学生時代に芽生えた「自分で動く力」
大学時代は、国際学部でアジア経済を学んでいました。大学の中でもとくに留学生が多い学部で、グローバルな空気に触れながら学びを深める日々でした。中でも印象に残っているのは、英語で経済学を教える先生の存在です。難しい内容でも、柔らかな語り口と丁寧な解説によってスッと理解できた経験が、学ぶ楽しさを教えてくれました。
高校時代と大学時代にそれぞれ留学を経験しました。1年間滞在したオーストラリアでの生活では、言語や文化の違いに戸惑い、自室にこもりがちになっていた私に、ホストファミリーがかけた「あなた、何しに来たの?」という言葉が心に刺さりました。自分で動かなければ、友達もできないし、英語も上達しない。そう気づいた瞬間、自分の中に“行動する力”が生まれたような気がします。
また、早い段階から社会に触れたいと考え、高校3年の秋から飲食店でアルバイトを開始。大学時代にはユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)での接客も経験しました。とくに、ハリーポッターエリアがオープンした当初の混雑期に、お土産ショップで英語対応を任されたときは、自分の語学力が現場で頼りにされる喜びを実感しました。
就職活動では、当初から憧れていた航空業界を中心に、大手企業にもエントリーしていました。華やかな世界に魅了されていた部分もあり、業界にはこだわらず、「フィーリング」で選んでいたとも言えます。営業職も選択肢にありましたが、「体力のある若いうちに今しかできないことを」と感じていたこともあり、若いうちにしかできない挑戦を優先。「お金ではなく、自分の心が惹かれる方を選びたい」と素直に向き合った選択でした。
客室乗務員としての日々と、心の変化
入社後は、フロントラインでの業務に加え、早期から後輩育成や品質管理にも携わるように。入社1年半でチーフパーサー資格を取得し、比較的早くいろんな役割を任せていただきました。特別な成果を挙げたわけではありませんが、体育会系な会社だったこともあり、先輩に言われる前に動く、挨拶や身だしなみなど基本的なことを徹底し、少しずつ後輩育成や品質管理のリーダーを任され、6〜7年目には教育部門にも携わるようになりました。
中でも忘れられないのが、耳の不自由な海外のお客さまへの対応です。過去のフライトでトラブルがあり、不安を抱えたまま搭乗されたお客さまに対し、「今のお気持ちはいかがですか」「今の状態で大丈夫ですか」と、筆談や表情を交えて丁寧なコミュニケーションを意識しました。最終的には、「今日の便はとても良かった」と言っていただき、真のホスピタリティを体現できた事例として評価していただきました。
現場での業務にやりがいを感じながらも、研修インストラクターや自分のチームを持たせてもらえた経験などから、次第に「人を支えること」への興味が強くなっていきました。誰かの一言や学びが、相手の人生に影響を与える。そんな瞬間に立ち会えることに、魅力を感じ始めていました。
また、女性が多く活躍する職場に身を置く中で、「長く働き続ける難しさ」を実感するようになったのもこの頃です。結婚・出産を機にキャリアを諦めていく姿や、「独身なら転勤も当然だよね」といった空気。福利厚生は整っている一方で、”女性だからこそ女性に厳しい”、”できて当たり前”といった閉塞感がありました。
そんなある日、直属の女性上司が「私だってプライベートは諦めたくない」と口にしたとき、胸が詰まるような感覚を覚えました。「こんなに多くの人が真剣にキャリアを考えていても、どうにもならないことがあるのか」と、将来への不安が大きくなったのです。
自分はどう生きたいか――その問いと真剣に向き合った結果、「現場に立つよりも、人が輝ける環境をつくる側に回りたい」と思うようになり、人事職への転職を決意しました。もう一つの後押しになったのは、異動してきたその直属の上司との出会いでした。経営視点を持ちつつも、人として熱く真剣に向き合ってくれる姿に、「私もこんな風に誰かの人生を応援できる存在になりたい」と感じたのです。
人材開発の現場で、一人ひとりの活躍を支える
現在は、人材開発部にて、社員教育やダイバーシティ推進を担当しています。私の部署では、誰もが長く働き続けられる環境づくりをめざして、生産性・スキル向上に向けた研修の企画や、エンゲージメント施策など、業務は多岐にわたります。
例えば、役職別研修や中途入社ガイダンス、ネオキャリア放送局の企画・運営を通じて、社員一人ひとりのスキルアップを支援しています。また、復職者交流会の開催や応援ブックの作成といった、育児と仕事の両立支援にも積極的に取り組んでいます。復職後の不安や孤独感を軽減し、安心して現場に戻れるような取り組みをはじめ、社員が長く安心して働ける環境づくりに向けた施策全体を、今後さらに拡充していきたいと考えています。
これらの取り組みの積み重ねにより、全社KGIである女性管理職比率の向上に加え、ネオキャリア放送局を通じたエンゲージメントの向上にも手応えを感じています。視聴者数やリピート視聴の増加も見られており、こうした動きがエンゲージメントの高まりにもつながっていると捉えています。さらに、中途入社ルーキー賞として社内表彰をいただくなど、個人としても評価をいただく機会につながりました。
もちろん、順調なことばかりではありません。前職で「自分で解決するのが当たり前」という意識が染みついていたため、ネオキャリアに入社した当初は、わからないことを人に聞けず、結果として遠回りしてしまったこともありました。そんな時、ある上司がくれた「スキルは後から付いてくる。でもマインドは作れない」という言葉が、今も私の支えです。やりたいという強い気持ちがあれば、必ず道は開ける——そう信じて、自ら挑戦し続ける姿勢を大切にしています。
未来の仲間へ伝えたい、『楽しむ気持ち』の大切さ
短期的な目標は、人材開発の領域で“すべてを任せてもらえる存在”になることです。単に与えられた業務をこなすのではなく、個々の組織や人に深く向き合い、私だからこそ提供できる価値を発揮することで、信頼される存在を目指しています。そして中長期的には、採用から労務まで人事業務全般を経験し、将来的にはスタートアップなどの小規模組織で「ひとり人事」として、組織の核となるような役割を担いたいと考えています。そんな唯一無二の未来像を、今は少しずつ描き始めているところです。
そうした将来のビジョンを思い描けるのも、日々の仕事や仲間から得られる刺激があるからこそ。ネオキャリアの大きな魅力は、全員が前を向いて一生懸命に走っている組織風土にあります。社員一人ひとりの高い志や情熱に、私自身も日々刺激を受けています。また、「楽しむ」という価値観が、文化として根付いているのも大きな特長です。
入社して驚いたのは、社員の皆さんが「最近どう?」ではなく「仕事、楽しんでますか?」と声をかけてくれることです。その言葉には、仕事を本気で楽しんでいるからこそにじみ出る自然さがあると感じました。
これから入社を考えている方には、「楽しむ気持ち」を何より大切にしてほしいと思っています。当社では、多様なバックグラウンドを持つ人たちが活躍しています。私も実感していますが、「やりたいことがある」「この会社で楽しく働きたい」という思いさえあれば、きっと活躍できると確信しています。
私自身も、「はい、楽しんでいます!」と胸を張って言い続けられるように、これからも成長を重ねていきたい。そして、そんな前向きな仲間たちと一緒に、さらに大きな未来を描いていけたら嬉しいです。

