インドネシア留学と挑戦の日々が教えてくれた、成長し続ける社会人への道
学生時代は、海外留学とサークル活動の2つに力を入れていました。私は外国語学部でインドネシア語を専攻していたのですが、約1年間インドネシアの大学に留学する機会に恵まれました。現地では学校の授業だけではなく、課外活動としてインターンシップに参加したり、メディア関係の仕事をお手伝いしたりと、人脈を広げること、そして学力だけではなくコミュニケーション力を向上させることに努めていました。
インターンシップやメディアの仕事に参加したきっかけは、学校の授業だけでは時間に余裕があったためです。現地での友人の輪を広げながら、インターンシップにも興味がある旨を伝えていたところ、友人経由で話を頂くことができました。メディアの仕事もその一環で、人生で初めて現地のテレビ番組に出演するという貴重な経験もしました。留学中における課外活動を通じて得られた成長は非常に大きなものでした。まず学校の授業だけでは得られない語学力の柔軟性が身についたこと、そして挑戦することへの怖さが無くなったことが印象に残っています。海外で働くということは、日本人の感覚を時には捨てながら、とにかく周囲と沢山コミュニケーションを取り、共に成長していきたいという姿勢を見せ続けることが大切だと、身をもって学ぶことができました。
また、大学ではストリートダンス部に所属していました。イベント活動の取りまとめなど、自分が与えられた役割を円滑に進められるように、周りとの関係を大事にしながら取り組んでいました。スポーツでも勉強でも、学生の頃から目標に向けて努力し、その過程や結果で得られる成長が日々のモチベーションに繋がっていたのです。
こうした経験から、就職活動では2つの軸を持って企業を探していました。1つ目は自分が目指す社会人になれるかという点、2つ目は海外を舞台に世界で活躍できるかという点です。目指す社会人というのは、高い目標を持って日々挑戦しながら自己成長し続けられる、且つリーダーシップを発揮して活躍できる社会人というものでした。扱う商材や対面する業界というよりも、若手の内から裁量の大きい職場で、成長意欲の高い方々と切磋琢磨できるかを重要視していました。また、海外での生活を経験したことから、若手から海外での業務経験ができること、そして将来的にも駐在チャンスが多くあり、日本に留まらず世界中で活躍できるフィールドがあるかも重要なポイントでした。
就活中は多くの企業のプレゼンを聞いたり、面接を受けたりしましたが、当時の採用担当の方のプレゼンが一番印象に残っています。それが選考に応募しようと思った最初のきっかけでした。入社前には、世界中で規模の大きなビジネスを行っている、且つ社会人としてレベルの高い人材が多いというイメージを持っていました。OB訪問や面接中も、どの社員の方もコミュニケーション力が非常に高く、波長も合うと感じたのも印象的でした。
最終的な入社の決め手は、社員の方の雰囲気と、若手のうちから世界中で幅広く活躍出来るフィールドが整っている点です。グローバルで規模の大きいビジネスをしている、総合商社のネットワークを駆使できる、挑戦を続ける企業であるという点は勿論ですが、何より社員の方が高い目標と熱意を持って働いており、一緒に働いてみたいと心から感じられた点が大きな決め手でした。
貿易実務からスタートし、営業職へ。細やかな積み重ねが成長につながった
入社後は、約1ヵ月に亘って新入社員研修を受けました。基本的な鉄鋼の知識を学んだり、各部署の仕事内容について説明してもらう機会がありました。また、英語研修ではレベル別にクラス分けされて実施されたことを覚えています。商社で働く上での基礎を身に付ける、充実した期間でした。
研修後は約3年間、メタルワンオフィスという貿易実務を担うグループ会社に出向しました。出向先での最初の1年間は貿易における通関や船積みの書類作成等を行う受渡業務を担当しました。2年目以降は船会社さんとの運賃交渉やブッキング、納期調整に掛かる輸送手配を行う運輸業務を経験しました。この貿易実務の経験が後に大きな財産になるとは、当時は想像もしていませんでした。4年目には、希望していた営業部署に異動しました。異動後は、線材・特殊鋼の海外営業を約5年、国内営業を2年担当しています。
入社後に感じたギャップは、想像以上に細かな仕事が多い点です。その為、それらをいかによく理解し、日々の業務に活かせるかが非常に重要でした。鉄鋼メーカーさんやお客様とのやり取り1つを取っても、実務をどこまで理解しているのかで、ゴールに辿り着くスピードが大きく変わると感じています。また同じ様なケースの事象が異なる取引で起きることも多々ある為、経験値を活かして早期に解決出来た時は、やはり日々の業務の積み重ねが重要だと実感します。
また、日々細かな調整が発生することや板挟みになる、例えば鉄鋼メーカーさんとお客様のニーズ調整に時間を要するなどの頻度の多さも入社前のイメージを上回っていました。但し、それらの積み重ねで大きく成長出来ましたし、商社という立場でどの様にリードしていくべきか、ゴールを見据えて関係者間の利害関係を一致させるスキルが身についたと思います。貿易実務を学んだ最初の3年間があったからこそ、営業として細部まで理解した上で交渉や調整ができるようになったのだと、現在は心から感じています。
納期トラブルを乗り越え、コミュニケーション力を武器に成長する国内営業の日々
現在は線材・特殊鋼の国内営業を担当しています。鉄鋼メーカーさんから仕入れた材料を二次加工メーカーさんに販売し、取引によっては更に二次加工メーカーさんから買い戻して部品メーカーさんに販売するという、一連の商流を仲介する立ち位置です。複数の企業をまたいだ商流の中で、スムーズな取引を実現することが私の役割となっています。
