日本と世界の橋渡し役となり、ポーランドでグローバルたばこ事業の連結決算を担当
現在、ポーランドのワルシャワにあるJTI GBS Polandに出向し、グローバルたばこ事業の経理業務を担当しています。
喜多河:JTIはスイスのジュネーブに本社をおき、日本市場を含む120か国を超えるマーケットのHQ機能として、グローバルたばこ事業の全体を統括しています。
そして、JTI GBS Polandは、グローバルたばこ事業の決算業務や管理会計といった機能を担う拠点です。10名ほどの少数精鋭のチームながら、世界に250以上あるグループ会社の連結決算業務などを行っています。
現在コンソリデーションチームとレポーティングチームの2つのチームの業務を兼務しています。
喜多河:コンソリデーションチームは、グローバルたばこ事業の連結決算を担当するチームです。現在、私は主にJTを含む日本のグループ会社を担当。各社の経理担当者とコミュニケーションをとりながら、現地メンバーと協力して決算業務を行います。
現地メンバーにとってなじみのない日本の商慣習やそれに基づく会計処理などを理解している私が窓口となって日本の担当者からの相談を受け、英語で現地メンバーと確認することで、スムーズに進められるようサポートしています。
もう1つのレポーティングチームは、JT本社の連結決算担当者に四半期および年度のグローバルたばこ事業の決算数値を報告する役割を担います。JTとJTIの橋渡し役として、会計処理の方法や決算報告の方針などをすり合わせながら進めています。
JTI GBS Polandに日本人の社員は数名いるものの所属するチームでは喜多河1人。日々のコミュニケーションは「あまり得意ではない」という英語がメインです。
さらに、コロナ禍に設立された会社ということもあり、リモートワークが基本で、メンバーの住まいはポーランド各地に点在。その中でスムーズな協力体制を作るために、心がけていることがあります。
喜多河:組織の中で自分にできることや強みは何かを考えること。その上で、足りないところを伸ばしていくことを心がけています。私が今ポーランドに出向しているのは、JTIの決算プロセスを体感・会得するトレーニングという側面もあります。
日々の業務の中で、JTの経験を活かしながら自分にできそうなことに積極的に挑戦し、その過程で自分の強みを見つけながら組織に貢献したいと思っています。
数字を扱うやりがいと魅力を感じ、更なる挑戦の場を求めてJTへ
キャリアは、大手鉄鋼メーカーの経理部門でスタートさせました。経理業務は自ら希望を出してのことですが、意外にも「数字に対しては苦手意識があった」と話します。
喜多河:もともと、何か専門性を持って組織や周りの人に貢献したいと思っていました。数字は苦手でしたが、数字を通してヒト・モノ・カネを意識して事業を理解できますし、将来に向けたキャリアの軸ができると考えたのです。
まずは本社ではなく現場で働きたいという思いもあり、工場での原価管理を志望しました。
自動車メーカー向けの鋼板を製造する工場でコスト削減などを担当する中で、数字を扱うやりがいを感じ始めたと振り返ります。
喜多河:若手社員であってもベテランの工場スタッフや工場長と対等に意見を交わすことができるのです。数字という共通言語があることで、年齢に関係なく意見を聞いてもらえる。それが数字を扱う魅力だと感じました。
現場での業務にやりがいを感じる一方で、更に自分にできることの幅を広げたいと思うようになったといいます。
喜多河:現場にて原価管理に取り組む中で、数値をもとに現場を支えることのやりがいや責任を感じて働いていました。一方で次第に、将来的にはより俯瞰的な視点で会社全体の経営や事業の意思決定に貢献できる経理としての役割にチャレンジしたいと感じるようになりました。
そうした思いを抱えていたタイミングで、制度会計のポジションとしてJTの経理部門の採用に出会い、自身の視野を広げる新たな一歩として挑戦する決意を固めました。
入社の決め手は、挑戦を後押しする組織風土と面接での印象だったといいます。
喜多河:個人のポテンシャルや熱意を評価してくれる姿勢を感じました。私の正直な想いに丁寧に耳を傾けてくれる懐の深さに、「本音で話せる風土がある会社なのだな」と感じました。
JT入社後は、JTグループの国内ビジネスサポートを行うJTビジネスコムに出向。チーム異動や組織変更を経ながら、着実に専門性を身につけていきました。
喜多河:経費精算などの基本的な経理業務からスタートし、固定資産管理や単体決算、連結決算と、できることが増えていきました。 ポーランドへの出向は2024年7月から。
