「真面目な目立ちたがり屋」子どもたちの笑顔に導かれた就職への道
一言で言えば、「真面目な目立ちたがり屋」。自分は真面目だけが取り柄で、ムードメーカーでも、何かの才能をもったわけでもない。でも、人前で話すことや、面白いことが好き。だから幼少期から、人をまとめることや全体を引っ張っていく立場に立つことが多かったように思います。学級委員から始まり、児童会会長や生徒会での活動に携わり、高校の部活動では部長として。組織を率いる経験を重ねてきました。
高校時代は、ボランティア部で活動。地域のお祭りにスタッフとして参加する機会が数多くありました。子どもたちと触れ合い、その笑顔に接するなかで、将来は子どもたちと関わったり、イベントで街を盛り上げていくような仕事に就きたいという思いが芽生えていきました。
専門学校は、コンサートやイベントの運営を学ぶ学校へ。集大成とも言える行事である音楽ライブ制作では、美術スタッフと、当日の司会を兼任。舞台転換の他のセクションの準備状況をリアルタイムで連携をとりながら、場をつなぎつつ、進行する。人前に出ることは慣れていましたが、今でもあの時のことを思い出すと冷や汗が出るような経験でした。また、学業と並行して、テレビ局でアルバイトとしてADの業務にも携わりました。情報番組のアシスタントとして、現場での補助や台本の準備など、1年間にわたって実践的な経験を積むことができました。
というふうに専門的に学んではみたものの、この分野での就職は私には合わないな...と判断しました。理由としては、下積みが長く、すぐに自分のアイディアを活かすことは難しそうであるということ(実際はどうかわかりませんが、そう見えました。)学校からの斡旋就職ができなくなったので、自分なりに会社探しをはじめました。その軸となったのは、高校の時に感じていた「子どもと接する仕事がしたい」という点と、「比較的はやく現場で活躍ができそうなところ」という点です。(とはいえ、あまり深くは考えていなかったように思います)
三景スタジオと出会ったのは、就活しないとな...と思って最初に参加した合同会社説明会でした。子どもの記念写真を取り扱う写真スタジオで、社員の方々が自らスタジオを制作したり、まるで部活動のようにメンバー同士が協力し合う環境があることを知り、素直に「面白そう」と感じました。子どもたちと関われる仕事がしたい、組織の中で協力し合いながら成長していきたい、という私の思いと会社の環境がマッチしていると感じ、入社を決意しました。
最終面接で、現会長に言われた言葉を今でも覚えています。わたしの生い立ちや、学校成績などを聞いて、「・・・本当に、うちの会社でいいの?」と。三景スタジオは当時でも70年を超える歴史があり、面接は会社から選ばれる立場だと思っていましたが、会長のフランクな雰囲気と、まるで対等に扱っていただいたことが嬉しく、ここに入りたいなと改めて思いました。
「とりあえず、やってみる」22歳で店長に就任
入社後は現場で先輩について、実際のお客様とのふれあいを通して学んでいくというスタイルでした。私にとって接客業自体が初めての経験でしたので、毎日たくさん失敗して、学びの連続でした。最初のうちは、1年も続けられるだろうか...と不安ばかりでした。
当時は子どもの撮影が主だったので、七五三や赤ちゃんの撮影のアシスタントがメインの業務でしたが、慣れてくるとこれがもう本当に楽しかったです。目の前のお子さんを笑顔にする、楽しませる、というのが、性に合っていました。
一番燃えたのは、店内が混み合ってしまったり何かのイレギュラーがあったとき。スタジオとフロアのメインスタッフがぱっと集まって、こっちがこれして、あっちはこれで・・・と組み立て、「よし、これでいこう!」とまたぱっと各々の現場に戻る。まさに連携!という瞬間が、なんともカッコよく、プロのチームで仕事をする面白さを感じていました。
そんな中、入社してわずか1年半という早い段階で、小樽店の店長への抜擢話をいただきました。当時22歳だった私にとって、これは想像もしていなかった展開でした。特に、前任の店長は長年その職を務められた大先輩でしたので、その後任を任されることへのプレッシャーは相当なものでした。
しかし、「声をかけてもらうこと」に対して、素直に嬉しい気持ちがありました。また、「失敗するなら今しかない」という前向きな気持ちで、この大きな挑戦を即決で受け入れることにしました。
店長として特に意識したのは、スタッフへの接し方です。私より年上のスタッフしかいなかったので、一人一人への尊敬の念と心配りを忘れないようにしました。また、分からないことは素直に相談し、時には甘えることも大切にしました。若さゆえの不安はありましたが、周りの方々のサポートもあり、新しい役割に適応していくことができました。当時のパートさんとは、10年たった今もたまにLINEが来たりInstagramで繋がるなど、本当にいい時間を過ごせたんだなと思います。
店長業務をしつつも、何かに声をかけられるたびに、「YES」で答えてきました。とりあえずやってみる。きっと何かの縁だろう。そんな気持ちで、気がつけば全店のプランニングのひとつをさせてもらったり、大事な資料作成を手伝わせていただけたりと、自分の幅が自然と広がっていきました。
今思うと、これが「自分への流れをつくる」ことのスタートだったように感じます。
店長を1年半ほどしたころ、「マーケティング専属のチームを作るから、そこに来ないか」と声をかけていただきました。はじめて、店舗に出ない、バックオフィス部門ができた瞬間でした。
その後は、「全店のプラン・企画」「SNSをはじめとする広告関係」「新卒採用の会社説明会などの運営」「システム導入」「新店舗開発」など、本当に書ききれないほどの領域を担当させていただきました。
