売っておしまいの製品ではない。本当にものづくりの現場に貢献する提案に専念できる
──はじめに、川口さんの今の仕事について教えてください。
ものづくりの工場で使われる工作機械やツールを動かすためには、圧縮空気を作るエアコンプレッサという機械が必要になります。私たちが担うのは、工場を持つお客様が抱える問題や課題を自社のエアコンプレッサの効果的な活用の提案を通じて、製品の拡販に繋げることです。
提案の流れは、まず代理店、販売店がユーザーとなるお客様にアプローチし、より詳細な提案が必要となった場合に、メーカーの営業担当として私たちが同行します。専門的な立場から不明点についてお答えしたり、様々なご提案をすることで最適な製品の導入をめざします。
また、営業活動を効果的に推進するといった観点から、代理店、販売店向けに製品理解を深めてもらうための、勉強会の企画・実施も大切な仕事です。
私の現在の担当エリアは、愛知、岐阜、三重の東海三県です。支店によって営業スタイルは変わりますが、中部支店はお客様とお会いする機会を大切にしていて、社内にいるよりも車に乗って営業に出ていることのほうが多いです。
──この仕事で期待されていることは何ですか?
エアコンプレッサという製品の可能性に気づいていただき、お客様のものづくりの環境をより良く変えていくことです。
ちょっと意外かもしれませんが、エアコンプレッサは工場の稼働に不可欠な機械でありながら、深い知識を持っているお客様はそこまで多くありません。そのため、私たち営業はどの製品を選べば生産効率向上や省エネルギー化につながるかなど、お客様が気づいていない課題にまで目を向けて提案をしていく必要があります。
あって当たり前、無くてはならない機械だからこそ、そこに投資する必要性を理解いただくのは簡単ではありません。だからこそ、提案に納得いただき、実際に効果的な設備が整った際には、「ものづくりの現場に大きく貢献できる意義のある仕事」だと感じることができます。
──川口さんは、どんなところに仕事のやりがいを感じますか?
お客様はもちろん、一緒に営業する代理店、販売店との距離が縮まった時、「自分にしかできない仕事をしている」という手応えがあります。
今はどんな業界・業種でも、できるだけ個人のスキルに頼らない、業務の属人化を解消していく流れが進んでいます。そんな時代の考えからは逆行しているかもしれませんが、やはり会社や肩書ではなく「川口さんから買いたい!」と言ってもらえるのが一番嬉しいです。
やっぱり、昔から人と関わることが好きなんです。仕事なのでもちろん責任はありますが、相手の方ともできるだけ楽しく過ごしたくて、いつもお互いが本音で向き合えたらという思いがあります。エアコンプレッサは納品後もずっと保守・メンテナンスなどでお付き合いが続いていく製品です。
そのため、長期的に見て本当にお客様のためになる提案にこだわれる今の営業スタイルが「私にはとても合っている」と感じています。
入社の決め手は面接でのやりとり。自分でも気づかなかった長所を引き出してもらえた
──川口さんは中途入社とお聞きしましたが、以前はどんな仕事をしていたのですか?
新卒で入社した総合商社のエンジニアリング部門で、工場設備の提案営業を行っていました。父親が商社で働いていた影響もあり、「BtoBでより大きな金額を動かすような仕事がしたい」と思って入った会社でした。
具体的な業務としては、メーカーなどのお客様向けに、空調機からエアコンプレッサといった産業機器の選定はもちろん、現場への据付工事やメンテナンスまで、工場設備のあらゆるニーズに対応していました。
──転職を考えるようになった理由や背景を教えてください。
当時は営業という職種ではありましたが、製品を納品する際の現場監督まで担当していて、休日出勤をすることが少なくありませんでした。子どもがまだ小さかったこともあり、家族と過ごす時間を確保したくて転職を考えました。
──転職活動の時に、どんな軸で会社選び・仕事選びをしていましたか?
「プライベートと両立できる働き方を叶えること」が転職の目的でしたが、これまで商社として幅広い製品を扱う立場だったので、「次は上流のメーカー側で働きたい」という希望がありました。
中でも工場設備に関わる営業経験を活かせて、実際に製品を利用するユーザーと関われる仕事であることは重視していましたね。
──複数の企業の中からコベルコ・コンプレッサを選んだ理由は何でしたか?
もともとの転職目的を叶えられる環境であったことはもちろん、個人をしっかり見てくれている会社だと感じたことが大きいです。
面接では通り一遍のやり取りで終わるのではなく、面接担当の方から「川口さんが転職したいと思った本当のところを聞かせてほしいんだよね」と、自分の心の内を引き出そうとしてくれました。そこから一気に、前職で感じていたギャップ、もっとやりたい仕事についてなど、私自身も腹を割って話すことができた気がします。
最後に総評としていただいたのが「自分の弱みを明かせて、相手の懐に入る能力がある」という言葉でした。正直、仕事の場でここまで自分のことをしっかりと見てもらった経験がなく、ちょっと感動してしまいました。このやり取りが入社の決め手になりましたね。
前職の自分が知ったらびっくりするくらい、子どものための時間を確保できている
──入社してみて、どうでしたか?
