社会を支えるシステム開発の最前線、ユニットマネージャの使命
私が所属している部門は、顧客のシステムインテグレーション(ITシステムの企画・設計・開発・運用を一体的に担うこと)の領域で、幅広い業務を手がけています。具体的には、ソフトウェアのシステム化計画の企画段階から始まり、設計・開発、そして稼働後のメンテナンスまで、システムのライフサイクル全体にわたって顧客に伴走しています。
私たちのミッションは、顧客の経営戦略を実現するために高付加価値なソリューションを提供し、顧客の競争力強化の一助となることです。それによって顧客との信頼関係を築き、ともにビジネスを拡大していく。単に言われたものを作るのではなく、顧客の経営そのものに深く関与していくことが、私たちの仕事のあり方だと思っています。
私自身は現在、ユニットマネージャという役割を担っています。主な仕事は大きく三つあります。1つめは、顧客向けの営業活動を通じて案件を受注し、予算達成を実現すること。2つめは、ビジネスパートナーとの協力関係を構築し、システム開発に必要なリソースを確保すること。そして3つめは、部門の責任者としてプロジェクトの管理を行い、円滑な運営を支援することです。営業から開発体制の整備、プロジェクト管理まで、幅広い視点でチームを支える役割です。
チームには現在、社員30名が在籍しています。若手メンバーが多いこともあり、全体的にチャレンジ精神旺盛で、成長への意欲が高いメンバーが揃っています。活気があって、新しいことに積極的に取り組もうとする雰囲気が自然と生まれているのが、このチームの魅力の一つだと感じています。
また、私たちのチームは新規構築や再構築のプロジェクトが多く、システム化計画の立案からリリースまでを一気通貫で担当するケースが多いです。その過程で難易度の高い課題に向き合い、新しい技術を習得していくため、設計力や技術力の高いメンバーが育ちやすい環境だと感じています。さらに、プロジェクト一つひとつの規模が比較的小さいため、若いうちからプロジェクトの中核を担う機会が多く、SEとして早い段階から活躍できる土壌が整っています。経験を積みながら確実に成長できる環境が、このチームには備わっています。
顧客と「同じ目線」で積み重ねた、約20年の信頼の軌跡
私がこの顧客とのビジネスに関わり始めたのは、今からおよそ20年前のことです。当社がその顧客とのビジネスをスタートさせた際、プロジェクトに参画した1人目が私でした。当時の心境を振り返ると、「自分自身の価値、そしてハイマックスという会社の価値を、顧客にきちんと認めてもらいたい」という思いが強かったことを今でもよく覚えています。信頼を勝ち得たい、その一心でした。
そのために私が最初に意識したのは、「顧客と同じ目線で仕事をすること」です。自分たちのやり方を押し通すのではなく、顧客が何を求めているのか、何に困っているのかを丁寧に汲み取りながら、顧客の価値を高めることを常に念頭に置いて業務に取り組みました。
その姿勢が少しずつ伝わっていったのか、ある時期から顧客の事業戦略を検討する場にも参加させていただけるようになりました。IT企業のメンバーがシステム開発の現場を超えて顧客の営業戦略の場に招かれるのは、決して当たり前のことではありません。その背景には、現場でなるべく多くの情報を収集し、整理・可視化することを徹底してきたことがありました。さらにプロジェクトの会議においても、顧客目線で積極的に発言を続けてきた。そうした積み重ねが顧客の上席の方々にも伝わり、営業会議への参加という形で信頼を示していただけるようになったのだと思っています。
プロジェクトが拡大するにつれ、私はプロジェクトリーダーとしてQCD(品質・コスト・納期)を常にチェックしながら全体を推進する役割を担うようになりました。そして特に印象に残っているのが、私が顧客先の社員の代替として参画し、パートナー企業と当社のプロジェクトリーダーの3者でスクラムを組んでプロジェクトを成功させた経験です。スクラムとはここでは、異なる組織のメンバーが一体となってプロジェクトを推進するチーム体制のことを指しています。
3者が日次で状況を共有し合い、課題のつぶし込みやアクションの検討をひざを突き合わせて行いました。意見の食い違いが生じる場面も多々ありましたが、そのたびにシミュレーションを重ねながら調整し、どうしても折り合いが付かないときは「結果としてチームの成長につながる」という観点で意見を採用するようにしていました。この経験を通じて、コミュニケーションの重要性と情報を可視化することの大切さを深く学びました。
20年間を振り返ると、劇的な転換点があったわけではありません。1つひとつのプロジェクトで顧客と苦楽を共にし、信頼を少しずつ積み重ねてきた結果として、今の関係性があると感じています。
「使いやすくなった!」その一言が、仕事への原動力になる
