学生時代のさまざまな活動とアルバイトで培った力
大学では建築や生活デザインを学びながら、オリエンテーションキャンプリーダー、オープンキャンパススタッフ、セミナースタッフなど、学生生活でしかできないさまざまな活動に積極的に取り組んでいました。中でも印象に残っているのは、学外コラボグッズ企画です。私は0からの発想が苦手だったので、既存のアイテムを改良することで新しいデザインを提案しました。学生が企業相手に提案して製品化するという、責任感ある活動に参加できたことは、学生時代の貴重な経験となりました。
アルバイトは、飲食店2つとホテルスタッフの3つを掛け持ちしていた期間もありました。ホテルスタッフは働く日によって業務内容が変わるため、臨機応変に自分から考えて動く力が身に付きました。これらの経験を通じて、コミュニケーションスキルやマルチタスの基礎を着実に身につけることができました。
就職活動では、大学で学んだ建築の知識を活かせる仕事を希望していました。やりたいことが見つからず悩んでいた時、ゼミの先生に相談したところ商社を提案してもらい、住宅関係の商社に絞って活動を始めました。好奇心旺盛な性格もあり、さまざまな商材を取り扱える商社という業態に魅力を感じました。また、オリエンテーションキャンプの活動で周囲の意見をヒアリングし、リーダーをサポートする調整役を務めた経験から、縁の下の力持ちとしてのリーダーシップを発揮できる事務職を希望していました。
入社の決め手は、歴史がある会社であること、説明会や面接時の雰囲気の良さ、そして内勤でも来客対応の機会が多くお客さまとの関わりが持てる事務職であることでした。広島の大学に通っていたため、営業所がない地域からエントリーすることに不安もありましたが、説明会や面接で地方出身で活躍している人もたくさんいると教えていただき、安心して入社を決めることができました。首都圏を中心に地域に根差している会社という印象も、私の背中を押してくれました。
泊まり込み研修から始まった社会人生活と、予想外の配属先で直面した現実
入社式の当日から、1カ月間にわたる泊まり込みの研修がスタートしました。ビジネスマナーから、各メーカーの工場やショールームを巡っての商品知識の習得まで、社会人としての基礎や会社についてみっちりと学ぶ期間でした。
中でも印象に残っているのは、膨大な基本用語を必死に覚えたことです 。就寝前の限られた時間を使って、同期と互いに問題を出し合いながら、少しずつ理解を深めていきました。慣れない環境の中で、共に課題に向き合った1カ月間。その時間があったからこそ、同期との間には固い絆が生まれました。今でも、迷った時や大変な時に相談し合える同期の存在は、私の大きな心の支えになっています。(※筆者体験当時のエピソード。現在の研修体系と異なる場合があります)
配属されたのはエンジニアリング事業部で、現在までこの部署で仕事をしています。ただ、正直なところ配属当初は戸惑いがありました。営業所とはまったく違う業務を行う部署だったので、入社前のイメージとはかけ離れていたのです。取引先も取り扱い商材も営業所とまったく違いますし、事務職でも専門的な知識が必要な業務であることに驚きました。入社後のギャップを感じながらも、新入社員フォローアップ研修やBS制度など、継続的な研修制度に支えられながら、少しずつ仕事に慣れていきました。
丁寧な仕事の積み重ねが信頼を築き、専門性を深める日々
現在は施工管理を行う工事グループの唯一の事務職として、現場に提出する安全書類の作成と海外製品の輸入貿易業務をメインに担当しています。その他にも請求管理など部署の事務処理を幅広く行っており、最近では設計業務も学び始めました。グループの垣根を越えて他部署とも連携しながら業務を進めています。
各現場によって必要な書類や手続きの流れが異なるため、先を見越して協力会社さんへ依頼を出すことには、最初とても苦労しました。現場のスケジュールに合わせた急ぎの対応や、複数のタスクを同時に進める場面も多く、戸惑うことも少なくありませんでした。また、未経験で担当することになった貿易業務では、専門用語もわからない状態からのスタートでした。当時の上司の指導のもと、税関調査に向けた書類整備や輸入実務に一つひとつ向き合う日々。その中で、より正確な知識を身につけたいと考え、会社の自己啓発報奨金制度を利用して貿易実務検定の資格を取得しました。手探りだった状態から、現在では一人で貿易実務を担当できるまでになり、日々の業務を着実に進められるようになっています。
事務職として大きな売上げを上げたという実績はありませんが、現場施工に支障が出ないよう意識して業務を行っています。サポートした相手から「ありがとう」という言葉や「丁寧な仕事」と言っていただける瞬間は本当に嬉しいです。「藤原さんに頼めば解決できる」と思ってもらえるよう、一つひとつの依頼に丁寧に対応し、依頼しやすい雰囲気を常に意識してきました。わからないことでも調べてみて、解決のために共に考えることを大切にしています。専門的な内容が多く学びが多いことが、やりがいにつながっています。
日々の仕事と向き合う中で、”コツコツとやり遂げる継続力” や ”その場に合わせて柔軟に動く力” が、いつの間にか自分の強みになっていました。目の前の課題に粘り強く取り組むうちに、もっと専門的な知識を深めたいという探究心も湧いてきて、自分の中にこんなにタフな一面があったんだな と驚いています。学生の頃に比べると、成果に対する責任感や時間の使い方はもちろんですが、何より自分から進んで動く楽しさを知ることができたのが、一番の成長だと感じています。
業務効率化と専門性を磨きながら、長く活躍できるキャリアをめざして
短期的な目標は、加工図の作成スキルを早期に習得し、設計業務の領域をさらに広げることです。これまでの事務経験を土台に、より専門性の高い実務へと挑戦しています。また、日々の業務においては単に事務処理をこなすだけでなく、組織全体の効率化を牽引していきたいと考えています。現在、安全書類のデジタル化が加速していますが、デジタルツールの扱いに戸惑いを感じている職人さんも少なくありません。長年築いてきた信頼関係を大切にしながら、誰もが迷わず扱えるサポート体制を模索し、現場の負担を最小限に抑えたいです。中長期的には、CADの習熟はもちろんのこと、 ユニットバスの技術的な知識も身につけていきたいと考えています。事務としてのこれまでの経験に「設計のスキル」をプラスして、社内からも現場からも「あなたに聞けば安心だね」と言っていただけるような、専門職としての存在感をめざしたいです。
また、今後はライフステージの変化も待っているかもしれません。出産後も働き続けたいという理想があり、産休育休や時短勤務の制度を利用することも考えています。そのためにも、事務職としての専門性をさらに高め、一時的に職場を離れた後もスムーズに復帰できるよう、より柔軟な働き方を選択できる自分でありたいです。
これから入社される方には、周りを気遣える協調性を持ち、チームワークを大事にできる方、入社後も目標に向かって自己研鑽し、楽しく仕事を続けられる方に、ぜひジョインしてもらいたいと思います。

