同じ企業で働いていた人同士が結婚などで家族になり、同じ企業で働いているという話はよく耳にするものです。また、家族や一族で経営されている企業も同様です。
しかし、こうした形だけでなく、中には一般企業に“きょうだい”や親子で勤めているケースもあります。長い間一緒に過ごしてきた家族と一緒に働いたり、働いている時期は異なれど同じ企業に勤めたりするに至ったきっかけにはどのようなものがあるのでしょうか?また実際に働いてみるとどのようなシナジーや印象を持つのでしょうか?
本記事では、家族で同じ企業に勤めている方々4組のエピソードをご紹介します。
家族で同じ会社に勤めるきっかけって?
冒頭でも触れましたが、結婚や家族経営の他にも、同じ企業に勤めるきっかけはあります。たとえばどのようなものがあるのかをご紹介します。
・すでに働いていた家族からの紹介
企業で働いている人が、友人や知人を自社に紹介できる「リファラル制度」を設けている企業があります。家族が自社に適しているのであれば、紹介を経て同じ企業で働くこともあるでしょう。また、信頼のおける人物と一緒に困難を乗り越えたいという理由から、一緒に働くことを決断することもあるかもしれません。
・家族が働く業界や職種への興味や憧れ
親やきょうだいの話を聞いたり、実際に働く様子をみたりしているうちに、同じ業界や職種へ興味や憧れを抱き、同じ道に進んだ方も少なくありません。その過程で同じ企業と自身がマッチし、同じ企業へ入社するということもあり得るでしょう。
働きやすい環境、仕事へのやりがいなど、自分が良いと感じるものは身近な人にも紹介したくなるものです。また、逆も然りで、楽しんで働いている家族を見ていると、その会社への興味を持つことができます。
家族で同じ企業に勤めている4組のエピソード
ここからは、実際に家族で同じ企業に勤めている方々のコンテンツをご紹介します。どんなきっかけがあり、同じ企業で働くことになったのか。また、同じ企業で働いてみてどう感じているのかなどが語られています。
※ 掲載内容は記事公開当時の内容です
▶︎アイベステクノ株式会社
事業内容:各種高圧・低圧盤の設計から製造および、制御システムプログラムの開発
・どんな関係?:姉妹
三輪さん 「妹と同じ職場で働くことに対して、違和感がなかったわけではありません。姉妹だからこその甘えや馴れ合いが生じないとも限りませんし、妹は事務職の経験もなかったので、本当にやっていけるかなと心配でした。
しかし、私の経験を通じて、この体制、この業務であれば任せられるという確信や、何よりアイベステクノが良い会社だと心から思うからこそ、身近な存在である妹に自信を持ってすすめることができました。実際に今の従業員の中には、当社を良く知る親御さんからのすすめで入社した方や親子で従事している方、さらには一旦退職した後に再び入社した方もいます。
常に迎え入れてくれる 、おおらかな社風が人を惹きつけるのだと思います」
→ストーリー:身近な人に自信を持ってすすめられる会社──姉妹が机を並べて働く職場とは
▶︎スタッフサービス・エンジニアリング
事業内容:機械、電気・電子、情報、化学等の分野における技術者、およびITエンジニアの派遣・紹介事業(常用型派遣)
・どんな関係?:夫婦
その後、スタッフサービス・エンジニアリングで二度目の面談をしたあゆみさん。結局、「今は仙台勤務でマッチするプロジェクトがありません。他県まで選択肢を広げてはいかがですか」と勧められてしまいます。そこで「夫が地元で整備士をしているので」と、引っ越せない事情を説明しました。
あゆみさん 「事情を伝えると採用担当の方が『ご主人と一緒に入社というのはどうでしょう』と言うんですよ。他の地区なら多様な製品分野で、未経験からスタートできるプロジェクトも豊富だから、ふたりで引っ越すのはどうかと。まったく予想外の提案で、もちろん即答するわけにもいかず、夫に相談してみることにしました」
あゆみさんから「ふたりで一緒に転職できるみたいなんだけど、どうかな?」と相談された克彦さん。話を聞いて驚きつつも、前向きに考え始めました。
克彦さん 「最初はとにかくびっくりしましたね。妻が転職相談に行った先で、まだ会ってもいない私にまで入社を勧めるわけですから。でも実は当時、もう少し技術的な仕事をしてみたいという想いがあったんです。そのこともあり、一度話を聞いてみることにしました」
→ストーリー:夫婦一緒に同じ会社に転職!得られた仕事のやりがいと、充実したふたりの時間
▶︎ビーモーション株式会社
事業内容:企業の販売促進活動の企画・製作・コンサルティング、企業の営業・販売部門のアウトソーシング事業、オンライン接客の導入、運用支援および、システムの企画開発
・どんな関係?:親子
同じ仕事をし始めたことで変化が生まれた二人の関係性。その変化は、家族としての関係性にまで波及しています。
誠司さん 「それまでは、私はダブルワークでほとんど家にいなかったですし、ご飯の時間帯もあまり重ならないので、食事中、大輔に『今日学校どうだった?』と聞いても『うん』で終わるような会話ばかりでした。
それが、同じ仕事を始めてからは、顔を合わせると質問攻めにあうんです。うちの奥さんもその様子を見て、『何があったの?』とびっくりするくらいですから、この変化は思わぬ嬉しい結果でした」
大輔さん 「父との関係性は、180度変わったなと思いますね。この仕事を始めるまでは、接点がほぼない状態で、『父とは話さなくてもいいや』という気持ちでしたから。
むしろ、今は父を尊敬しています。昔の自分は、単にお客様にプリンタを売るだけだと考えていましたが、実際に働いてみて、お客様に合う機種を勧めるには商品や接客の知識など、さまざまな要素が求められる仕事だとわかるようになりました。以前のままだったら、今、父のすごさを実感できなかったと思います」
→ストーリー:親子兼、同じ仕事で働く仲間として──刺激し、学び合いながら、互いを高め合っていく
▶︎株式会社リクルートスタッフィング
事業内容:人材派遣、人材紹介(紹介予定派遣)、アウトソーシング
・どんな関係?:親子
大学3年生になり、就職活動を始めたとき、一番に思い出したのは幼いころに見た母の姿でした。母は、若いころリクルートの従業員として働いていたのです。私が大きくなる頃にはすでに退職をしていましたが、業務委託のような形で引き続きリクルートの仕事をしていました。
自宅で採用活動に使われる適性試験を熱心に作ったり、よく会議などをしていたんですよね。その様子がなんだかとても楽しそうで。「自分が思ったことを実現できるよ」「自分の意見を尊重してもらえる会社だよ」という話をよく聞いたこともあり、私も仕事をするなら母のように楽しんで働きたいなと感じていました。
就職活動を進める中、最初に内定をもらったのがリクルートスタッフィングでした。まだ選考中の会社がほかにもありましたが、ビビッときて、他の選考はすべて断って入社を決めました。
→ストーリー:リクルートグループで親子2代で働く理由──「個の尊重」を実現する派遣営業の醍醐味
4組の事例をご紹介してきましたが、お互いをよく知る家族だからこそ、より信頼できたり、お互いの得意不得意をカバーしあったり、より高め合うこともできるようです。
もし自分が家族と一緒に働いたらどうなるのかを想像してみると、自分自身の得意不得意を見つけ出したり、一緒に働きたい人がどんな人なのかなども想像しやすいかもしれませんね。
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