自らもワクワクできるサービスへ──IoTサービス「ドクターリンク」の開発
テクノロジーエグゼキューション部に所属する山口。新規案件である「ドクターリンク」の開発を担当しています。
「『ドクターリンク』とは、愛車の健康状態をAIと整備士がリモートでチェックするというIoTのサービスです。
専用端末を車に取り付けることで、走行データを自動で診断し、走行状況やエンジンオイルなどの消耗具合をスマートフォンで確認することができます。情報を整備工場と共有ができるので、いち早く不調を見つけ出し、トラブルを未然に防げるというものです」
山口はプロダクトの運用・保守・開発という一連の流れを見ています。高い保守性と品質を持ったサービスを構築するために、主任としてプロジェクトの全体像を統括しつつ、自らもコードを書いて開発に携わっています。
「運用監視スクリプトを書いたり、IoTデータを解析するためのさまざまな仕組みを作っています。フロントエンド・バックエンドのコードを書くこともあります。
当社が使用しているアーキテクチャは比較的新しいもので、クラウドネイティブで動作するよう設計されているのが特徴です。歴史ある古い会社ではありますが、新しいことにチャレンジできる環境なので、ありがたいです」
「新しいサービスを使いたい」「新しい言語に挑戦してみたい」という要望があれば、どんどん提案し、積極的に挑戦していこうという雰囲気がある日本特殊陶業。山口も、効率的で安全な運用のために、本案件にサーバー監視・分析サービスを取り入れました。
「連携サービスを使うなどの新しい提案も、前向きにOKしてくれます。予算もしっかり割いてくれるので、取り組みがいがありますね。
ちなみに、今作っているサービスは個人的にすごくいいなと思っています。私も車に乗るのですが、メンテナンスにはかなり無頓着なのでITで支援してもらえたら助かります。自分でも使いたくなるサービスに携わることができて、今後の発展にとてもワクワクしています」
入社の決め手は、大手もベンチャーも兼ね備えた風土
山口は、これまでに4社のキャリアを経てきました。
「最初は、ソフトウェアハウスに入社し、製造業を対象とした汎用機の開発案件にプログラマーとして入りました。3年ほど経験した後、建築会社の社内SEとしておよそ10年キャリアを積み、そこから電子機器を開発する会社の新規事業部門に3年ほど在籍。
そして、4社目は名古屋にあるスタートアップ企業に2年ほど身を置いていました」
とくに印象に残っているのは、前職での経験だと言います。
「スタートアップ企業って、みんなすごくレベルが高くてモチベーションも高いんですよ。土日もずっと勉強なり仕事なりしていて、かなり熱心。
それまで、私は土日に仕事や勉強をするという発想をまったく持っていなかったのですが、そんな感覚もガラッと崩れました。『このくらい全力でやらないと、ハイレベルな人たちについていけない』と、意識が変わりました」
転職を重ねる中で、山口はWebシステムやスマホアプリなどの開発を経験。AWSやGCP、Azure、マルチクラウドなどの知識を身につけていきました。さまざまな経験の結果、技術の根幹に相違はないと感じたと言います。
「サービスを作る上で基盤となる部分は、ネットワークでも、データベースでも、プログラミングでもどれも共通していると思います。大事なのは、安全な動作を徹底する『フェールセーフ』の発想。
ユーザーは思ってもみない挙動をするものなので、いかに細かくトラブルを想定しておくか。それを意識することでおのずと良いシステムができ上がると思います」
深い知見を携え、日本特殊陶業への転職を決めた山口。背景には、不思議な縁がありました。
「じつは、最初に入った会社で汎用機を開発していた時、当社と一緒に働いていたんです。社会人になってはじめての仕事が、日本特殊陶業の案件だったんですよ。おもしろい縁ですよね。
当時感じていたのは、人がすごく優しい会社だなということ。新卒で仕事ができなかった私は、いろんな方にフォローしていただきました。皆さんが温かな気持ちで接してくれていたのをよく覚えています」
人の良さのほか、大手企業という安定感と、新規事業もできるベンチャーらしさの両方を兼ね備えているのが転職の決め手でした。