同じ会社にいるのに、なんだか何度も転職をしている気分になるくらい。飽き性の私も、常に目まぐるしい環境の中で、ひとつも飽きはきませんでした。
中でも大きかったのは、新店舗開発。札幌市西区に新たな店舗をオープンすることになり、その出店リーダーとして、テナント探しから企画、スケジュール管理、各チームのとりまとめ、メンバーアサインまでまるっと担当をさせていただきました。フォトグラファーやデザイナーのみなさんの力を借りなければ、絶対に完成しないものを、リーダーとして率いる。「あ、あの件どうなっていたっけ・・・!」と思ったら、別のメンバーがしっかり仕上げてくれていたりして。チームで働く面白さ、絶対に個人ではできないような大きい仕事ができる達成感を感じました。
20代の経験が、点から線へ。育休明けの30代
その後も、サッポロファクトリー店の店長をしたり、コロナ禍ではコンタクトセンターという予約受付の部署の立ち上げをしたり。複数の店舗の出店にも携わって行きました。専門学校の経験が活きて、大きな会場でのファッションショーの企画運営進行をすることもありました。
2022年に産休・育休を取得し、復帰後は教育採用人事本部に所属。採用はもちろん、会社が大きな組織へと成長していく過渡期にあり、これまでなかった仕組みを一つ一つ組み立てていく重要な役割を任せていただいています。在宅の勤務も認めていただき、子育てとの両立を図っています。
日々の業務では、パートアルバイトや中途社員の採用面接、新卒採用の企画と会社説明会の運営、面接、入社後のフォローなどを行っています。さらに、新たな仕組みづくりのためのインプットや企画立案にも取り組んでいます。
いまの私の仕事は、すぐに結果が出るものではありません。向こう何ヶ月、1年、時には何年先に結果が現れるような仕事です。ですが、少しずつ基盤が出来上がっていき、周りのメンバーに安心感を与えられているという手応えは感じはじめています。
特に今年は、新入社員の教育フローを一から作り上げる機会をいただきました。メンバーと共に考え抜いた教育プログラムで、新入社員たちがどのように成長していくのか、とても楽しみにしています。会社のフードを一貫して伝えられること、そして「安心してチャレンジできる」という環境づくりにこだわりを持って取り組んでいます。
あわせて、社内研修のドキュメンタリー動画制作のプロジェクトも始動させることができました。単に研修の様子を記録するだけでなく、三景スタジオがメンバーをどのように成長させているのか、そして「本気で取り組むことの面白さ」を多くの人に伝えたいと考えています。
人事の仕事は影響範囲が広いため、一つの意思決定に時間がかかることも多いです。また、何か一つ変えようとすると、それに紐づいて別の課題が出てきたりと、なかなか簡単には進められないこともあります。頭を抱えることも多いですが、そんな中でも、目の前の課題を対処的に考えるのではなく、他のテーマと組み合わせてみたり、「これを機会に」という視点でクリエイティブにアプローチしていくことを意識しています。
この領域に正解はなく、決めて信じてやってみることの連続です。多くの方の人生が関わる仕事だけに、常に緊張感を持って取り組んでいます。でも、私が取り組んでいる仕事によって、社員の方々の未来が明るくなったり、新しいチャレンジが楽しくなったという声が増えていけば、それが何よりの喜びだと感じています。
そして、今一番感じていることは、「今までの20代、必死にやってきたことが、点から線になっていく感覚」です。本当にこれまで、基本的に自分に流れがきたものはなんでもYESで答えて、様々な経験をしてきました。やっている時は、辛く苦しい場面も多かったですし、「自分には向いていない」「今これをしたって何になるのか」と感じてしまうこともありました。でもそれが、30代になり、ああ全部繋がってきたな、と実感することばかりです。自分の可能性を広げ続けた結果が、こういう景色に繋がってきたのか、と。なので今若手の方とお話しする機会には、この「自分への流れをつくる」ということの意識を繰り返しお伝えします。
「クリエイター」として、三景スタジオだからできること
当社の大きな魅力は、「枠がない」ということです。若手だからできない、この職種はここまで、といった制限を設けていません。自分の可能性を広げ続ければ、どこまでも成長できる環境があります。ビジネスにおいて専門性を深めることはもちろん大切ですが、ただ一つの分野のプロフェッショナルになるだけではなく、様々な経験を掛け合わせることで、どんな未来でも通用できるようなビジネススキルを身につけることができます。
私がここまでこれたのは、特別なスキルがあったからではありません。「まずやってみよう」という気持ちを大切にしてきただけです。そして、自分一人では何もできないことを実感し、周りの力を借りながらチャレンジを続けてきました。そうすることで、たくさんの面白い経験に出会うことができました。
三景スタジオでは、私たち全員が「会社員」ではなく「クリエイター」という意識で仕事をしよう、とメッセージを出しています。これは単にフォトグラファーやヘアメイクといったビジュアル制作の領域に限らず、目の前のお客様により幸せな空間を提供するにはどうすればよいか、まだ見ぬお客様に当社の魅力をどのように届けられるか、といったテーマに対して、自分の感性を活かしてアイディアを形にしていくということです。
長い文章を読んでいただき、ありがとうございます。これからも、答えのないことに挑戦してクリエイティブな発想で解決したい方と、面白がりながら一緒に働けることを楽しみにしています。仲間になってみたい、話してみたい、という方はぜひお気軽にお問い合わせください。

