環境への想いと出会った企業
大学時代、私は農学部で農業や食品リサイクルについて学んでいました。とくに印象に残っているのは、栃木しゃもの研究です。栃木県の地鶏である栃木しゃもの、廃棄される食品から作られた飼料の採食行動について研究を進め、卒業論文としてまとめました。この経験を通じて、食と環境の関わりについて深く考えるようになりました。
学業と並行して、塾講師のアルバイトも続けていました。中学生に対して集団授業を担当し、わかりやすい授業をめざして教材作りにも力を入れました。生徒一人ひとりの理解度に合わせて説明の仕方を工夫することで、「伝える力」を磨くことができたと感じています。
就職活動では、大学での学びを活かせる道を探していました。環境問題に取り組む企業で働きたいという思いが強く、さまざまな企業の環境への取り組みを調べました。また、塾講師の経験から、人と関わる仕事にも魅力を感じていました。
そんな中で出会ったのが、現在の会社です。最初に目に留まったのは、環境に配慮した経営方針でした。関東を中心に展開する東証プライム市場上場の企業というだけでなく、具体的な環境への取り組みに共感を覚えました。
選考が進んでいく中で、会社の雰囲気の良さにも惹かれていき、実際に店舗を見学した際も、その雰囲気に好感を持ちました。 とくに印象深かったのは最終面接です。和やかな雰囲気の中で面接が進み、「この会社で働きたい」という思いが確信に変わりました。
入社を決めた理由は主に4つあります。環境への取り組みが充実していること、安定した経営基盤を持つ東証プライム企業であること、社風が自分に合っていると感じたこと、そして関東中心の展開により遠方への転勤の心配が少ないことです。
もちろん、入社前には不安もありました。さまざまな部門があるため、自分がどの部署で働くことになるのか、また本当にやりたい仕事に就けるのかという懸念もありました。しかし、環境に貢献できる仕事に携わりたいという思いを持って、新たな一歩を踏み出すことを決意しました。
新入社員からの成長:店舗経験と総務部への異動
入社してから最初の1カ月間は、社会人としての基礎知識を学ぶ座学研修がありました。社会人としての心構えから、ビジネスマナーまで、幅広い内容を学ばせていただきました。その後の研修では、実際の店舗での仮配属があり、青果・精肉・鮮魚・惣菜・グロサリーの各部門を2週間ずつ経験させていただきました。短い期間でしたが、それぞれの部門での仕事の特徴や、お客さまとの関わり方などを学ぶことができ、とても貴重な経験となりました。
部門を決定するときには、仮配属で学んだ経験をもとに第3希望まで希望を出すことができ、本配属では、第1希望であったグロサリー担当として店舗で勤務することになりました。商品の品出しや在庫管理、お客さま対応など、日々忙しい毎日を送っていました。グロサリー担当として約1年間勤務した後、入社2年目の10月に総務部への異動が決まりました。実は、この異動は私自身が以前から希望していたものでした。入社前から環境に関わる仕事に携わりたいという思いがあり、総務部での仕事を希望していたのです。異動が決まった時は、希望が叶って本当に嬉しく感じました。
ただし、店舗での接客業務から総務部での事務業務への転換は、予想以上に大きな変化でした。食品リサイクル・ループ商品の開発、購買品の管理など、まったく経験のない業務ばかりで戸惑うことも多くありました。そんな時に支えていただいたのが、総務部の先輩方でした。わからないことは必ずメモを取り、1日の終わりには振り返って要約するという習慣をつけることで、少しずつですが業務を理解していくことができました。今では、その時の経験が私の大切な財産となっています。
データと店舗の声を大切に、着実に成果を重ねる日々
現在、総務部で主任として働いています。主な業務は食品リサイクル・ループ商品の開発、購買品の管理、清掃案内など多岐にわたりますが、とくに力を入れているのが購買品のコントロール業務です。
経費明細をチェックする際は、一つひとつの支出が本当に必要なものなのかを慎重に判断しています。予算外の経費が発生した場合には、各部署への聞き取り調査を実施し、状況を詳しく確認するようにしています。
この仕事で印象に残っている成功体験の一つが、名刺の内製化プロジェクトです。従来の名刺と質感やデザインを大きく変えることなく、かつ経費削減効果も見込めるよう、綿密なシミュレーションを重ねました。結果として、緊急で名刺が必要な場合でも即日対応が可能になり、経費削減にも貢献することができました。
また、廃油の回収金額の交渉にも取り組み、年間100万円以上の増収を実現することができました。環境への取り組みとしては、食品リサイクル・ループ商品の開発に向けて、食品リサイクル工場や管理会社との商談を進めているほか、CO2削減に向けた再生可能エネルギーの活用や電気使用量の削減にも取り組んでいます。
ただし、順調な成果ばかりではありませんでした。以前、管理費の予算内運用ができていない時期があり、支払い明細を一から見直す必要に迫られました。しかし、この経験を通じて予算管理の重要性を痛感し、現在では購買品の状況をより正確に判断できるようになりました。
入社してからとくに成長を感じるのは、多様な意見を取り入れながら業務を進められるようになったことです。以前は自分の意見を優先しがちでしたが、店舗で多くの人と関わる中で、さまざまな視点や価値観に触れる機会が増えました。その結果、周囲の意見を柔軟に受け入れ、より良い方法を模索しながら会社全体として成果を出す力が身に付いたと感じています。
未来への挑戦 〜変化を恐れず、前進する〜
これからの目標として、まずは購買品の発注管理や商品の商談を通じて、コストの最適化と業務効率化に取り組んでいきたいと考えています。現場のニーズと会社全体のコストバランスを両立させることは簡単ではありませんが、より効率的な購買体制作りに貢献していきたいと思います。
具体的には、事務用紙の印刷ルールの明確化や文房具類のリユースの徹底、定期購入品の見直しなど、着実にできることから進めていく予定です。そのために必要な予実管理やコスト分析のスキル、さらには商品の価格交渉でのコミュニケーションスキルを日々磨いています。
中長期的には、管理費の全体を管理する役職に就くことをめざしています。これは私にとって大きな挑戦となりますが、一歩一歩着実に進んでいきたいと思います。
私が入社してとくに魅力に感じているのは、社員一人ひとりの声を大切にし、アイデアを自由に発信できる環境があることです。役職や年次に関わらず意見を出し合える風通しの良さは、この会社の大きな特徴だと感じています。実際に、私が提案したAmazonビジネスの全店舗導入は、把握が難しかった小口購入の管理を容易にし、業務効率化にもつながりました。自分の考えが形になる喜びを実感できた瞬間でした。
この会社でとくに活躍できるのは、失敗を恐れずチャレンジ精神を持った方だと思います。それは、失敗をしても次の成長につながる評価の仕組みや風土が整っているからです。スピードが速く不確実性が高い現代のビジネス環境では、『やったことがないからこそやってみる』という前向きな姿勢が大切です。
これから入社を考えている方へのメッセージとして、変化を恐れず、挑戦を楽しめる方をお待ちしています。販促方法や業務内容は日々変化していきますが、それを恐れるのではなく、新しい可能性として捉えられる方と一緒に働けることを楽しみにしています。私たちと共に、より良い未来を創っていきませんか。

