「人々の生活を多方面から支えたい」という思いが導いたJ:COMへの道
大学時代に力を入れていたのは、環境経済学を学ぶゼミ活動です。私が所属していたゼミは他大学の学生も集まる合同ゼミで、私はゼミ代表として全体の進行役や、各研究チームの進捗管理といった取りまとめを担っていました。また、所属していたバスケットボールサークルでは会計係として、組織を裏方からサポートする立場を経験しました。
こうした経験を通じて、チームが一体となって物事に取り組むことの大切さや、その効果を肌で実感しました。誰かが前に立って引っ張るだけでなく、裏方として全体を支える役割があってこそ、組織はうまく機能するのだと気づいたのです。就職活動でも、1つのプロジェクトにチームで取り組んでいける体制を重視していたのは、この原体験があったからだと思います。
就職活動では、「企業や組織の課題を解決し、人々の生活を支えたい」という思いを軸に業界を探していました。その中でも特に注目していたのが通信業界です。ICT(情報通信技術)は社会や企業の変革を後押しする力を持っており、幅広いソリューションで価値を提供できるフィールドだと感じていました。また、自分が成長できる環境、つまり変化を積極的に後押ししてくれるような職場かどうかも、大切な判断軸のひとつでした。
就職活動では、自分の強みをどの仕事で活かせるのか明確にイメージできず、悩んだ時期もありました。
そんな中でJ:COMに出会い、入社を決めた理由はいくつかあります。まず、通信にとどまらずエンタメをはじめとする多角的な事業を展開している点です。地域に密着したイメージがありながら、活用できるリソースの幅が広く、人々の生活を多方面から支えられるという点に大きな魅力を感じました。「1社でこれだけ多様な形で社会に関われるのか」と、素直に驚いたことを覚えています。さらに、チームで課題に取り組んでいける環境があることも、私の就職活動の軸とぴったり重なりました。こうした要素が重なり、J:COMへの入社を決意しました。
文系出身から自治体向けSEへ。実務を通じて学んだ一年
入社後まず経験したのは、同期全員が参加する全体研修です。社会人としての基本的なマナーや礼儀を学ぶところからスタートし、グループワークを通じてさまざまな部署の同期と交流しました。業務に直結する知識というよりも、「社会人としての土台をつくる」時間だったと思います。同期との横のつながりができたことは、その後の仕事を進めていくうえでも心強い財産になっています。
全体研修を終えた後は、現在も所属しているソリューション技術部にOJT(実際の業務を通じて行う実践的な教育訓練)として配属されました。そこで初めて、自治体向けのシステムや機器の提案・導入を担うSE(ソリューションエンジニア)としての仕事を、先輩社員のそばで学んでいきました。仕様書の読み方、お客様への提案内容の検討の仕方、メーカーや工事会社との連絡・調整の進め方など、実際の案件を通じて少しずつ身につけていった感じです。
私はもともと文系出身で、技術的な知識はほとんどゼロからのスタートでした。防犯カメラやネットワーク機器といった製品の仕様を理解することは簡単ではなく、正直に言うと、最初はかなり苦労しました。それでも、先輩たちが丁寧にフォローしてくれる環境の中で、徐々に業務の全体像が見えてくるようになっていきました。
入社前は「SE=ひたすらパソコンに向かって作業する仕事」というイメージを漠然と持っていましたが、実際はまったく違いました。お客様である自治体への訪問、営業担当との連携、メーカーや工事会社との打ち合わせなど、多くの人と関わりながら案件を動かしていく仕事です。デスクワークと外出・対人コミュニケーションのバランスが取れた仕事であることは、入社後に感じた大きなギャップのひとつでした。むしろ、「こんなに人と関わる仕事なんだ」と知ってから、やりがいをより強く感じるようになった気がしています。
新卒からずっと同じ部署に在籍しているため、異動や職種転換といった経験はありませんが、その分この部署での仕事を深く掘り下げてこられたとも感じています。自治体という公共性の高いお客様を相手に、暮らしや行政に関わるシステムや設備を提案・導入していく仕事は、社会への貢献を実感しやすく、それが自分のモチベーションにもつながっています。
「聞くのも仕事だから」先輩の言葉と共に歩んだ、成長の軌跡
現在の仕事では、営業担当者のサポートを中心に、さまざまな案件に携わっています。入社してからの日々を振り返ると、自分でも驚くほど多くのことを吸収してきたと感じます。
