100人のサークル代表から見つけた「個店主義」という答え
学生時代は100人規模のサークルの代表として、メンバーをまとめることに力を注いでいました。インカレサークルという特性上、参加メンバーが毎回バラバラで定着率が低いという課題に直面していました。この問題に対して、私は従来の年会費制を見直し、毎回参加する度に支払う都度会費制を導入しました。この仕組みによって、メンバーが気軽に参加できる風土を作ることができたのです。100人という規模の組織を動かす中で、一人ひとりが参加しやすい環境を整えることの大切さを学びました。
もともと食べることが好きだった私は、就職活動を始める頃には明確な目標を持っていました。それはスーパーのバイヤーになることです。自分が売れると思った商品を全国から見つけ出し、原価交渉から仕入交渉まで自分で行い、成功の数字を自分の手で作り出してみたい。そんな思いが強くなっていました。ただバイヤーになるだけでなく、店舗段階でも自分自身が成長できる企業を探すことが、私の就職活動の軸となりました。
株式会社エコスと出会ったとき、地域密着型のスーパーであり、個店主義を掲げている企業だという印象を受けました。数多あるスーパーの中で個店主義を謳っているという点に、私は強く惹かれました。店舗段階でも自分の考えで売場が作れる。この言葉が、私の心を動かしたのです。サークル代表として一人ひとりに寄り添った運営を心がけてきた経験と、個店主義という考え方が重なりました。ここでなら、私の目指すバイヤーへの道を歩みながら、店舗レベルでも自分らしい成長ができる。そう確信して、エコスへの入社を決めました。
ローテーション研修から始まった店舗での挑戦と成長
入社後は、まず部門ローテーションという研修制度で各部門の仕事に触れることができました。青果部、鮮魚部、精肉部、惣菜部、グロサリー部と、それぞれの部門で2週間ずつ、品出しや値付け、商品加工といった基本的な業務を担当しました。この研修を通じて、各部門の仕事の流れや特性を実際に体験できたことは、配属される部門の希望を出す際の大きな判断材料になりました。実際に手を動かして働いてみることで、自分に合った仕事のイメージが具体的に見えてきたんです。
研修を経て、私はグロサリー部への配属が決まりました。店舗では発注業務から陳列、売場作成まで、幅広い仕事を担当することになります。入社前に抱いていた小売業のイメージと実際の現場には、大きなギャップがありました。特に驚いたのは、日々の商品の納品量です。想像していたものをはるかに越える量の商品が毎日届き、それを適切に管理していく必要がありました。最初は圧倒されましたが、これが小売業のリアルな姿なのだと実感しました。
店舗での仕事に慣れてくると、より高い目標に挑戦するようになりました。売上と荒利益の前年越え、そして廃棄率の対前年比改善という目標を掲げ、1年間継続して達成することができた経験は、今でも大きな自信になっています。具体的には、定期的な売り場の変更と季節感の演出、値引きのタイミングの最適化、そして発注精度の見直しなどに取り組みました。ただ商品を並べるのではなく、お客様の目線に立って、どうすれば手に取ってもらいやすいか、どうすれば目を引く売場になるかを常に考えるようになりました。
店舗の売上改善からロス削減まで――バイヤーとして成長した日々
現在はグロサリー部門の商品部でバイヤーとして働いています。洋生菓子とアイスのカテゴリを担当しており、商品の仕入業務や売場計画、カテゴリ内のさまざまな業務に取り組んでいます。私たちの部署のミッションは予算に対して105%達成すること。決して簡単な目標ではありませんが、日々その達成に向けて試行錯誤を重ねています。
この仕事で特に印象に残っているのは、洋生菓子の実績が良くない店舗の改善に取り組んだときのことです。店舗ごとに実績の悪い商品を丁寧に拾い出し、それらを入れ替えたり、商品の配置を変更したりしました。普段は目立たなかった商品群が目に入りやすくなるように工夫した結果、売上と荒利益の改善を実現できたのです。数字として成果が現れたとき、自分の仕事が店舗の業績に直結していることを実感し、大きなやりがいを感じました。
一方で、苦労したこともあります。週末限定で販売している商品の値引き率や廃棄率の思わしくない状況が、取り組み始めた当初は頻繁に発生していました。振り返ってみると、自分目線で魅力的だと思う商品を選んでいたことが問題でした。また、販促物や売場展開の仕方について店舗への案内が不足していたことも、要因の一つだと思います。この経験を通じて、バイヤーとして最も重要なのは、自分の好みではなく相手目線に立って考えることだと学びました。
学生時代と比べて、確実に成長した点は相手目線に立って考える力です。店舗で働くスタッフの立場、商品を手に取るお客様の立場、それぞれを想像しながら仕事を進めることで、より良い売場づくりや商品選定ができるようになりました。入社後に学んだ最も重要なスキルは、相手目線に立てるコミュニケーション能力です。これはバイヤーという仕事の根幹を支える力だと実感しています。
個店主義の環境で描く、キャリアと挑戦の未来図
短期的な目標として、私が最も挑戦したいのは他企業にはない画期的な売場のコンセプトづくりです。海外の陳列なども参考にしながら、ほかのスーパーでは見られないような独自性のある売場を作りたいと考えています。日々の業務の中で培ってきた経験と、お客様の動線や購買行動の分析を組み合わせることで、これまでにない価値を生み出せるのではないかと感じています。
中長期的には、まずバイヤーとしての仕事を全うし、その中で店舗運営に関する幅広い知識と技能を身につけたいと思っています。そして、いずれ店舗に戻った際には、店長として店舗全体を盛り上げられるような人材になることが目標です。バイヤーの経験を通じて得られる商品知識や市場動向への理解は、店舗運営においても必ず活きてくるはずです。
この会社は個店主義を掲げており、意欲があれば様々な仕事に取り組むことができる環境が整っています。結果を出せばその分しっかりと評価していただけるので、ステップアップの早い会社だと実感しています。だからこそ、挑戦心と意欲を持った人にこそ、この環境は最適だと思います。
これから入社される方には、ぜひ常に相手を意識した行動を心がけてほしいです。お客様はもちろん、一緒に働く仲間に対しても、相手の立場に立って考えることが大切です。そして、店舗の雰囲気を明るくできる人に仲間になってほしいと思っています。店の雰囲気は売上に直結する重要な要素です。明るく前向きな雰囲気は、お客様にも従業員にも良い影響を与え、結果として店舗全体の活性化につながります。挑戦できる環境がここにはあります。一緒に新しい価値を創造していきましょう。