前職から立場が大きく変わる転職でしたが、メーカーの営業として業務をスタートするために必要なサポートをしっかり用意していただけました。
具体的には、代理店、販売店との関係構築のために、最初のうちは先輩社員と毎日同行させてもらいました。また、並行して播磨事業所での研修があり、会社のこと、製品のことなど、専門的な知識も基礎からしっかり学ぶことができました。
──上司・先輩のサポートや研修制度はどうでしたか?
業務上だけでなくプライベートの面でも、上司や事務所の人たちに温かく支えていただいています。今は子どもが2人いて、生まれたばかりの下の子が病気がちのため通院しなくてはならないことが多いのですが、リモートワークなど柔軟な働き方を認めてもらっています。
そもそも育児休暇の期間もしっかり確保されていて、前職と比較したらびっくりするくらい子どものために時間を使えています。
──仕事の中で成長を感じられた体験はありますか?
実際のところ、入社直後は前職との営業スタイルの違いに戸惑いがありました。最初は代理店、販売店からの依頼を受けることに精一杯で、「本当にこの提案が最善なのか?」と、自信が持てないこともあったんです。
そんなモヤモヤを解消しようと私が心がけたのは、代理店、販売店を含めたお客様との距離を縮めることでした。一般的な情報共有だけでなく、お引き合いに至ったきっかけなどできるだけ詳しく背景を引き出すことで、一つひとつのご依頼について理解を深めようと努めました。
その結果、メーカーの営業として、お客様に本当に喜んでいただける提案ができるようになってきていると感じています。
他社を経験したからこそ感じる、一人ひとりの個性を伸ばす「人間味」のある職場の風土
──お仕事について色々お聞きしてきたのですが、仕事をする上で大切にしているのはどんなことですか?
「人と人との繋がりを大事にしたい」と考えています。
というのも、営業が担っているのは、数字やデータだけでは決して管理できない仕事だからです。当社のエアコンプレッサは、そもそも高品質で魅力ある製品だという自負がありますが、カタログのスペックだけではどうしても伝えきれないものがあります。
「お客様のものづくりにどのようにお役に立てるか」、「どこまで対応できるか」といった会社としての思い、誠意を伝えられるのは、営業の行動や言葉です。そのため、お客様はもちろん、代理店、販売店など、関わる全ての人とのコミュニケーションを大切にしたいと考えています。
──仕事以外のこともお聞きしたいのですが、プライベートの時間はどんなことをして過ごしていますか?
休日は遊び盛りの子どもとできるだけたくさん時間を過ごすようにしています。夜には、子どもを寝かせた後にお酒を飲みつつ映画鑑賞をするのが好きです。
──自分のこれからのキャリアのために、挑戦してみたいことはありますか?
転職して1年が経ち、「向き合っている目の前の仕事一つひとつが挑戦」だと感じています。
前職の商社では、ユーザーであるお客様と直接的に関係性を築いてきましたが、メーカーの立場となった今は、幅広い人と交流を図ることが求められます。限られた時間の中で、いかに会社としての思い、私としての思いを伝えられるかを日々模索しているところです。
──最後に、未来の後輩たちにお薦めするコベルコ・コンプレッサのアピールポイントはどんなところですか?
メーカーというと、何となくドライなイメージがあるかもしれません。でも他社から転職してきた私が感じるのは、「すごく人間味がある会社」だということです。
例えば、私が在籍している支店の営業は皆、性格も仕事のスタイルも全然違います。そんな一人ひとり違う個性を認め、伸ばそうという風土があるんです。お客様のタイプもそれぞれだからこそ、多種多様なアプローチが必要なのかもしれませんね。
効率が強く求められる今の時代にあっても、システマチックに管理するだけではない、人と人とのコミュニケーションの力を信じている会社の姿勢に、営業としてとても共感しています。会社に入ったら、組織のルールに従って与えられた仕事を淡々とこなしていくもの、と考える人もいるかもしれません。
でもコベルコ・コンプレッサは、個人の意志を尊重してくれて、人を大切にしてくれる会社だよ!と胸を張っておすすめできます。
──ありがとうございました!
※ 記載内容は2025年2月時点のものです
【ポイント】
① エアコンプレッサについて深い知識を持っているお客様はそこまで多くない。そのため営業はどの製品を選べば生産効率向上や、省エネルギー化につながるかなど、お客様が気づいていない課題にまで目を向けて提案をしていく必要がある。
② どんな業界・業種でも業務の属人化を解消していく流れが進んでいる。そんな時代の考えからは逆行しているかもしれないが、会社や肩書ではなく「あなたから買いたい!」と言ってもらえるやりがいがある。
③ 他社から転職してきた身として感じるのは、すごく人間味がある会社であるということ。お客様のタイプもそれぞれだからこそ、多種多様なアプローチが必要と考え、一人ひとり違う個性を認め伸ばそうという風土があると感じる。
