飛行機好きの祖父の影響と小松空港のグランドスタッフに憧れ、航空業界へ
学生時代、スポーツが好きだった私は、ソフトテニス部での活動とフィットネスクラブでのアルバイトに力を入れました。フィットネスクラブでのメインの業務はレセプション(受付業務)で、特にやりがいを感じたのは、入会希望のお客さまへの入会手続きの案内でした。お客さま1人に対し30分ほどかけて、施設の案内やルールについて説明するのですが、たくさんのお客さまから「わかりやすい」「聞きやすい」と褒めていただくことがあり、それが本当にうれしくて。この経験をきっかけに、接客業に関心を持つようになりました。
就職活動では、航空会社で働きたいという明確な意思を持っていました。祖父が飛行機好きだった影響で、小さい頃から飛行機のおもちゃで遊んだり、空港に飛行機を見に行ったりすることが好きだったのです。それと同時に、地元もしくは地元からそれほど遠くない場所で働きたいとも考えていました。
また、大学生になって初めて1人で飛行機に乗った時、利用したのが小松発羽田行きのJAL便でした。搭乗するには次にどこへ向かえばいいか、何の手続きをしなければいけないか、不安でいっぱいだった私に、優しく丁寧に対応してくださったのが小松空港のグランドスタッフの方々でした。そこで初めてグランドスタッフという職業を知り、興味を持つようになったのです。
JKMQへの入社を決めた一番の理由は、地元にいながら憧れの航空業界で働けることでした。入社前は、「小松空港でJALの飛行機を飛ばしている会社」という漠然としたイメージしかなかったのですが、あの時私を助けてくれたグランドスタッフのような仕事ができると思うと、ワクワクする気持ちでいっぱいでした。
1日1便というコロナ禍での入社。お客さまと先輩方への感謝を胸に、一歩ずつ成長
入社後は、搭乗手続きのための端末操作や基本知識、接客を学ぶ座学やトレーニングがありました。グランドスタッフとして必要な実務を一から学ぶとともに、安全意識を高めるため、安全啓発センターの見学など安全研修も受けました。航空業界では何よりも安全が最優先されるため、こうした研修を通じてその重要性を深く認識することができました。
研修を終えて配属されたのは、空港業務部パッセンジャートラフィックグループです。入社後からずっと同じ部署に所属していますが、実は入社直後に大きなギャップを感じました。それはコロナ禍での入社だったからです。当時は1日1便で、その1便もお客さまが非常に少ない日々が続きました。お客さまと接する機会が少なく、入社前にイメージしていた姿とはかけ離れていたのです。
そんな状況の中でも、私はある思いを持ちながら仕事に取り組んでいました。それは、コロナ禍で不安な気持ちを抱えつつも飛行機に乗ってくださるお客さまへの感謝の気持ちです。少ないとはいえ、私たちを必要としてくれるお客さまがいる。その方々に最高のサービスを提供しようと決意しました。
また、フライトがない分、経験できることが少ないからと、私たちの教育に力を入れて準備や指導をしてくれた先輩方の期待に応えたい、という気持ちも強かったです。限られた環境の中でも、先輩方は私たち新入社員の成長を第一に考えてくれました。その熱意に応えるためにも、一つ一つの業務に真摯に向き合い、学べることはすべて吸収しようと努力しました。
教育業務を任され、本社から褒められた喜び。受講者目線で工夫し、やりがいを実感
私が所属するパッセンジャートラフィックグループのミッションはいくつかありますが、現在特に力を入れているのが「JAL SMART AIRPORT」の定着です。これは、自動チェックイン機や手荷物引換証発行機を使ってよりスムーズかつ快適に搭乗できるしくみで、お客さまは有人カウンターに並ばずとも手続きができるようになります。
私自身は国内線、国際線のフライトハンドリング(航空券の発行や手荷物の受託、搭乗ゲートでの案内など)をメイン業務としながら、国内線をハンドリングするための教育を担当。またシフト勤務なので勤務表の作成にも携わっています。
これまでの仕事で特にやりがいを感じたのは、座学や演習の進め方を考え、資料を作ったことです。「自分ならどのように教えてもらえると理解しやすいか」という受講者の目線でプログラムを組み立て、資料を作成するように工夫しました。また受講者から「理解しにくいところはなかったか」「もっとこうしたらわかりやすい」などの意見を募り、それらを取り入れながらアップデートしていきました。
一番印象に残っているのは、搭乗口の改札機が新しくなった際に、支店内教育を任せてもらったことです。これまでとは全く異なる新しいシステムであり、JALが就航する空港の中でも先駆けて導入されたのが小松空港だったのですが、まだ教育業務の経験が浅い私にそんな重要な役目を任せてもらったことが光栄でした。また導入に際し、本社の方が小松空港へ視察に来た時、キーパーソンとして搭乗口でサポートしていた私の様子を見て、「安心して任せられる」というお褒めの言葉をいただけたことが非常に嬉しかったです。
学生時代と比べると、この仕事を通じて物事の伝え方、話し方が向上したと感じています。教育やOJTの中で、新人からベテランまで職階を問わず、わかりやすいと褒めてもらえることが多くなりました。また、自信がないことにも挑戦できるようになったと感じています。
人材育成のベースづくりから携わりたい。先輩から受け継いだマインドを次世代へ
今後は本社部門の教育に関わる部署で仕事をしてみたいと考えています。現在は本社部門で作られたプログラムに沿って支店内で教育することが多いので、ベースを作るところから携わってみたいのです。教育の土台となる部分から関わることで、より多くのスタッフの成長に貢献できるのではないかと感じています。
このように「人材育成を担う存在になりたい」と思うようになったのは、私が訓練生だった頃に出会った、ある先輩に大きな影響を受けたからです。先輩のインストラクターとしてのマインド、教育に対する姿勢や、後輩を育てることへの情熱に触れ、教育業務にやりがいを感じるようになり、「私も先輩のように次の世代に良い影響を与えられる存在になりたい」と強く思うようになりました。
JKMQの魅力は、複数の部署がひとつのオフィスに集まっているため、スタッフ同士の距離が近く、「チームで飛行機を飛ばしている」という実感をより味えることです。また、市役所への出向や複数部署の兼務など、スキルアップできる環境も整っています。さらに地方の小規模空港ながら、ビジネスパーソンから観光客まで幅広い層のお客さまにご利用いただくので、接客の幅が広がり、やりがいを感じることができます。
当社で活躍できるのは、お客さまやスタッフの笑顔のために行動できる人だと思います。そして、積極性に溢れ向上心があり、多方面から物事を捉えられる人に、ぜひ入社していただきたいですね。一緒に成長しながら、お客さまに最高のサービスを提供していきましょう。