マネージャとして日々メンバーと関わる中で、やりがいを感じる瞬間はいくつかあります。プロジェクトをやり遂げてお客様から評価いただくこと、自身の行動や判断が直接会社の業績につながること、そしてメンバーとの議論を通じてそれぞれの考え方が洗練されていくこと。これらのどれもが、この仕事を続けていく上での大切な原動力になっています。
中でもとくに印象に残っているのが、あるシステムのリリース後に起きた出来事です。要件定義の段階で、エンドユーザーであるオペレーターの方から業務上の改善要望を伺っていました。その声をしっかりと受け止め、チームで取り組んでリリースまでこぎつけた後、実際にその方の席へお伺いしたときのことです。「すごく使いやすくなった!嬉しい!ありがとう!」という言葉をいただいた瞬間、こちらもとても嬉しい気持ちになったことを、今でもはっきりと覚えています。
システム開発というと、画面の向こう側にいるユーザーの顔が見えにくい仕事のように思われることもあります。しかし実際には、こうして現場の方々の声を直接受け取り、その喜びをリアルに感じられる瞬間があります。その体験こそが、「次もしっかりやり遂げよう」という気持ちにつながっていくのだと思っています。
メンバーの成長という面でも、日々のやりがいを感じています。私が大切にしているのは、まず各メンバーが進みたい方向性をしっかりと把握すること、そしてその方向性に即したプロジェクトや役割を用意することです。メンバーがモチベーション高く仕事に取り組める環境を整えることが、チームとしての力を高め、事業部全体のまとまりにもつながると考えています。
そのために日々心がけているのが、「自分自身がどうなりたいか」を言葉にしてもらうこと、そのためにどう行動すべきかを自分で考えてもらうこと、そして行動の結果を振り返ってもらうことです。この三つのサイクルを意識した会話を、1on1ミーティングや日常のやりとりの中で繰り返すようにしています。
そうした関わりの中で、メンバーの成長を感じる瞬間があります。視野の広さが増していると感じたとき、視点が高くなったと気づいたとき、あるいは近い将来の動向を見据えた発言が出てきたとき。そういった変化に触れると、「この関わり方は間違っていなかった」という確かな手応えを感じます。
また、メンバーとの議論の中で、自分自身が学ぶことも少なくありません。「そういう視点もあるのか」と気づかされたり、「確かにそこまで深く検討しないといけないな」と反省させられたりすることが日常的にあります。マネージャとして教える立場にありながら、常に自分自身も成長させてもらっているというのが、率直な実感です。
「一緒に成長して、一緒に楽しもう」2ユニット体制へ向けた挑戦
今後の展望についてお話しすると、まず直近の目標は2年後に100名体制を実現することです。そのさらに2年後には、組織を2つのユニットに分けた2ユニット体制へと発展させたいと考えています。大きな目標ではありますが、それを実現するための鍵は、一にも二にもメンバーの成長と、その成長を支える環境づくりにあると思っています。
組織規模を拡大するだけでなく、担当する領域や対象顧客・業種のポートフォリオも広げていきたいと考えています。そのために重要なのは、私たちが今担当しているお客様のビジネスをともに成長させていくことです。お客様の事業が拡大することが、結果として私たちのポートフォリオの改善に直結するという考えのもと、目の前のプロジェクトに誠実に向き合い続けることが、将来への確かな一歩になると信じています。
理想の組織の姿として描いているのは、メンバーみんなが活き活きと仕事をして、日々楽しく過ごせる状態です。人生は一度きり。仕事もせっかくやるなら楽しまないと損だと、私は本気でそう思っています。だからこそ、マネジャーとして実践していきたいのは、一人ひとりの成長の方向性に合ったプロジェクトや役割を用意することです。そして、丁寧にコミュニケーションをとりながら、仕事の意義ややりがいを一緒に考えていくことを大切にしたいと思っています。
このチームでは、プロジェクトが比較的少人数で動いているため、早い段階から多様な役割を経験することができます。また、アーキテクト(システム全体の設計・技術方針を担う専門家)に特化したチームも存在しており、マネジメントだけでなく技術を極めたいという方にとっても、大きく成長できる環境が整っています。成長意欲のある方、プロフェッショナルを目指している方、特定の道を究めたい方には、非常にやりがいのある場所だと自信を持って言えます。
最後に、このチームへの参加を考えてくださっている皆さんへ、一言お伝えしたいことがあります。自分自身が成長することで、多様な仕事を多様なアプローチでこなせるようになります。するとどうなるか——仕事がますます楽しくなるんです。ぜひ、一緒に成長して、一緒に仕事を楽しんでいきませんか。そんな仲間との出会いを、心から楽しみにしています。
