2026年7月の組織改編により、ジールは従来のサービス・製品軸の組織から、業界やお客様により深く向き合う組織体制へと進化しました。今回新たに発足したインダストリー領域を管掌する執行役員の賀門が、目指す方向性や、働く魅力について語ります。
新卒でジールに入社し、システムエンジニア、プリセールス、部門長を経て、執行役員へ
私は2009年に新卒でジールへ入社し、システムエンジニアとして管理会計システムの導入案件に携わる中で、お客様と向き合いながら開発することの大切さを学びました。その後、プリセールスとして営業的な経験を積み、2018年から2026年6月までは開発部門の部門長として最大200名規模の組織マネジメントに携わりました。そして、2026年7月より新たに発足したインダストリー領域を管掌する執行役員として、ジールの今後の成長を牽引していきたいと考えています。
組織改編で目指す、インダストリー領域のミッション
インダストリー領域のミッションは「あらゆる産業のデータ活用を支えるデータプラットフォームを提供し続けること」です。
エネルギー・インフラ・製造・物流・小売などの産業は、それぞれが独立して存在しているわけではなく、相互に連携しながら社会の価値を生み出しています。そして、その過程で生まれるデータもまた、産業の枠を超えてつながっています。私たちは、さまざまな産業に向けてデータプラットフォームを提供することで、企業の意思決定や価値創出を支え、社会全体の発展に貢献していきたいと考えています。
インダストリー領域全体の組織図は以下のとおりです。
製造セクター本部と産業サービスセクター本部は、エンジニアとしての技術を磨きつつ、産業(特定のインダストリー)に特化し、お客様の業務課題により深く踏み込んでいく組織です。営業やCoE(コンサルタントを中心とした、高度な技術と方法論の中核を担う全社横断の支援組織)と連携しながら、お客様へさらなる価値提供を実現することを目指しています。
そのほか、西日本のお客様に価値提供を行う大阪支社も管掌しています。大阪支社は「もう一つのジール」として全社の成長を加速させる役割を担っています。
インダストリー領域の4つの組織
このミッションを実現するために、インダストリー領域は大きく4つの組織で構成されています。
「製造セクター本部」
製造業を中心としたお客様の課題解決を担う部門です。現場・業務・経営をつなぎ、データ活用を通じて継続的な企業価値向上を支援します。
「産業サービスセクター本部」
製造業以外の幅広い産業領域のお客様に対し、データ活用による価値創出を支援する部門です。業種ごとの特性を踏まえながら、データ活用の高度化を推進します。
「業務改革推進室」
お客様の業務課題により深く踏み込んでいくための中核を支える部門です。事業会社でデータ活用を推進してきたメンバーが在籍しており、業務課題をリアルに捉えながら、その構造化や整理を行うコンサルティング機能を担っています。
「カスタマーサービス部」
ジールが構築したシステムをお客様に使い続けていただくために、アフターサービス全般を担う部門です。お客様にとって最も身近な存在として、日々の運用から課題を見つけ、改善や活用促進を提案します。
そのほか、営業と連携して提案の上流から関わるプリセールス機能も備えており、構想策定から技術的な裏付けまでを一貫して提供できる体制があります。
システム導入の枠を越え、課題発見から伴走する存在へ
ジールにはすでに高い技術力があります。Microsoft、AWS、Google Cloud、Databricks、Snowflakeなど、データ活用に必要な技術を幅広く保有しています。
しかし、私は技術力だけでは十分ではないと考えています。ITは目的ではなく、あくまで業務や経営の課題を解決する手段です。どれだけ優れたツールや技術があっても、お客様の課題が理解できていなければ、本当の価値提供にはつながりません。
お客様が抱えている「売上を伸ばしたい」「生産効率を高めたい」といった業務や経営上の課題を解決するための手段として、データ活用やITが存在しています。だからこそ私たちは、技術だけでなく業務理解を深める必要があります。
一方、業務理解は、一朝一夕で身につくものではありません。本来、深い業務知識は、お客様と長年向き合いながら経験を積むことで初めて身につくものです。習得の難しい業務理解ですが、業務改革推進室を中心として、業務知識を体系化する取り組みを進めています。
個人の経験やノウハウを属人的なものにせず、組織全体の資産として蓄積していくことも重要なテーマです。長年の経験から蓄積された資料や知見を活用しながら、業務改革、サプライチェーン管理、生産管理、原価管理、経営管理といった業務知識を組織内で共有しています。
また、こうした知識を学ぶための勉強会や、AIを活用した仕組みづくりも進めています。単にツールの使い方を学ぶのではなく、「お客様は何に困っているのか」「どの指標を見れば課題が見えるのか」「どの業務を改善すべきなのか」を考えられる人材を育てていきたいと考えています。
技術×業務理解を武器に、市場価値を高める
インダストリー領域で働く魅力は、技術力と顧客業務理解の両方を身につけられることです。 高い技術力はもちろんですが、業界知識、業務理解、提案力、顧客折衝力、コンサルティング力を身につけることができます。
また現在は、インダストリー型組織への変革を進めている過渡期でもあります。新しい組織や新しいサービスを作り上げていくフェーズだからこそ、既存の枠組みの中で働くだけでは得られない経験があります。
技術力を磨くだけでなく、自分の得意な業界や業務領域のプロフェッショナルを目指したい方には、大きな成長機会があります。
繰り返しになりますが、私たちは、ITそのものではなく、その先にあるお客様の業務や事業への貢献を大切にしています。お客様の課題解決に本気で向き合いたい方と、ぜひ一緒に新しい組織を作っていきたいですね。
※記載内容は2026年10月時点のものです
