「思い切りの良さ」が持ち味に、走攻守すべてでレベルアップを図る
ポジションはセンターです。自分の持ち味は「思い切りの良さ」だと思っているので、走攻守すべてで、良い時も悪い時も積極性を大事にプレーしていきたいと思っています。
自分の強みは身体の強さです。プレースタイルとしては、やはり身体能力の高さを生かしたプレーかなと思っています。
今年の春季キャンプは「走攻守すべてで貢献できる選手を目指して、全ての面でのレベルアップを図っています。
松山さん(松山竜平選手兼任コーチ)には、バッティングのタイミングの取り方を教わっています。
守備面では、特に隼太さん(伊藤隼太コーチ)にたくさんノックを打ってくださってますし、走塁面では稲葉さん(稲葉大樹コーチ)と特にリードを大きくとる練習に取り組んでいます。
特に走塁面はそこまで噛み砕いて考えられていない部分もあったのですが、昨年プロを相手に対戦する中で、今のままだと難しいと感じましたね。
いろんなことを噛み砕いて考えて、自分のものにしていく重要性、考える野球の大切さに気づきました。
桑田真澄CBOからも考え方や工夫の仕方を学んでいます。やっぱり自分の課題はそこにあると思っているので、頭を使った野球をやっていきたいですね。
今まで、身体能力が売りで、ポテンシャルで野球をやってきた部分があり、もちろん身体能力を活かすためにも頭を使ってやっていくイメージでいます。
春季キャンプはみんなすごい明るくて、良い雰囲気で取り組めたかなと思います。
大学の1個下の石田くん(石田陵馬選手)も入団しましたが、もともと仲も良くて、よくコミュニケーションをとっています。
春季キャンプの練習試合ではある程度の結果も出せましたが、そこまで手応えは現時点では感じていなくて、ここから相手のレベルが上がって、なかなか隙がない相手と勝負するときに、相手以上のことをやっていかないといけないなと感じています。
バッティングでは松山さんに教えていただいている、ポイントの意識を図っていますが、教育リーグでプロの投手を相手にした時にまだまだだなと感じる部分もありましたね。
自分の中での理想のイメージはできているので、それに身体の動きがついてくるよう、松山さんに相談しながら取り組んでいます。早く自分のものにできるよう頑張ります。
コロナ禍を経て成長を実感。そして強豪校との対戦で学んだ"埋めるべきギャップ"
野球を始めたきっかけは、父が野球しかさせない親で、始めましたね(笑)。小学4年生の時にチームに入りました。
子供のころは活発な子どもで好奇心旺盛でなんでもやる感じで、いらないことをしてよく怒られてましたね。
小中学校は強くない学校で、主にピッチャーや二遊間を守っていました。
それから高校もそこまでは勝てなくて、全国に行ったりはできなかったですね。高校から外野をやるようにはなりました。
実は、野球人生で最も成長できたと感じたのは高校3年生の"コロナ禍"でした。高校で怪我が多かったのですが、コロナ禍でウエイトトレーニングや走り込みで身体を鍛え直しました。するとコロナが落ち着いて練習や試合ができるようになった時に、打っても投げても今までと別人のようになっていましたね。
コロナの影響で夏の大会がなくなったりはしましたが、甲子園に行くイメージは持てていなかったので、ポジティブに成長の手応えを当時は感じていました。
ただ、その後進学した創価大学では最初は苦労しました。
創価大はレベルが高い選手が周りに多くて、自分たちの代もその下の代もとても強い世代で(昨年のドラフト会議で3球団競合となった現阪神・立石正広選手らが所属)、最後4年生の時に明治神宮野球大会で初の全国準優勝まで行くことができました。
大学に入った時は、投球のスピードについていくのが大変でしたね。
先輩に150キロを投げる人がたくさんいて、練習試合で使ってもらっても、相手も良い選手が揃っていて、自分が売りにしていたバッティングがなかなか振るわず、壁を感じました。その中で、2個上に門脇さん(巨人・門脇誠選手)がいたりと、野手の素晴らしい先輩がたくさんいたので、いろんな人の感覚を聞きながら、試行錯誤しているうちに徐々に打てるようになったかなと思います。
そして、3年生に上がった時に監督・コーチが変わって、自分の能力を買ってもらえ、我慢して試合に出してもらえるようになりました。3、4年生は試合に出ながら少しずつ成長できたのかなと思います。
