学業では国際政治に触れ、部活動でチームを支える経験。就活の軸を形作った学生時代
大学では国際政治経済学部に所属し、国際政治を中心に学んでいました。特に政治外交や安全保障分野に興味を持ち、国を跨いで人々の生活に影響を与えるような事業に携わる仕事に魅力を感じるようになっていきました。この学びが、後に「海外と関わる仕事」「規模の大きな事業に携わること」という就職活動の軸につながっていきます。学生時代にしかできない経験に主体的に挑戦したいという思いもあり、カフェでのアルバイトにも取り組んでいました。
そして、もう一つ私の大きな柱となっていたのが、アメリカンフットボール部でのマネージャー活動です。運営面では物品やユニフォームの発注に関する調整、会計管理を担当していました。チームを支える役割として、運営業務を通じてチーム全体が目標に向かって取り組むことをサポートする。その中で、私はチームで目標に向かって取り組むことのやりがいや楽しさを実感していました。この経験から、自分の強みである調整力やサポート力を活かし、周囲と連携しながら価値を生み出す仕事に携わりたいと考えるようになりました。
就職活動では、こうした学生時代の経験から形成された軸を大切にしていました。海外と関わる仕事に携われる環境であること、人々の生活に寄与する規模の大きな事業に関われること、そしてサポート役にもなれる自分の強みを活かせる職種であること。この3つの軸に沿って、比較的早い段階から業界や職種を絞り込んで活動していました。ただ、早くから絞り込んでいた分、本当に自分に合うかという点には不安もありました。そのため、OG訪問や説明会を通じて、社員の雰囲気や会社の理解を深めることを重視していました。
入社を決めた理由は、まず自分の就職活動の軸と合致していたことはもちろん、なによりも説明会や選考過程で出会った社員が非常に魅力的であったことが決め手になりました。社員それぞれが自身の担当業務に誇りを持って取り組む様子が印象的でした。そのような姿から、仕事にやりがいを持って主体的に取り組める環境だと感じ、こんな社員と一緒に働きたいと強く思いました。
さらに、弊社のO職は主体性が求められる業務内容である点に魅力を感じました。組織の成長のための単なるサポート役に留まらず、自分自身も成長を追求し続ける様子を、社員と会うたびに感じていました。ここであれば学生時代に培った調整力やサポート力を活かしつつも、さらに自分を成長させていける。そんな期待を胸に、私はメタルワンで社会人としてのスタートを切ることを決めました。
インストラクター制度で着実に成長。異動前後の経験の繋がり
弊社には、入社後1年間新入社員一人ひとりに指導員が付くインストラクター制度があり、日々の業務を通じて丁寧な指導を受けることができました。またインストラクターだけでなく、課内の先輩方も親身にサポートしてくださるため、安心して着実に成長できる環境が整っていると感じています。さらに、資格に応じた研修制度も用意されており、段階的にスキルアップできる体制が整っています。
入社後5年間は、国内向けのステンレス鋼を扱う部署に所属し、薄板・厚板・線材・条鋼などの取引における営業事務を担当していました。扱う鋼材の種類や数量が多く、正確さとスピードが求められる業務です。当初は指示された通りに作業をこなすことで精一杯でしたが、担当顧客が増える中で業務全体を俯瞰できるようになっていきました。その中で、Excelやマクロ、OCRなどを活用した業務効率化に取り組み、処理の簡略化やミス削減につなげることができました。この経験は、現在の業務においても大きな財産となっています。
入社6年目からは海外向けのステンレス鋼を扱う部署に異動しました。実は入社当初より海外と関わる業務に携わりたいという想いがあり、定期的な上司との面談の中でその希望を伝えていたのです。そのため、異動が決まった際は、これまでの希望が実現したことへの嬉しさとともに、新しい業務への新鮮さや期待を感じていました。
現在はタイ・ベトナム・韓国・メキシコ向けの輸出取引や三国間取引に関する貿易事務を担当しています。主に、鋼材発注に関わる契約書類の作成、デリバリー対応、代金の収支管理などの一連の業務を行っています。
ただ、海外との取引では、多くの規制やルールに則って手続きを進める必要があり、さらにそれらが国によって異なる点に難しさを感じました。異動当初はそうした知識や経験がなかったため、国内取引とは異なる視点で情報を確認しながら業務に取り組む必要があり、理解するまでに苦労しました。そうした中で、貿易実務の知識を体系的に身につけるために検定を受験したほか、経験豊富な先輩社員に積極的に相談しながら、一つひとつ理解を深めることで業務に慣れていきました。海外向けの部署に異動後も、国内向け部署で培った経験を活かし、お客様と連携した業務改善や効率化施策の横展開に取り組んでいます。
取引完了時の達成感。リスクマネジメントを意識した業務スタイルへの変化
大きなやりがいを感じるのは、担当している案件の取引が無事に完了したときです。鋼材の発注から納期調整、船積み手配、代金収支まで一連の業務を担う中で、納期調整が難航するなど、対応に苦慮する場面もあります。また、貿易取引では外部環境の影響を受けることも多く、想定通りに進まないケースも少なくありません。そうした状況を一つひとつ乗り越えながら、最終的にお客様へ無事に鋼材を届け、取引を完了できた際や、お客様から感謝の言葉をいただいた際には、大きな達成感を感じます。
