学びと成長の原点 〜真面目な性格と三国志への熱中が導いた哲学への道〜
子どもの頃から、私は特別社交的というわけではありませんでしたが、男女問わず明るく接することができ、何事にも真面目に取り組む性格でした。特に学校生活では真剣に先生の話に耳を傾け、テスト勉強にも毎回しっかりと取り組んでいました。高校時代には特に世界史や物理、数学で良い成績を収めることができました。
また、ある時期からとあるゲームをきっかけに三国志の世界に魅了されました。特に印象深かったのは、主人公級の人物が亡くなるシーンです。普段の生活ではあまり感動することがなかった私ですが、そのシーンでは涙が出そうになるほど心を揺さぶられました。三国志に登場する武将たちの名前に使われている難しい漢字にも興味を持ち、難読漢字を調べることが趣味になっていきました。
そうした経験を経て、大学では教養学部に進学し、特にフランスの哲学者デカルトの研究に打ち込みました。多くの人が知る『方法序説』や『哲学原理』ではなく、あえて『情念論』という晩年の著作を選んだのは、高邁な精神や情動理論に強く惹かれたからです。心身二元論をベースにした理性と情念の関係性について深く考察し、現代の情動理論にも通じる分野まで研究を広げていきました。
学生生活と並行して、近所のスーパーマーケットでアルバイトを8年間続けました。主に品出しやレジ業務を担当し、慣れるまでは大変でしたが、長年続けることで要領よく作業をすることができるようになりました。このアルバイト経験は、周囲との協調性や効率的な仕事の進め方を学ぶ貴重な機会となりました。特にコロナ禍では、エッセンシャルワーカーという言葉とともに、食品スーパーでの仕事が持つ社会的な意義を強く実感することができました。
未知の世界への一歩 ―就職活動からエコスグループへの入社―
就職活動を始めた当時は、コロナ禍の真っ只中でした。多くの時間を家で過ごすことになり、漠然と公務員試験の勉強をしたり、オンラインでの企業説明会に参加したりする日々を送っていました。一人で情報を集めることが多く、精神的にも追い詰められるような不安な気持ちを抱えながらの就職活動でした。
そんな中、エコスグループの企業紹介を目にする機会がありました。スーパーマーケットという業態は、エッセンシャルワーカーとして社会に貢献できる仕事だと感じました。正直なところ、近所に店舗がなかったこともあり、最初は具体的なイメージを持てていませんでした。しかし、企業説明会で出会った人事部の方々の雰囲気がとても良く、会社に対する好印象を持つきっかけとなりました。
特に興味を引かれたのは「個店主義」という店舗運営の考え方です。自分の考えを売り場に反映させることができ、特売の発注数や売り場づくりなど、自分で考えた計画を実行できる点に魅力を感じました。もちろん、すべてを自由に決定できるわけではありませんが、その裁量の広さと挑戦することへの寛容さに強く惹かれました。
採用選考の中で印象に残っているのは最終面接です。始まる前は緊張していましたが、和気あいあいとした雰囲気の中で面接が進み、3分もすると緊張がすっかりほぐれていました。この経験を通じて、会社の雰囲気の良さを直に感じることができました。
入社後は、基本的なビジネスマナーから始まり、計数管理やレジ、POP作成などのシステムに関する研修を1ヶ月にわたって受けました。その後、3ヶ月間の店舗研修が始まり、各部門をローテーションで経験させていただきました。特に印象に残っているのは、鮮魚部門での研修初日のことです。その日の午後、突然チーフから「アジを三枚におろしてみましょう」と言われ、いきなり包丁を持たせていただいたのです。予想外の展開に面食らいましたが、とても楽しく取り組むことができました。
研修を終えて最初の配属が決まった時は、研修店舗とは異なる場所だったこともあり、緊張した気持ちでいっぱいでした。しかし、「とにかく早く仕事を覚えよう」という強い意気込みを持って、新しい環境に飛び込んでいきました。
技術と経験を重ねて感じる、魚を扱う仕事のやりがい
現在は鮮魚部の担当者として、主に包丁を持って魚をおろす仕事をしています。チーフの指示を受けながら作業を行い、チーフ不在時にはパートナーさんへの指示出しや発注業務などの売り場管理も任されています。
入社当初は魚をおろすことすらままならない状態でしたが、先輩社員やパートナーさんの手さばきを観察したり、動画サイトで魚をさばく様子を研究したりしながら、少しずつ技術を身につけていきました。やはり上達の決め手は実践を重ねることで、数をこなすことで着実に腕を上げることができました。
今では以前と比べてスピーディーに魚をさばけるようになり、自分が切り身にした商品が売れていくのを見るとやりがいを感じます。ただ、包丁での怪我や魚のトゲが刺さるなどの苦労は今でもあります。大きな事故につながらないように、焦らず丁寧に作業することを心がけています。
売り場管理の面では、天候や売上予測を考慮しながら商品の展開を考えています。どの商品をどれくらい追加するか、違う商品に切り替えるべきかなど、常に先を読んだ判断が求められます。発注作業では、1単位あたりの製造量や売上、値入れを意識しながら数字を見ています。
パートナーさんへの指示出しでは、正確に伝わるよう分かりやすい言葉を選び、必要に応じてメモを残すなどの工夫をしています。学生時代と比べると、包丁技術はもちろんのこと、計数管理の面でも確実に成長を実感しています。
毎日が勉強ですが、自分が切り分けた魚が売れていくことや、お客様に喜んでいただける商品を提供できることに、大きなやりがいを感じています。技術を磨きながら、売上や利益にも貢献できるよう、日々の業務に取り組んでいます。
未来を見据えて ~地域の食を支える誇りとともに~
今後の目標として、まずは担当者からチーフへの昇進を目指していきたいと考えています。鮮魚部での仕事には覚えることが多く、一つ一つの技術や知識を着実に身につけていく必要があります。具体的な期限は定めていませんが、しっかりと実力をつけた上でステップアップしていきたいと思っています。
チーフになった際には、店舗の特性や特徴を深く理解し、売上向上に貢献できるような取り組みを行っていきたいですね。そして将来的には、まだ漠然とした目標ではありますが、店長として店舗運営に携わることができればと考えています。特にお客様と接する最前線にいられることが、店長を目指したいと考える大きな理由の一つです。
当社の大きな魅力は、「挑戦」を後押しする社風だと感じています。上司によって多少の違いはあるものの、新しいことに取り組める機会が多くあります。それは時に大変なことではありますが、同時にとても楽しく、やりがいのある環境だと実感しています。
私たちの仕事は、地域の食生活を支えるエッセンシャルワーカーとしての使命を担っています。お客様に当店を選んでいただけるよう、価格の魅力や品揃えの豊富さ、他店にない商品力など、様々な価値を提供していきたいと考えています。
特に鮮魚部門では、自分が切り身にした商品が売れた時の喜びはひとしおです。今後は、自分で価格設定を考えたり、陳列する商品を考えたりするチーフに早く就きたいと思っています。
これから入社を考えている方には、特別なスキルは必要ありませんが、お客様への対応が必要な仕事ですので、あいさつがしっかりできる方が望ましいですね。そして何より、地域の食生活を支える重要な役割を担う私たちの仕事に、献身的に取り組める方と一緒に働けることを楽しみにしています。

