バックオフィスからSVへ。多様な就業機会を創出する理念に共感
──現在の具体的な業務内容と役割を教えてください。
審査業務や通信系企業の購買管理の事務など、複数のプロジェクトでSVを務めています。現在は委託された総務系業務のプロジェクト運営・効率化のご提案やスタッフの就業管理に携わっています。 具体的には、クライアントがコア業務に集中できるよう時間を創出することや属人化脱却のため、業務を巻き取って標準化を推進します。同時に、スタッフの困りことを把握し、安心・安全に働ける環境を整える管理者としての役割も担います。
リクルートスタッフィング内に情報共有し関係部署の協力を仰ぎ、ツール展開、ナレッジ共有する横のつながりを作ることもSVの重要な役割だと考えています。
──複数のプロジェクトを並行して進める上で工夫していることはありますか?
誰にとっても話しやすい人であることを大切にしています。スタッフやクライアントが安心して相談できるよう、言葉選びや対峙する姿勢に気を付けています。
業務を巻き取りフロー化して周知する段階や効率化を行う上で、SVも実務や業務理解が必要となるものの、抱え続けてしまうことは兼務の足かせになり、対応スピードやご提案に影響が出てしまいます。そのため、現場でイレギュラーなことが起きれば喜んで対応する一方で、ルーティン業務は極力スタッフに任せ、活躍を見守る立場に回るよう工夫しています。
──前職から、なぜリクルートスタッフィングのSV職に転職しようと思われたのでしょうか?
直近の職場でバックオフィスとして業務効率化に取り組んだ経験があり、その経験を活かして社会貢献がしたいと考えたのが、SV職を選んだ理由です。 その上でリクルートスタッフィングへの入社を決めたのは、「さまざまな環境の方に多様な就業機会を創出する」という理念に強く共感したからです。介護や育児、ご病気など、フルタイムで働くことが難しい方にもフィットするお仕事をご提案できることは、非常に社会的意義が高いと感じました。誰かのためにアクションを起こすことが好きな性分にも合っていると思い、入社を決意しました。
入社1ヶ月で直面した壁。先輩からの「フラットでありなさい」という金言
──入社してSVの業務を始めた当初、ぶつかった壁やギャップはありましたか?
プロジェクト内でミスが起きたり相談を受けたりした際、一方に寄り添いすぎてしまい、偏った舵取りになることもありました。SVとしてあるべき立場からぶれないようにしつつ、謙虚さも忘れてはならない。このバランスを保つことの難しさがSVになって直面した壁でした。
──そこから、どのようにして壁を乗り越えていったのでしょうか?
人の意見を聴こうとしすぎるあまり、主体性がなくなる。そんな自分を見かねて、当時の先輩が声をかけてくれました。「大丈夫だよ」という優しい慰めではなく、「フラットでいなさい。誰からも好かれようと思わないように」と諭されたのです。自分自身の弱さを見透かされたようでハッとしました。正しく判断するためには、フラットな姿勢の大切さを教わりました。この言葉は仕事だけでなく、自身にとっての指針となりました。
トラブルが起きて動揺しそうになっても、フラットな思考に自分を持ち込み、確認すべきことを見極めるようにしています。 たとえばシンプルな入力ミスが起きた時も、原因を見逃さず、ツールに頼るべきか、指差し確認の仕組みを作るべきかと、ミスが起きやすい状況を改善することに目を向けます。スタッフ、クライアント、そしてリクルートスタッフィングにとってのベストを創造するために、一度冷静になる努力を続ける。日々の繰り返しが力になります。
クライアントの悲願を実現。受け身では得られない達成感と成長実感
──SVの仕事にやりがいを感じるのはどのような瞬間ですか?
ご依頼にしっかりお応えできた時や、その人らしさや強みを活かす関わり方ができたという手応えを感じた時に、とてもやりがいを感じます。 たとえば、クライアントの担当者様が多忙な時、「未整備の業務でも、こちらでそのまま引き受けて業務フローから整えます」とご提案します。そうすることで、担当者様の時間を創出し、また、スタッフとも協議しながら業務を進めることでスタッフ自身も「自分の意見が反映された」という満足感を得られます。こうしたプロセスを経て、「任せてよかった」とお声掛けいただけた時は本当にうれしいですね。起承転結のすべてを受け止められる、手応えのある仕事だと思います。
──印象に残っているプロジェクトのエピソードを教えてください。
あるクライアントの総務担当者様から、社内向けの総務ホームページがあれば問い合わせが減るはずだと着任以来ずっと考えているものの、無理だと諦めているというお悩みを伺った時のことです。 私にホームページ作成の特別なスキルがあったわけではありませんが、コンテンツの提供や更新作業はこちらで巻き取るのでぜひ実現させましょうと、自ら解決策を提案しました。スタッフと協力しながら、FAQなどを含めた構成をゼロから考え、結果的に悲願だったホームページを立ち上げ実用化できました。閲覧数も確認できるようになり、質問が多い箇所をさらに足すなど改善が進み、結果的に他の担当者にも「うちも作ろう!」と良い影響が派生しました。諦めずにアクションを起こして本当に良かったです。
──SVを通じて、ご自身の成長を感じるポイントはどこにありますか?
「自分の弱点」と向き合い、それをプロジェクト運営に活かせるようになったことです。 これまで、勢い任せの苦い経験がたくさんありました。しかし今は、多くの失敗を経験してきた自分だからこそ、どこでつまずきやすいかを予測して改善の仕組みを作れます。自分の弱さを理解し、それを補う仕組み化ができるようになったのは、SVとしての成長につながっていると思います。
“三方よし”の精神で信頼される存在へ。自分も含めて人が活かされる場所
──大切にしている価値観と今後の目標について教えてください。
私が大切にしているのは「フラットであること」と「三方よしになっているか」を常に確認することです。
スタッフの成長や活躍につながるか、クライアントにとって本当に利があるか、そしてリクルートスタッフィングの価値向上につながるか。この三方向すべてがプラスでなければ、プロジェクトは長く安定して続かないと思っています。どんなに小さな判断であっても、この軸に照らして考えるようにしています。
実際に働いてみて感じるリクルートスタッフィングの魅力は、「自分も含めて人が活かされる場所」だという点です。働く時間に制限がある方でも社会に貢献でき、得意な領域を伸ばせる環境がありますし、私自身も弱点を仕組み化や工夫によって強みに変える機会を与えてもらっています。
私はSVの仕事は決して楽ではない、と考えています。プロジェクトの立ち上げ期には業務量が増え、試行錯誤を繰り返す根気強さも求められます。それでも、人と向き合い、チームで課題を乗り越えながら「頼んでよかった」「任せてよかった」と言ってもらえる存在になれることは、何にも代えがたい魅力です。
今後の目標は、人と人とのつながりを生涯大切にしながら、関わる方々の期待にきちんと応え続けられる人でいることです。「困ったときは森田さんに」と自然に思い出してもらえるよう、これからも目の前の仕事に真摯に向き合っていきたいと思っています。
