、とくに印象に残っている出来事があります。当時、業務移行に戸惑いを感じていたメンバーが、別のプロジェクトへ異動した後に手紙をくれたんです。そこには、「当時は見えていない部分もありましたが、今なら状況が理解できますし、もっとうまく協力できたと思います」といった言葉が綴られていました。
当時はメンバーとの向き合い方について大きな壁を感じて悩みましたが、数年越しに気持ちが通じ合い、自分のやってきた方向性は間違っていなかったのだと実感できました。
この経験を通じて、自分自身の考えを押し付けるのではなく、相手の状態に合わせて柔軟に対応できるようになりました。新たな挑戦を求める方にはその機会を、安定的な働き方を望む方にはその希望を尊重したサポートを行うなど、選択肢を広げる視点が身についたと感じています。
安心して挑戦できる環境で、人の変化や成長に寄り添う存在へ
──リクルートスタッフィングで働いて感じる魅力について教えてください。
成果を賞賛する文化はもちろん、日常的に言葉を受け止めてもらえる「心理的な安心感」があることです。
私の上司にあたるマネジャーは複数のプロジェクトを抱え多忙を極めますが、現場が大変な時期には直接足を運び、力になってくれました。マネジャーの「現場を担うSVからの連絡は、最優先で対応する」という姿勢にも支えられています。多忙な中でも、どんな時でもちゃんと受け止めてもらえるという安心感がありますね。
また、組織としてのサポート体制が着実に整ってきている点も魅力です。私が入社した頃と比べても、研修制度やメンター制度などがさらに充実しており、周囲に相談しやすく頼れる環境がより一層整ってきていると感じます。
──最後に、今後の目標や挑戦したいことをお聞かせください。
直近のミッションは、「SVが変わっても継続的にクライアントに安心していただける状態」を完成させることです。そのためにも、クライアントとのコミュニケーションを密に取り、業務の仕組みを整えることを大切にしています。定例会を設けて期待値を丁寧に擦り合わせ、話し合った内容はログとして双方で見られる環境に蓄積し、スムーズな連携を図っています。
こうした取り組みの中で、現場を牽引してくれていたメンバーが「私も将来、長野さんのようなマネジメントをする立場になってみたい。仕組みの力でメンバーが安心して仕事をできるような役割を目指したいです。」 と言ってくれた事がすごく嬉しかったです。
日々の大変さを間近で見てきた立場から、そうした言葉をもらえたことに、私自身とても支えられましたし、人の挑戦や成長に寄り添えることこそが、SVという役割の大きなやりがいなのだと改めて感じました。
今後は、現在の経理領域に加えて、もともと興味のあった「採用」領域のプロジェクトにも挑戦してみたいと考えています。また、他のSVを支えられる存在として、これまでの経験を還元していくことや、キャリアに悩むメンバーに伴走するなど、人の変化や成長に寄り添う役割をさらに深めていきたいです。
