化粧品販売の現場で人を育て続けた私が、納得感を持って選んだSVという道
──現在の業務内容と、そこに至るまでのキャリアについて教えてください。
現在は、防災設備メーカーのプロジェクトにSVとして携わっています。データの照合やチェック、その後のフィードバックや修正作業まで一貫して任せていただいています。
これまでのキャリアを振り返ると、新卒から一貫して化粧品小売の世界に身を置き、販売員から店長、そして複数店舗を統括するエリアマネジャーを経験してきました。 やりがいの中心にあったのは、自分が教育に関わった新入社員たちが「店長に挑戦したい」と自らステップアップしていく姿を見届けること。 自分の実績よりも、チームとしての成果や仲間の成長を支えるプロセスに、喜びを感じていたのです。
しかし、エリアマネジャーとして責任が重くなるにつれ、働き方に対する課題も浮き彫りに。 店舗は365日稼働しているため、休日であっても現場から絶えず連絡が入ります。 すべての連絡に対応していましたが、次第にオンとオフの境界線が曖昧になり、心身ともに休まらない日々が続き、「この働き方を定年まで続けていけるだろうか」と考えたことが、転職の大きなきっかけとなりました。
──数ある企業の中で、リクルートスタッフィングを選んだ決め手は何でしたか。
転職活動の軸に据えたのは、「人と深く関わる仕事」でありながら、組織として「オンオフのメリハリをつけられる環境」であることでした。 リクルートスタッフィングのSV職は、これまでのマネジメント経験を活かしつつ、新しいフィールドで仕組み作りに携わることができる点に強い魅力を感じました。
最終的な決め手は、面接です。 最終面接の場で、担当者から「ぜひ一緒に働きたい」とその場で嬉しい言葉をもらって。 自分のこれまでの歩みや対人スキルを評価してもらえたことが純粋に嬉しく、「この人たちと働きたい」と確信して入社を決めました。
手探りの立ち上げ期、コンシェルジュサービスに支えられ掴んだ“自ら動く力”
──SV職に就いてから、大変だったことはありましたか。
入社後、 配属されたのは業務開始を控えた新規プロジェクトの立ち上げ期でした。 会社のルールもクライアントの業務詳細も十分に把握できていない状況での構築は大変でしたね。 クライアント自身もBPOの導入が初めてという状況だったため、「なにをどこまで任せればいいのか」という戸惑いがお互いにあり、正解が見えない霧の中を歩くような感覚でした。
──その困難をどのように乗り越えられたのでしょうか。
大きな支えとなったのが、リクルートスタッフィング独自の「コンシェルジュサービス」。 実務のなかで生じる細かな疑問や、多忙なマネジャーには聞きにくい基本的なルールを、研修担当の方が裏方としてリアルタイムでサポートしてくれる仕組みです。 この「1人ではない」という安心感があったからこそ、目の前の課題に集中することができました。
しかし、環境以上に重要だったのは自分自身のスタンス。「わからないことは、その場で解決する」という能動的な姿勢を徹底しました。 立ち上げ期において、待っていても時間は過ぎるだけ。 たとえ「こんなことも知らないのか」と思われるリスクがあっても、不明なまま進めて後からトラブルになる方がはるかに怖い。 そう割り切り、勇気を持って周囲に質問を投げかけ続けました。
自分から動いて情報を掴み取りいく。 SVの仕事は、与えられたことをこなす受動的なものではなく、自ら動いて「最適なフローを構築する」能動的な仕事なのだと、身をもって学びました。 この経験を通じて、精神的なたくましさと、不確実な状況を動かしていく推進力が備わったと感じています。
気持ちに寄り添い、敬意を持って信頼を築く。真のパートナーになれた瞬間が喜び
──SVの仕事において、どのような瞬間にやりがいを感じますか。
クライアントの方々と、真のパートナーになれたと実感できた時です。 今回のプロジェクトでは、長年その業務を支えてきた社員の方から業務を移管する必要がありました。なかには、移管に対する不安をお持ちの方もいたので、お気持ちを受け止め、敬意をもって接することを心がけました。
