トヨタのモビリティサービスを支えるフランチャイザー業務の最前線
私たちの部署では、トヨタのレンタカーとカーシェアのフランチャイザー業務とトヨタとしてMaaS拡張を担当しています。モビリティカンパニーを目指すトヨタ自動車と販売店(フランチャイジー)に寄り添い、お客様のライフタイムバリュー(LTV)最大化に貢献することが私たちのミッションです。
具体的には、お客様との接点を年に1、2回の旅行時だけでなく、日常的な利用シーンにも広げていくことを目指しています。例えば、普段はカーシェアを利用し、旅行にはトヨタレンタカーを、出張時にも真っ先にトヨタ/トヨタグループを選んでいただけるような、お客様の生活に寄り添ったサービス展開を進めています。
私たちの業務領域は、商品企画やシステム構築、マーケティング、店舗運営のオペレーションなど、多岐にわたります。業務の特性上、各領域が密接に関連しているため、一人では推進できない案件がほとんどです。そのため、チーム一丸となって協力し合える環境が自然と醸成されています。
日々の業務を通じて実感するのは、モビリティサービスがお客様の生活により密着していく可能性です。トヨタのブランド価値を活かしながら、レンタカーやカーシェアを通じて、より便利で快適な移動手段を提供していきたいと考えています。
新たな挑戦の道を歩む
私がこの部署に配属されたのは2年前のことです。当時、トヨタレンタカーやカーシェアを担当していたベテランの方々が異動されるタイミングでの配属でした。入社して6年目になりますが、この異動が私にとって初めての部署異動となりました。
それまではブランディングの仕事が中心で、ブランドの価値向上やブランドとお客様とのつながりを強化していく業務に携わってきました。しかし、今の部署では自身で売上や需要、競合価格などの数字を見て分析したり、利害関係のある他社と交渉しながらプロジェクトを進めたりと、より事業創造に近い業務へと大きく変わりました。
新しい領域での仕事は簡単ではありませんでしたが、日々成長を実感できる環境に身を置けることに新鮮さを覚えました。同時に、早く独り立ちしなければという焦りも感じていました。
現在、私は主に3つの業務に取り組んでいます。1つ目は、トヨタ車を活用した地方課題の解決です。高齢化や過疎化による交通空白地帯の課題に対して、環境にも配慮したゼロカーボンの視点を取り入れながら、自治体や鉄道会社と協力してプロジェクトを進めています。
2つ目は、トヨタレンタカーの需要予測です。自社サイトや他社サイトからの予約状況を分析し、エリアごとの傾向を把握。前年比較や市場動向を見ながら、戦略の検討を行っています。
そして3つ目が、2024年に立ち上げたトヨタレンタカー公式SNSの運営です。これは私が主導して始めたプロジェクトで、全国62社の販売店の中から現在33社が参画し、総勢80名超という大規模なチームで運営しています。店舗で働く全国のスタッフと協力しながら、トヨタレンタカーならではの魅力を発信し続けています。
日々の業務では、クライアントのオーダーに応えるだけでなく、トヨタ自動車の視点で主体的に考え、行動することが求められます。様々なステークホルダーとの関係性を築きながら、事業としての成立性も考慮に入れた判断が必要となり、その両立の難しさを実感する日々です。
プロジェクトマネージャーとして大切にしている想い
プロジェクトマネージャーとして心がけていることは、「名司会者になる」ということです。これは私が2年目の時に先輩から教わった大切な教えなのですが、会議の場で単に進行役を務めるだけでなく、その場をいかに活性化させられるかが重要だと考えています。
どの人にどのタイミングで発言を促すか、議論をどう展開させていくか。そういった細かな采配を通じて、メンバー一人ひとりのモチベーションを高めていくことが、プロジェクトマネージャーの重要な役割だと感じています。日々の会議や打ち合わせの場で、メンバー全員が「この場は楽しい」「もっと関わりたい」と思えるような雰囲気づくりを心がけています。
組織の成長という点では、以前のデルフィス時代と比べて大きな変化を感じています。デルフィス時代は、クライアントの要望に100%応えることが最優先のミッションでした。しかし、トヨタ・コニック・プロになってからは、トヨタ自動車により深く入り込み、共に歩んでいく立場になりました。業務領域が大きく広がり、より本質的な課題解決に携われるようになったことを、組織としての成長として実感しています。
やりがいを感じるのは、自分たちで考えた提案が実際の事業に反映され、それを基に展開できる点です。デルフィス時代は、クライアントからの与件ありきで物事が進んでいくことが多かったのですが、今では事業により深く関わることで、「この課題認識は違うのではないか」といった本質的な提案もできるようになりました。
課題を感じている部分に対して、制度を変えることからアプローチできる。そして、その実現に向けて動ける体制が整っている。これは私たちの組織の大きな強みであり、やりがいを感じる部分でもあります。メンバー一人ひとりが主体的に考え、行動できる環境があることで、より良い成果を生み出せていると実感しています。
未来への展望:モビリティの可能性を拡げる
私たちの部署では、現在自治体や鉄道会社と協力したプロジェクトを進めています。地域の交通空白地帯の課題解決とCO2削減に向けた取り組みを、しっかりと実施していきたいと考えています。そこで得られた知見をもとに、来年度は周辺市町村や県全体への展開を目指し、最終的には日本全国の交通課題にアプローチできる取り組みへと発展させていきたいと思っています。
また、トヨタレンタカーの公式SNSについても、インバウンド向けの情報発信に力を入れていきたいと考えています。海外からのお客様との継続的なつながりを作り、日本の交通ルールの周知を通じて事故低減にも貢献していきたいと思います。
これらの取り組みが実現できるのは、トヨタが車のトップランナーとして築き上げてきたブランド力があってこそです。このブランドを活用しながら、より便利で快適なモビリティ領域の創出と、環境への貢献を両立させていきたいと考えています。
現在、トヨタレンタカーのフランチャイズ業務を担当していますが、トヨタ自動車やフランチャイジーにとって、なくてはならない存在になることを目指しています。「トヨタ・コニック・プロのSさんがいないと困る」と言っていただけるような関係性を築いていきたいです。
このフランチャイズ業務のノウハウは、他の事業展開にも活かせる可能性があります。従来の販促領域だけでなく、事業領域をさらに拡張していくことで、会社全体の成長にも貢献できると考えています。
そのために、前向きにチャレンジできる人財に今後もジョインしてほしいと思います。ステークホルダーも多く、コミュニケーションの機会も豊富なので、相手の気持ちに寄り添いながら、新しい価値を生み出せる人財を求めています。特にMaaS領域など新しい分野にも積極的に挑戦し、業務を創造していける方々と一緒に、より良いモビリティ社会の実現に向けて歩んでいきたいと考えています。