印象的な試合は、大学3年生の春に富士大学に負けた試合です。富士大は、結果的にドラフト指名を6名輩出したのですが、当時は本当に強いチームでした。
その試合は終盤までこっちのペースで進められていたものの、最後にひっくり返されて負けてしまいました。
その試合から、どんどん富士大が勢いづいていったのを目の当たりにして、名前負けじゃないが怯んでた自分がいたものの、意外といけるな、という手応えを持てたと同時に、差はないと思いつつも負けてしまったので、そこを埋めなければ、と思うことができました。
それまでは漠然とした練習でしたが、トップクラスの学校との対戦を通じて、その差を埋めるための練習に変わっていけたのかなと思います。
「知念大成選手がいなくても大丈夫」。そう思われる活躍を
大学時代から野間口さん(野間口貴彦チームディレクター)に気にかけていただいていて、大学の指導者からも「オイシックスが合っていると思うよ」と言ってくださって入団しました。
元々、大卒でプロが無理なら社会人野球に行こうと思って練習会に行ったりとかはしていたが、話を聞くうちに、プロを目指すならオイシックスが一番近道だと思いました。
プロと対戦できて、それで無理なら諦めがつくとも思いましたし、勝負したいなと。
オイシックス入団は"賭け"の選択ではあると思うのですが、「社会人の固い道を選べばよかった」というよりも「あの時勝負しておけばよかった」と後悔したくないなと思いましたね。
昨年オイシックスに入団して印象的だったのは、4月のヤクルト戦でスタメンで出た試合です。
高梨裕稔投手と対戦したのですが、プロで長く実績を出している投手だけあって、まっすぐも変化球も凄くて"おもちゃ"にされたような感じでした。
すごく楽に抑えられてしまった感じがあり、このままだとダメだと思いましたね。
身体能力頼りではなく、工夫しなきゃ勝てないと思い、そこから考えて野球をするようになったかなと思います。
昨季は守備固めや代打など途中出場が多くて、試合との向き合い方や準備の意識を学ぶことができた1年だったかなと思います。
最初からスタメンで出るのと最後の場面で出るのでは全然違うなと。
でも、スタメンで出ている人だけではなくて、いろんな役割が必要なのが野球なので、どんな立場でも最善の準備をしようと思って取り組んでいました。
特にセンターは知念さん(現巨人・知念大成選手)がいたのでなかなか出れませんでしたが、知念さんに追いつくぞ、追い越すぞというつもりで練習していましたね。
知念さんは人間性が本当に素晴らしくて、明るくて誰からも好かれる方でした。プレーもそうですが、グラウンド内外で優しくしてくださって、尊敬しています。
昨年のドラフト会議は知念さんが選ばれたのを見て、単純に知念さんのセンターのポジションが空くなと思いましたね。
知念さんが抜けたのが痛いと言われているので、そこを自分が埋めるのはもちろん、それ以上の活躍をして、「知念さんがいなくても大丈夫」と思ってもらえるように頑張りたいです。
「知念さん以上の活躍をして、ここで名前を呼ばれるぞ」という決意を新たにしたドラフト会議でした。
再現性を高め、ワクワクしてもらえるプレーを誓う勝負のオイシックス2年目
今季の目標は、走攻守すべてでチームの勝利に貢献することです。その上で、何かしらのタイトルを取りたいと思っています。
ドラフト指名を受けたい立場なので自分のことを考えてしまいがちではありますが、チームの勝利に貢献する活躍がしたいと思っています。
昨年からの進化としては、今までは自分の身体能力に任せていたプレーが多かったが、それだと波があるので、悪い日でも仕事ができるように、"再現性"をテーマにオフから重点的に取り組んできました。
再現性を高めるために、たとえば、「パワーで打つ」ではなく、「自分の身体がどんな仕組みで動いていて、ここがこうなっているから修正する必要がある」というのを頭を使って取り組んでいるつもりです。
俊太さん(田中俊太選手)らにも紹介してもらって、さまざまな方や施設を訪ねて、その部分をオフの時期に教わってきました。
自分の見て欲しい部分は「力強さ」ですね。馬力じゃないですが、体の強さを生かしたプレーが強みだと思うので、バッティングも肩も力強さや躍動感を見てもらえればと思います。
今年は、サポーターの皆さんに、ワクワクしてもらえるようなプレーをたくさんしたいと思っています。
勝ちを届けられるように必死こいて頑張ります。応援よろしくお願いします。