例えば、ベテランの方に対し、積極的に相談をもちかけるなどをし、教えを請う姿勢を貫いたのでした。 相手の言葉をそのまま受け取るのではなく、表情やしぐさからその裏にある気持ちを読み取ること。 販売職で培った観察力を駆使し、1人ひとりの心に寄り添うことで、次第に信頼の土壌を耕していきました。
こうした粘り強いコミュニケーションが実を結び、着実にプロジェクトは進展しました。 象徴的だったのは、他拠点でクレームが発生した際、急遽私たちのチームにチェックの依頼が舞い込んだことです。
この件をきっかけに、担当の方が「東京ではこういうチェック体制を整えている」と他の支店へ周知する機会を作ってくれました。「BPOを活用することで組織に余力が生まれ、品質も上がる」という価値を社内に広めるきっかけになれたことは、SVとして大きな自信とやりがいにつながりました。
──SVを経験するなかで、成長したと感じるポイントはどこですか。
以前は「人の成長」という視点が中心でしたが、今は「プロジェクト全体を俯瞰し、いかに価値を最大化するか」という広い視野が身についたと感じています。 具体的には、チームリーダーを根気強く支え、ほかのスタッフの方の育成までを視野に入れた体制作りや、日常的なやり取りを通じたクライアントとの深い意思疎通など、マネジメントの核となる力が実体験として磨かれました。
また、緊急の依頼に対しても現在のリソースを的確に把握し、納期を調整しながら組織としての余力を生み出す判断力も備わってきました。 単に業務を回す受動的な立場ではなく、自らの主体的な動きによってプロジェクトの可能性を広げていく。 そうした攻めのマネジメントを経験できていることが、自分にとって大きな成長実感に繋がっています。
相手と向き合う、信頼を築くために大切にしている前向きな姿勢
──仕事をするうえで、大切にしていることを教えてください。
「関わる人は大切にしていきたい」という思いを常に持っています。 共に働いているスタッフの方々も、クライアントの方々も、同じチームの一員として大切に接していきたい。
また、クライアントとの関係構築において特に意識しているのは、「円滑な連携のために、自ら積極的にコミュニケーションを行う」姿勢。心理的な距離があるままでは、本来必要な議論が滞り、プロジェクトの停滞を招くことにもなりかねません。
そのため、初期段階での対話を重視し、お互いの価値観を尊重しながら一歩ずつ信頼を積み上げていくよう努めています。
クライアントとの関係が良好になれば、仕事はもっとスムーズに、楽しくなるはず。 1日の大半を占める仕事ですから、苦しみながら取り組むよりも、自ら動いて環境を整え、楽しんで向き合ったほうが、周囲にも良い影響を与えられると信じています。
──リクルートスタッフィングの魅力と今後の目標について教えてください。
「フラットな関係性と、手厚いサポート体制」です。 マネジャーの方々とも非常に話しやすく、日常的な雑談から困りごとの相談まで、壁を感じることなくお話しできる環境は大きな魅力です。 また、1人で抱え込んでしまいそうな時でも、必ず手を差し伸べてくれる体制があるため、孤独感を感じることなく前を向いて仕事に取り組めます。
SVとしての経験を土台に、次のステップであるPM *1 を目指しています。 現在は、今のプロジェクトで自分ができることを広げつつ、将来的に複数のプロジェクトを統括できるような広い視野を養いたい。 前職のエリアマネジャー経験を活かしつつも、多岐にわたる業種や目標に対応できる真のマネジメント力を身につけていきたいです。
*1.PM(プロジェクトマネジャー): 複数プロジェクトの全体管理やSVのマネジメントを担う
リクルートスタッフィングは、自ら「こうしたい」という意志を持って動く人に対し、チャンスを提供してくれる場所です。 販売職で培った「人を見る力」や「ニーズを引き出す力」は、クライアントとの関係構築において強力な武器になります。 これからも能動的な姿勢を忘れず、現場のスタッフやクライアントと共に、前向きな挑戦を続けていきたいです。
