挑戦を続けた学生時代―手を動かすことで見つけた自分の軸
幼い頃から活発で、気になることには自分から手を挙げて挑戦するタイプ。フィールドホッケーや模擬国連でも、一度引き受けたことは最後までやり切る姿勢を大切にしてきました。
特に印象深いのが、高校時代に参加した国際NGOでの活動です。学校での募金に加え、企業を訪問して活動内容を伝え、資金協力を依頼する役割も担当。その後、実際にベトナムで住宅建築に関わり、自分たちの行動が一つの家として形になる瞬間を目の当たりにし、やり切ることの価値を強く実感しています。
その後はイギリスの大学・大学院で金融学を専攻。在学中は金融科目の教育補助員(TA:Teaching Assistant )として、複雑な内容を分かりやすく伝える経験を積み、情報整理や論理的な説明力を磨いてきました。
金融を学ぶ中で、市場の動きや断片的な情報を組み合わせて全体像を捉える視点も養われています。こうした経験が、現在の業務でデータを整理し、議論のポイントを見極める際の基盤になっています。
金融での学びを、テクノロジーの現場へ―グローバル採用が開いたキャリアの選択肢
大学・大学院では金融を専攻し、インターンを通じて「分析が大きな意思決定につながる仕事」の面白さを実感しました。一方で、外部から提案するだけでなく、その判断が事業にどう反映されるのかを、より近い距離で見たいという思いも強くなりました。
そこで就職活動では、分析にとどまらず、意思決定のプロセス全体に関われる環境を軸に企業を探しました。そんな中で出会ったのがレノボのGlobal Future Leader(GFL)プログラムです。若手のうちから多角的な視点で事業に携われる点に魅力を感じ、大学で培った“情報を整理し、全体像を捉える力”を活かせると考え、入社を決めました。
選考は日本の一般的な新卒採用とは異なり、グローバル共通のプロセスで進行。ケース面接やグループディスカッションでは、正解よりも思考のプロセスや議論の進め方が重視されていると感じました。限られた情報の中で論点を整理し、自分の考えを根拠とともに伝え、周囲の意見を踏まえて議論を前に進める姿勢を意識しました。
入社後はGFLプログラムの一環として北京での研修に参加し、世界各国から集まった同期とともにキャリアをスタート。グローバル企業の一員として働き始めた実感を得ることができました。
経営陣との対話から学ぶ、意思決定を支える
現在はStrategy AnalystとしてMarket Intelligenceチームに所属し、市場動向の分析や経営判断を支える資料作成に携わっています。法人・個人向けの両事業を対象に、市場シェアや利益率のほか、販売状況や在庫データも確認しながら、市場と現場の両面から情報を整理し、チームが判断しやすい形に整えています。
日々意識しているのは、データをそのまま共有するのではなく、前提や背景をそろえ、関係者が同じ理解を持てる形に整えることです。分かりやすい情報にすることで、戦略検討の土台づくりに関わっています。
印象に残っているのは、APAC地域の経営幹部向けプレゼンテーションを担当した経験です。大学・大学院で学んだ視点を活かし、市場動向やリスクを整理しました。準備を重ねたことで想定外の質問にも落ち着いて対応でき、評価いただけたことは静かな自信につながっています。
入社当初は、正解が一つではない環境で判断する難しさに戸惑うこともありましたが、周囲に相談しながら進める中で、少しずつ自分の考えを持って意見を伝えられるようになってきました。
最近は、「誰に向けて、どの前提で伝えるのか」をより意識するようになりました。同じデータでも立場によって意味が変わるため、分析の先にある議論や意思決定を見据えて取り組んでいます。経営に近い立場で、事業や組織の課題整理のプロセスに触れられることは、日々大きな学びになっています。
複数の視点を行き来しながら、自然体で成長していく
将来は特定の分野にとどまらず、事業や市場、組織など複数の視点を行き来しながら物事を捉えられる人を目指しています。PCからサーバーまで幅広い製品を扱い、多様な顧客や地域に向き合うレノボの環境は、視野を自然と広げられる場所だと感じています。
実際の業務では、自分の意見を持ちつつ、周囲と対話しながら進める場面が多くあります。一方で、まだ経験や知識が十分とは言えず、準備に時間をかけないと追いつけないと感じることもあります。それでも、外資と日系の文化が混ざる環境で、異なる立場や考え方をすり合わせながら進める経験は、自分の視野を広げ、少しずつ自信にもつながっています。
学ぶことはまだ多いものの、分析や情報整理の力を磨きながら、意思決定のプロセスに少しずつ貢献できる存在を目指しています。将来的には、必要以上に力まず、もっと自然体で仕事を楽しみながら成長していけたらと思っています。