この仕事で最もやりがいを感じたのは、材料の納期トラブルが発生した際の対応です。関係各社とタイムリーに連携し、必要と想定される情報を先回りして共有することで、影響を最小限に抑えることができました。国内営業且つ自動車業界の紐付きが殆どの世界では、デリバリーを繋いで当たり前とされています。しかし、有事の際の対応によって担当者の評価が大きく変わると実感した出来事でした。日常業務を滞りなくこなすのは当然のこととして、トラブル時にいかに迅速かつ的確に動けるかが、取引先からの信頼を築く上で重要なのだと学びました。
実は、入社8年で初めての国内営業という配属でした。自動車業界向けの取引が多いこともあり、細かなデリバリー対応に不慣れだったため、最初は少々苦労しました。それまでの業務とは求められる対応のスピード感や細かさが異なり、戸惑うことも多かったのです。しかし、日々の業務の中で疑問点を残さないこと、またサプライチェーンの関係各所と綿密にコミュニケーションを取ることで、正しく実態を把握し、柔軟に対応できるようになりました。分からないことをそのままにせず、積極的に質問し、関係者と密に連絡を取り合う。この基本的な姿勢が、複雑な商流を理解し、適切な対応を取るための土台になったと感じています。
また、仕事を通じて、自分の強みも明確になってきました。私は人と会話することが好きで、コミュニケーション力が強みだと思っています。そのため、基本的にどなたとも良い関係を構築しながら仕事を進められていると感じています。複数の企業をまたぐ商流の中では、各社の担当者さんとの信頼関係が業務をスムーズに進める鍵となります。この強みを活かして、日々の業務に取り組んでいます。
逆に、失敗やトラブルから学んだことで今に活きている点は、問題を抱え込まず周囲に早く相談することの大切さです。自分でよく考えることも大切ですが、時間が経てば経つほどトラブルが大きくなることもあります。自分の考えを持った上で早い段階で周囲に情報共有し、進めるように意識しています。情報を先回りして共有できたのは、日頃から関係者とのコミュニケーションを密にし、早め早めの報告・相談を心がけていたからこそだと思います。
柔軟な発想で業界の転換期に挑む。マネジメント層として海外で成果を出す未来へ
今は営業の業務に加えて、デジタルに関する業務にも関わっています。短期的な目標としては、この分野の知見をより深めて、対面するお客様の課題を1つでも多く解決していくことを掲げています。正直なところ、ITに関する専門知識が殆ど無かった状態からのスタートでした。だからこそ、勉強しながら、現在は社内の詳しい方々の力も借りつつ、積極的にお客様に説明に行き、フィードバックを得るようにしています。実践を通じて学ぶことが、自分にとっては一番の近道だと感じています。
中長期的には、より幅広いスキルを身につけて、将来的にマネジメント層として海外駐在を経験し、しっかりと成果を上げられるようになりたいと考えています。この目標を持つようになったきっかけは、インドネシアでの長期出張中の経験でした。出張先は以前から日本で担当していた線材二次加工の事業投資先でした。半年という限られた時間ではありましたが、日々工場の現場を前に業務経験を積めるのは非常に恵まれた機会となりました。具体的には、現地スタッフと共に多くのお客様の元へ訪問し、営業活動を行ったほか、製造現場の課題解決に向けた社内の打合せを重ねました。また、日本で担っていた一部の業務を移管したり、事業投資先の規定管理の一部を任せて頂いたりと、幅広い業務を通じ、日本から遠隔で事業投資先管理をしているだけでは見えない苦労や達成感が多々あることを実感しました。また、その国の方々の雇用を支えることの責任の重さ、結果を出し続けることの難しさも目の当たりにしました。自分がマネジメントの立場に立ったらどのように考え行動するだろうと、そう考えたことから先程掲げた目標に至っています。海外駐在でしっかりと成果を上げるために、今から準備しておくべきことは何か。先ず大前提として目の前の業務を全うすることですが、加えて、組織としての在り方を意識して取り組むこと、また法務や財経等、これまで業務経験の無い分野にも興味を持ち勉強しておくことだと考えています。
メタルワンでは、若手の内から比較的大きな裁量を持って挑戦できる環境があります。同じように挑戦してきた面倒見の良い先輩方も多く、風通しも良い為、自分の目標に向かって思い切り成長できると思います。制度も整っており、女性としてのライフイベントを踏まえても、長く働けると考えています。個人的には好奇心旺盛で、挑戦を恐れない人、また周囲を巻き込むのが得意な人が活躍している印象です。柔軟なアイディアを持って、業界を良い方向へ変えていこうという前向きなマインドを持った方に入社頂けると嬉しいです。
就職活動を行っている方や入社先を迷っている方がいたとしたら、こうお伝えしたいです。昨今は特に転職のハードルも低くなっていますが、やはり最初に入社する会社は自分の社会人人生の土台になるものと思います。メタルワンではその土台を確かなものにする環境や人が揃っていると思いますし、先ずは挑戦してみてほしいと思います。その上で、最終的に長く働きたいと感じて頂けたら嬉しいです。
世界的にビジネス環境も大きく変化している中で、メタルワンが対面している鉄鋼業界も転換期を迎えていると感じます。既存のビジネスを守ること、その上で商社として新たな価値提供をし続けていくことが求められる中、柔軟な発想を持ち、挑戦し続けられる方とご一緒できることを楽しみにしております。