国内外のたばこ事業が一本化されたことに伴い、新しい会計システムや経理プロセスが導入されたのです。この決算業務を知ることは自分のキャリアにとって必要なことだと考え、希望を出しました。
できることの積み重ねが自信となり、信頼へ。貢献できたと感じられる瞬間がやりがい
「数字が苦手」から始まった喜多河のキャリア。実はJT入社後も経理業務がそれほど好きになれず、異動を考えていた時期もあったと言います。しかし、周囲の先輩社員の姿に触れ、その価値観が大きく変化していきます。
喜多河:JTの経理部門にはキャリア入社のメンバーも多く、経理の仕事に誇りを持っている先輩たちがたくさんいます。事業部から寄せられる会計処理の相談に専門的な知見でアドバイスする姿に憧れを感じると同時に、自分はまだまだそのレベルに達していないという悔しさを感じるようになりました。
自分ももっと事業に貢献したい - その想いで培われたのが、現在にも通じる「自分にできることを見つけ、できる範囲を広げながら信頼を積み重ねるという姿勢です。
喜多河:まずは電話対応やチームに来た問い合わせメールに最初に返信するなど、小さなことから始めました。その傍らで、業務をより体系的に理解できるよう会計に関する書籍を読んだり、会計資格を取得したりしながら知識をアップデートしていきました。
業務に当たる度わからないことばかりで、事業部の人の期待に応えたい、経理部門の先輩たちに追いつきたいという気持ちが先行してしまい、毎日苦しかったのを覚えています。
けれど、小さくともその積み重ねが自分の糧になり、だんだんと自信がついていき、周囲から信頼してもらえるようになっていきました。
努力の積み重ねで力をつけていった喜多河。その経験を活かし、貢献できたと実感できるプロジェクトがありました。
喜多河:JTIが先行導入していた会計システムをJTでも導入することになり、そのプロジェクトメンバーにアサインされたのです。私は、当時担当していた固定資産に関する部分を受け持つことになりました。
JTとJTIの会計プロセスの違いを把握した上で、どのように調整するべきかという提案をしたのですが、それまでの業務で培った知識を活かして、自分の言葉で説明できた感覚があったのです。自身の仕事に誇りが持てましたし、専門性を活かして貢献できているという実感も得られた瞬間でした。
経理の仕事が好きかと問われたら今でも半信半疑ですが(笑)、これまで携わってきた仕事にはどれも思い入れがありますし、専門職として必要としてくれる人や組織に貢献できていると感じられるたびに、「この仕事をやっていてよかったな」と思います。
想いを後押ししてくれる環境が魅力。専門性を磨きながらより大きな貢献を
現在は、ポーランドで新たな刺激を受けながら、さらに専門性を磨いています。
喜多河:文化も言語も異なる環境は、すべてが新鮮で刺激的です。現地のメンバーは、ワークライフバランスをとても大切にしていて、品質を保ちながら効率的に業務を進めるという姿勢が明確です。
ジョブ型採用ということもあり、専門性への誇りは日本以上に強いと感じます。英語でのコミュニケーションは苦労しますが、会計は「共通言語」。会計という専門性があることで、言語の壁を超えられるんです。
自分にできることを探しながら、さまざまな挑戦をしてきた喜多河。その挑戦を後押ししてくれる風土がJTの魅力だと話します。
喜多河:私自身のことで言えば、単体決算から連結決算への異動やポーランドへの出向など、会社が積極的にサポートしてくれたことで挑戦が叶いました。自分の頑張りを見てくれていて、想いを後押ししてくれる環境があると感じます。
挑戦できる環境で目指すのは、さらに専門性を高めて、より大きな貢献をすること。
喜多河:以前は経理部門の中でいかに貢献できるかという事が先行しがちでしたが、今は自分の専門性をどのように他の部署や会社全体に活かせるのかという事を念頭に業務に取り組んでいます。専門性を高めながら、それを求めている方々に還元していくことが、自分の存在意義だと考えています。
また、近年のJTはとても大きな変革期を迎えています。その変化を楽しみながら挑戦できる人には、とても魅力的な環境だと続けます。
喜多河:たばこ事業のグローバル化が進む中で、コーポレート部門でも組織構造を大きく変えながら対応しています。若手社員が中心となって動かしているプロジェクトもありますから、変化を楽しめる方、現状に満足せず常に成長を求める方に向いている環境だと思います。
自分の領域にこだわりすぎず、チームや組織を良くするために自分の力を使いたい人と一緒に会社に貢献していきたいですね。
※ 記載内容は2025年5月時点のものです

