穏やかな播磨灘にほど近い兵庫県姫路市にある「アイベステクノ姫路工場」。コーポレートカラーであるグリーンを基調とした美しく機能的な工場は、2021年の増築により社員食堂や屋外テラスも備えたさらに豊かな拠点へと進化しました。今回は姫路工場の創設や職場環境についてご紹介します。
受注量増加により工場新設。機能性と美しさを兼ね備えた工場社屋
▲姫路工場正面(2014年竣工時)
1973年の創業以来、徐々にシェアを拡大し、成長を続けてきたアイベステクノ。2014年に第1期工事としてアイベステクノ姫路工場を創設しました。
従来は本社工場のみで製造をおこなっていましたが、2010年以降急激な受注増加により製造スペースが限界に達したのを機に、本社の1.5倍の製造スペースを有する新工場を建設しました。
それにより、本社工場は低圧盤、姫路工場は高圧盤の製造拠点として機能させることとなり、これまで本社に勤務していた高圧盤担当の設計課員やCADオペレーター、生産人員などの若手社員を中心に約30名を姫路工場へと配置転換しました。
機能面だけでなく、アイベステクノの中核となる工場をめざし、意匠にもこだわりました。
▲3階まで吹き抜けの玄関ホール
とくに受注量が急増したのが、縦・奥行が2m、横幅は大きいもので10mを超える大型の高圧盤類でした。そのため、広いスペースと高い天井高が必要でした。
▲天井高は11m超、3階建ビルの高さに相当します
また姫路工場創設におけるもう一つの試みは、工場の立ち上げからその後の運営までを中堅~若手社員に一任することでした。トップダウンではなく、若手メンバーの自主性や創意工夫を最大限に尊重し任せたことで、従来の本社にはなかった職場環境や一体感が生まれ、主体的・意識的に行動する若手社員が増えたことも、大きな成果の1つでした。
その結果、姫路工場は単なる製造工場としてではなく、会社全体の売上や収益を押し上げる存在に成長することができました。
システムの粋を集結したスマート工場
その後も順調に成長を続けてきたアイベステクノ。年々受注量も伸ばし、さらなる製造スペースを必要とするほどに。そこで、1期創設工事の段階ですでに構想を抱いていた第2期増設工事を2020年、予定より1年早く着手することになりました。
▲立ち並ぶ高圧盤
しかし建設価格の高騰などの影響により、当初の予算を遥かに超える建設費となりました。また受注量の増大に伴う業務負担の増加も明らかでしたが、一丸となって会社を支え盤石な体制を築き上げてくれた社員に対する感謝の一環として、社員の声を取り入れた内装に仕上げたほか、多目的スペースや休憩スペースも設置しました。
▲社員食堂兼多目的スペース
▲屋外テラス
またアイベステクノの技術を活かしたセキュリティシステムや照明・空調の自動制御システムのほか、屋上の太陽光発電施設と連携した電力監視システムなど、スマート工場としての機能も豊富に取り入れています。
▲屋上の太陽光発電パネル
▲発電量のリアルタイム監視
ショールームとして、会社を守り育てる拠点として
▲増設後の姫路工場正面(2021年増設工事完了時)
増設によって手狭さが解消されただけでなく、工場自体をショールームとしてお客様や求職者に案内できるようになりました。
社員自らの清掃活動によって整理整頓された工場を見てもらうことで、そこで作られる製品、ひいてはアイベステクノに対する安心感や信頼感につなげていきたいと考えています。そうして、お客様からはより一層のお問い合わせをいただくほか、就職活動中の方には「ここで働きたい」と思ってもらえると嬉しいです。
美しい工場を社員が一丸となって守り、会社を育てる──その精神こそが、アイベステクノがさらなる成長を遂げるための礎なのです。
