苦手意識を克服し、幼い頃から憧れていたグランドスタッフになる夢を実現
学生時代、私は人前で話すことに苦手意識を持っていました。もともと引っ込み思案で、授業でも端の方にいるような学生だったのです。しかし、就職活動の面接では、自分の言葉で自分を表現することが求められます。志望する職業に就くためにも、この弱点を克服したいと強く思い、授業では積極的に発言するよう心がけました。最初は勇気が必要でしたが、少しずつ人前で話すことに慣れていくことができました。
また、遊園地でのアルバイトも貴重な経験でした。お客さま視点に立って考えること、さまざまな状況に臨機応変に対応する力を培うことができたと思います。
実は私には、幼い頃からずっと抱き続けてきた夢がありました。それは、福岡空港のグランドスタッフになることです。子どもの頃、よく福岡空港を利用していたのですが、かっこいい制服を着て、素敵な笑顔で優しく声をかけてくれるJALのグランドスタッフは私の憧れでした。
その憧れが「グランドスタッフとして働きたい」という明確な目標に変わったきっかけは、学生時代に参加した3ヵ月の企業実習でした。仕事の楽しさを知ったのはもちろん、JALの社員の方々が持つお客さまへの熱い想いや、仲間同士の温かい雰囲気に心を打たれたからです。憧れていた会社で、安全や定時性を大切にしながら、お客さまへ高品質なサービスを提供するというやりがいのある仕事ができる。そう思うと、この会社しかないと感じました。
福岡空港のグランドスタッフとして成長した6年間。その後、新たなキャリアの扉を開く
2018年6月、JALに入社した私は、まず新入社員教育から社会人としての第一歩を踏み出しました。JALの歴史やフィロソフィ、安全について学び、その後約1ヵ月にわたるグランドスタッフの基礎教育で、端末操作や接客のロールプレイに取り組みました。覚えることが山のようにあり、略語や運賃ルール、操作方法など、毎日必死にあんちょこ(手書きマニュアル)を作成し、翌日アウトプットする日々が続きました。無事に教育に合格した後、初めて憧れの制服に袖を通した時の感動は、今でも鮮明に覚えています。
その後、2024年9月まで福岡空港の国内線で旅客サービス業務を担当しました。入社当初はチェックインやゲートでの補佐がメインでしたが、次第にカウンターやゲートの責任者業務を任されるようになり、オフィス業務やJALグループ以外のハンドリングも担当するようになりました。できることが増えることで大きなやりがいを感じ、グランドスタッフとして充実した日々を過ごしていました。
そして、2024年10月からは総務部キャリアグループへ異動。
入社前、私はグランドスタッフとして採用されたのだから、この職種でスキルアップする道しかないと思っていました。しかし実際には、他空港への出張や、グループ他社への出向、そして私のように他部署に異動するケースなど、JALには幅広いキャリアの選択肢があることに驚きました。想像していた以上に活躍のフィールドは広く、チャレンジの機会が多かったのです。
学生の未来に寄り添う採用活動で実感する、成長とやりがい
現在私は、総務部キャリアグループのリーダーとして採用活動全般を担当しています。説明会の運営、ホームページの更新、面接時の事務局、内定者対応など、学生の皆さまと直接関わる機会が多い仕事です。上司であるグループ長と、密にコミュニケーションを取りながら業務を進めています。
この仕事で最もやりがいを感じるのは、学生の皆さまと関わり、行動や心を動かせたと感じる瞬間です。説明会で話した内容をメモして覚えていてくれたり、採用イベントに何度も足を運んでくれた学生が声をかけてくれたりー。特に嬉しかったのは、夏の1DAY仕事体験を通じて、私に憧れを抱いてくれた学生がいたことです。かつて私が、空港で出会ったグランドスタッフに憧れてこの仕事を目指したように、今度は私が仕事や会社の魅力を伝える番だと実感しました。
もちろん、失敗もあります。特に最初の1年は、採用システムの操作に慣れず、日々奮闘の連続でした。その経験から学んだのは、小さな操作1つが何百人もの学生の人生や、会社の信頼を揺るがすことに直結しているという責任の重みです。ダブルチェックやテスト運用を徹底し、システムの向こう側にいる学生の顔を常に想像しながら業務に取り組んでいます。
学生時代は与えられた役割を全うすることに必死でしたが、今は正解のない問いに自ら答えを出す力が成長したと感じています。就活の早期化に対応してオンライン説明会を新たに実施したり、学生アンケートを基に資料を随時アップデートしたり。失敗を恐れず、どうすれば会社の魅力が伝わるか、自発的に考えて行動できるようになりました。
現場と管理部門の両方を知る橋渡し役として、JALという組織を活性化させたい
今後は、まずは採用担当として、「会社の顔」としての信頼を確固たるものにすることが目標です。グランドスタッフ時代は、空港にいらっしゃるお客さまと最初に触れ合う存在として働くことに誇りを持っていました。今は形を変えて、学生の皆さまに会社の魅力を自分の言葉で届ける「一番身近な社員」でありたいと考えています。現場を経験したからこそ伝えられる、仕事のリアルなやりがいや厳しさを誠実に伝え、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえる存在になることが直近の挑戦です。
中長期的には、現場の知見とバックオフィスの視点を掛け合わせ、より広いフィールドで組織に貢献したいと思っています。現場と管理部門、その両方の「体温」がわかる自分だからこそできる、組織を活性化させる橋渡し役を目指しています。
就職活動中の皆さまには、納得感のある選択をしてほしいと願っています。そのためには、ネットの情報だけでなく、実際に空港に足を運び、働くスタッフの表情や動き、チームの雰囲気を自分の五感で感じてください。その直感こそが、入社後のミスマッチを防ぐ一番の鍵になります。
グランドスタッフの仕事は華やかなだけではありませんが、チームで一便を送り出した瞬間の達成感や、お客さまからの「ありがとう」という言葉から、何にも代えがたい喜びを得られます。「ここで、この仲間と一緒に、最高の旅を支えたい」と思える場所を、自分自身の目で見つけてください。
空港という最高の舞台で、皆さまと一緒に働ける日を楽しみにしています。