成長を実感する瞬間として、まず挙げられるのは、打合せで交わされる言葉が自然と理解できるようになったことです。入社当初は、1回の打合せに参加するだけで、何十個もの知らない単語が飛び交い、その場でひたすらメモを取り、後から一つひとつ調べる日々が続いていました。今でも分からないことはたくさんありますが、以前と比べると業務上の会話の解像度がまったく違います。知識が積み重なることで、打合せの内容を理解しながら自分なりの意見を持てるようになってきたと思います。
こうした日々の学びや経験の積み重ねが、周囲からの信頼にもつながっていると感じています。最近では営業担当者から相談を受ける機会も増え、自分の知識や経験を頼りにしてもらえていることを実感しています。「あなたに聞いてみたい」と声をかけてもらえることは、単純にうれしいですし、自分がこの仕事において少しずつ頼れる存在になれているのかな、と感じる瞬間でもあります。
一方で、うまくいかなかった経験も正直あります。1年目の冬頃から案件を受け持つ機会が増え、気づけばタスクを抱え込んでしまっていたのです。何から手をつければいいか分からなくなり、焦りばかりが先立ってしまう時期がありました。その状況を打開するために意識するようにしたのが、優先順位を明確にして、進め方を先輩と事前にすり合わせることです。「これとこれ、どちらを先に進めるべきでしょうか」と相談するだけで、自分の中でやるべきことが整理され、落ち着いて動けるようになりました。
そもそも相談できるようになったのも、先輩方の存在があったからです。最初は質問するのも遠慮してしまいがちでしたが、「聞くのも仕事だから」と気軽に声をかけてもらえたことで、壁を感じずに話せるようになりました。その言葉は今でも心に残っています。
J:COMでは、若手でも主担当として案件を任せてもらえる機会があります。私自身、入社1年目のうちから主担当を経験し、責任の大きさに緊張しながらも、それ以上の達成感と成長を得ることができました。挑戦できる環境と、困ったときに支えてくれる先輩方の存在。この両方が揃っているからこそ、安心して一歩を踏み出せるのだと思います。
「挑戦できる環境」と「人の良さ」が揃う場所で、新しいソリューションを生み出したい
今後の短期的な目標は、SEとしてより幅広い技術領域の知見を身に付けることです。現在は主に自治体向けのネットワークや防犯カメラの案件を担当していますが、今後はクラウドサービスやセキュリティ、施設DX(デジタル技術を活用した施設・建物の運営効率化)といった分野についても理解を深めていきたいと思っています。お客様の課題に対して、より幅広い提案ができるSEになることが今の目標です。
そして中長期的には、身に付けた知見をもとに、企画として新規ソリューションサービスの立案に携わりたいと考えています。現場でお客様と向き合いながら積み上げてきた経験や視点を活かして、課題解決につながる新しいサービスを自分たちの手で生み出せる立場になれたら、それはとても大きなやりがいになると感じています。
私がJ:COMの魅力として感じているのは、「挑戦できる環境」と「人の良さ」の両方が揃っているという点です。通信インフラに加え、自治体DXやクラウドサービスなど幅広い領域に携われるため、多様な知識や経験を積むことができます。その幅の広さがあるからこそ、将来的に新しい領域へ踏み出すことも現実的な目標として描けるのだと思っています。
最後に、社員訪問を検討している学生の皆さんへお伝えしたいことがあります。私自身、就職活動のときは「J:COMといえばコンシューマー(一般家庭向け)の会社」というイメージを持っていました。しかし実際に入社してみると、自治体向けのソリューションや法人向けのサービスなど、思っていた以上に多様な領域があることを知りました。社員訪問は、自分が実際にここで働く姿を具体的にイメージできる、とても貴重な機会です。ぜひ積極的に活用してほしいと思います。
J:COMに向いていると思うのは、自ら学ぶ姿勢がある人と、周囲と協力しながら物事を進めることが好きな人です。入社時点ですべての知識を持っている必要はまったくありませんが、新しい技術やサービスについて継続的に学ぼうとする姿勢はとても大切だと感じています。また、一人で完結する仕事は少なく、営業担当や技術部門、協力会社、お客様など多くの関係者と連携しながら案件を進めていくため、人とコミュニケーションを取りながらチームで成果を出すことにやりがいを感じられる人に、ぜひ来てほしいです。一緒に新しいことに挑戦していきましょう。