印象に残っているのは、納期調整が難航したケースです。仕入先である鋼材メーカーさんの工程遅延が発生している一方で、ユーザーさん(お客様)の在庫状況も逼迫しており、当初予定より納期を前倒ししてほしいという要望がありました。そうした状況の中で、鋼材メーカーさんと密に連携しながら納期のフォローを行うとともに、最短スケジュールでの本船手配に加え、万が一に備えて空輸の見積やスケジュールも並行して確認するなど、複数の選択肢を準備しながら対応を進めました。この際、担当G職と連携を取ることはもちろんのこと、社内の関係部署や鋼材メーカーさんとも密にコミュニケーションを取りながら、状況の共有と優先順位の整理を行いました。また、複数の対応手段を事前に検討し、最適なスケジュールで進められるよう準備を行うなど、関係者と連携しながら柔軟に対応することを意識しました。結果として、大きな支障が生じることなく、ユーザーさんの要望に沿った形で出荷を実現することができました。
一方で、海外向けの業務において、現地の規制や環境の変化により、想定通りに取引が進まないトラブルを経験したこともあります。通常だとお客様の対応範囲であっても、自身として現地事情の理解が十分でなかったことや、事前にリスクを想定できていなかった点に課題を感じました。その経験を通して、各国の規制について事前に情報収集を行うことの重要性を学び、リスクを意識しながら業務に取り組むよう心がけています。
この学びは、日常の業務において疑問を持つことを意識するようになりました。例えばリピート取引において前任者のやり方を引き継いだ際は、内容を丁寧に確認しながら進めるようにしています。業務や書類をチェックする中で違和感を感じた点については、そのままにせず背景や理由を確認することで、潜在的なリスクの把握や未然防止につなげています。その結果、トラブルの未然防止だけでなく、業務への理解が深まり、改善すべき点にも自然と気づけるようになったと実感しています。
入社当初は、指示された業務を正確にこなすことに精一杯でしたが、経験を重ねる中で業務全体の流れを意識して動けるようになりました。現在では、先回りした対応や業務の課題発見・解決にも主体的に取り組めるようになったと感じています。特に、トラブルやイレギュラーな対応が発生した際に、自ら状況を整理し関係者と連携しながら解決に導けたときに、自身の成長を実感しています。
全社的な視野を持つ人財を目指す。業務の幅と役割の幅を広げ続ける
今後挑戦したいこととして、まずは現在の所属部署において、担当業務の幅を広げていきたいと考えています。これまでに経験のない国やお客様を担当することで、より多角的な視野を身につけたいという思いがあります。異なる国やお客様にはそれぞれ固有の商習慣や要求があり、そうした多様性に触れることで、柔軟な対応力や提案力を磨くことができると考えています。
また、G職の業務との境目を埋めながら自身の役割の幅を広げることにも力を入れていきたいです。職種の垣根を越えて業務を理解し、協力し合うことで、チーム全体の業務を円滑に進めることに貢献できると考えています。つまり組織全体のパフォーマンス向上を意識しながら、自分の役割を広げていくことが、短期的な目標のひとつです。
中長期的には、他部署への異動などを通じて、ステンレス以外の商材にも携わりながら経験の幅を広げていきたいと考えています。部署ごとに異なる取引の特性や業務の進め方を理解し、より広い視点で物事を捉えることができるようになることで、全社的な課題の発見や解決に貢献できる人財になりたいと思っています。そのために、先ほどお伝えした短期目標、まずは現在の所属部署で担当業務の幅を広げながら知識や対応力を高めることに注力したいと考えています。
また、こうした挑戦を実現するためにも、主体的に考えながら業務に取り組み、周囲と連携して物事を進められる方とぜひ一緒に働きたいと考えています。加えて、既存のやり方にとらわれず、疑問や違和感を大切にしながら改善していける方にジョインしていただけると嬉しいです。メタルワンの魅力は、職種に関係なく、主体的に業務に取り組める環境と、それを後押しするオープンな組織風土にあると感じています。日々の業務の中でも、自分の考えを踏まえて改善や工夫に取り組むことができ、上司や同僚とも気軽にコミュニケーションを取りながら進められています。その他にも、教育制度や研修制度も充実しており、社員一人ひとりが安心して長く働きながら成長できる環境が整っている点も大きな魅力だと感じています。
就職活動ではさまざまな業界や企業があり迷うことも多いと思いますが、自分がどのように働きたいのか、どんな点にやりがいを感じるのかといった価値観を大切にして選んでいただければと思います。主体的に業務に取り組みながら、周囲と連携して物事を進められる方、そして課題に気づき、改善につなげていく姿勢を持った方が活躍できる環境がここにはあります。今この記事を読んだ方が悔いなく就職活動を終え、社会人としての新たな扉を無事に開けられることを祈っています。