「新規事業の部分を任させてもらえる。ゆくゆくは、海外でもプロダクトを作れるという話で入社を決めました。規模が大きくて、売上・利益率も高い会社に入ったことで、精神的に安心して働けるようになりましたね。
大きい会社だからこそ、稟議に多少時間がかかることもありますが、新規事業の場合はスピード感が大事なので、その点は徐々に改善できたらいいと考えています。全体感としては、非常に風通しが良くて、皆さん話しやすいし相談しやすい。仕事がやりやすい環境だと感じています」
培ってきた経験にモノ作りの発想を掛け合わせ、さらなる高みをめざす
現在担当している「ドクターリンク」がリリースされたのは、山口が入社して1カ月後のこと。山口は、主に運用面などを引き受けるところから仕事を始めました。
「私が入社した当時は、社内にITに詳しいメンバーがいなかったので、正直難しさを感じることもありました。期待もされていたと思いますし、その分プレッシャーもありましたが、だからこそみんなの頼れる存在になろうと務めました」
資料を使ってこれまでの開発状況をキャッチアップしながら、運用・保守の方針を定めていったという山口。今では、他の案件の担当エンジニアから開発について相談を受けることも多いと話します。
「本当にフルスタックなところを求められる仕事だと感じます。たとえばフロントエンドはSPAという仕組みを使っているのですが、これももともと経験があったからこそ理解できたものです。
ユーザーに向けたサービスだからこそ、例外パターンをテストケースに組み込んで対策を敷いたり、自分はこういう機能があったら良いなとユーザー目線で企画を考えたり。これまで培ってきたフロントエンド、バックエンド、インフラなど、すべての経験が活きています」
過去に得たスキルを集結させる仕事でありながら、モノ作りの会社ならではの新鮮なおもしろさも感じています。
「当社は、創業80余年の自動車部品メーカー。新規事業も含めて、これまでの知識を用いたモノ作り系の事業が大半を占めます。だからこそ、プログラミング以外の観点で新しいモノ作り系のノウハウをたくさん知れるのが、楽しいです。
IT系出身者ではない人の発想に触れられるのは、貴重なこと。製品の作り方や工程など今後に活かせることも多く、日々のメンバー間での会話がお互いに刺激になっています」
モノ作りの発想をITの経験に掛け合わせることで、山口ならではの強みを磨き上げていきます。
新しく、よりグローバルな製品をめざして──自ら動き、成長することを止めない
日本特殊陶業で働く魅力は、会社としての安定感と、新しい取り組みにチャレンジできる風土だと言います。
「新しい言語を使いたい時や、外部のサービスを使いたい場合に、予算を心配する必要がないところがうれしいです。海外にもさまざまなプロダクトがあるので、そこから情報やノウハウを収集できるのも魅力。
また、社内にモノ作りのエキスパートが多く、彼ら、彼女らから得られる知見が多々あるのもうれしいところ。講習会も希望すれば好きなところに参加できるなど、スキルアップには理想的な環境だと思います」
成長中の現場を支える新しいメンバーを心待ちにしています。
「個人的な意見ですが、いろんな人の話をちゃんと聞けて、自分の価値観にこだわらない方が来てくれたらうれしいです。
開発には、いろんな人が関わります。営業であったり、企画であったり、マーケティングであったりと価値観はそれぞれ違います。だからこそ、柔軟に人の意見を聞き、その中で一番いい発想を導き出せるスキルがあるといいですよね。チーム内だけでなく、他の部門のメンバーとも関わりつつ、幅広い視野で物事を考えられる方と出会いたいです。
スキル面については、現状で満足することなく、自分を高めていける方が合うのではないかなと思います。また、企画系のスキルがある方も大歓迎。開発の仕事でも企画的な要素が求められるシーンが多いので、きっと役に立つと思います」
そんな山口は、今後の展望についてこう話を締め括ります。
「これからもスキルを突き詰めて、海外のトレンドなども取り入れながら、他のエンジニアにも一目置かれるくらいの存在になりたいです。今後も勉強を続け新しいことに取り組み続けていきたいと考えています」
閉じこもることなく、自ら動くことで成長を続ける山口。その高いモチベーションが、周囲にプラスの影響を与え続けていきます。
※ 記載内容は2024年1月時点のものです
