日本のバックオフィス機能を一人で統括する挑戦的な日々
私は現在、UpstageのJapan Officeでオペレーションマネージャーとして働いています。Japan Officeのバックオフィス機能の仕組化と効率化をミッションに、人事総務、法務、経理財務など幅広い領域のプロセス構築・改善業務を担当しています。
Japan Officeのバックオフィス担当は現在私一人という状況ですが、Upstage Globalのバックオフィスの各チームと協力しながら業務を進めています。Japan Officeは今年の3月に立ち上がったばかりの組織のため、Globalのノウハウを参考にしつつも、日本法人として日本の法令やビジネス慣行に従ったオペレーションを構築しているフェーズです。経費精算からキャッシュフロー管理、採用から入社手続き、契約書の作成など、大手企業では通常それぞれ別のチームで運用している各バックオフィス機能(人事総務・経理財務・法務)を一人で担当させてもらえることは大きなやりがいにつながっています。専門知識のない領域も多く苦労もありますが、各業務フローを整備・効率化し、時間・金銭的なコストを改善できた際には達成感を感じています。 一方、中長期的には会社の成長を後押しできるような、「攻め」の仕組み作りに注力していきたいと思っています。
仕事をする上で私が大事にしているのは、ビジネスへのインパクトを意識することと、丁寧なコミュニケーションです。バックオフィスは成果が定量化しづらく、コストセンターと呼ばれ会社の利益に貢献しづらいと考えられがちな側面があります。しかし、自分の仕事がビジネスサイドや会社全体にどのような影響を与えるのかを常に意識し、より良い方法を模索して価値を提供することを心がけています。また、私は現在イタリア・ミラノに居住しており、入社以来フルリモートで業務を行っています。物理的な距離があるからこそ、コミュニケーションには特に注意を払い、丁寧なやりとりを心がけています。
「何もないから一つずつ作っていく」というハンズオン感のある環境で、日々挑戦的な業務に取り組んでいます。
多様なキャリアと海外生活が教えてくれたもの
これまでのキャリアを振り返ると、総合商社、HRtech系スタートアップ、教育機関と多様な環境で、主に海外事業開発、特に人材・教育領域での新規事業立ち上げや、海外事業のオペレーション支援(バックオフィス) を中心に取り組んできました。また、近年は、個人事業主として企業・個人のお客様の海外事業展開とそれに付随するオペレーション支援を行ってきました。
その中でも特に印象深いのが、新卒で入社した総合商社での経験です。人材派遣領域における海外新規事業投資と買収後の事業運営に携わり、買収直後から米国子会社に1年間出向する機会をいただきました。そこで主に担当したのは、人事や内部統制といったバックオフィス機能のプロセス可視化と改善業務でした。この経験が、私のキャリアにとって大きなターニングポイントになったと感じています。
現場で実際に改善を行い、それが会社全体のオペレーションや業績、更に社員の士気に与えるインパクトを目の当たりにしたとき、会社全体がより効率的・効果的に機能する仕組みづくりにやりがいを感じるようになりました。また、そこで働く社員がより快適に働ける環境を整えることの重要性も実感しました。私生活でも整理整頓が得意ということもあり、自分の特性を活かせる領域を見つけられた貴重な経験でもありました。
やりがいのある領域を見つけられた一方で、自身と配偶者の仕事の都合で海外転勤が必要になったことがキャリア形成や働き方について、より深く考えるきっかけになりました。この10年間で日本を含む、文化圏の異なる4か国で生活することになり、海外と日本を行き来する生活の中で、自身のキャリアをいかに継続するかという点は常に課題でした。また、ライフステージの変化もあり、家庭・子育てとの両立を無理なく行えるようなバランスも自分の中で優先度が高まりました。共働きの方は皆さん悩まれることだと思いますが、子供が小さい頃は急な看病が多発したり、大きくなってくると学校のお休みや習い事・塾の対応が増えたりと、仕事と子育て・家事の両立は、物理的・精神的なチャレンジの連続です。家庭とのバランスを保ちながら、個人として成長実感を感じられる、ある程度裁量の持てる仕事やグローバルに挑戦できる環境を模索していました。
丁度ヨーロッパのBusiness Schoolを修了したタイミングで、ご縁があり、同窓の先輩である代表松下さんとお話する機会がありました。Upstageの革新的な技術力による"We build intelligence for the future of work"というMission、"Work from anywhere on earth, but together"という、信頼と自律性を重視するグローバルチーム(One Team)を目指すVision、また立ち上げ間もないフェーズでバックオフィス全般を任せてもらえるという業務内容、海外フルリモート勤務も可能という様々な点に惹かれ、入社を決めました。
グローバル環境で取り組む効率性とチーム作りへの挑戦
入社してからやりがいを感じた経験の一例として、Onboardingのフローを仕組化できたことが挙げられます。Japan Officeには多様なバックグラウンドを持つメンバーが日本・世界各国から勤務しています。最低限必要な共通認識を体系化して提供することは、「One team」として効果的に機能するために重要な一歩だったと感じています。また、この取り組みに対して社員からポジティブなフィードバックをいただけたときは、嬉しく思いました。
一方で、リモートワーク環境特有の課題にも直面しました。多くのメンバーがリモートで勤務しており、個々人の居住地により時差もあるため、オンラインでのコミュニケーションが基本となります。業務上、特段大きな支障はないものの、対面だとちょっとした会話で補えるような文脈やニュアンスが抜け落ちてしまうことが時折生じます。この課題に対して、google calendarでのスケジュール共有やtask management toolでのタスク共有といった基本的なワークツールの活用促進から始まり、さらにはcommunication guidelineの作成まで、チーム内の効果的なコミュニケーションと業務推進のために日々、草の根活動的な試行錯誤を重ねています。
こうした環境の中で、自分自身の成長も実感しています。Upstageはグローバルなスタートアップですが、過去に勤務経験のある大手企業とは異なり、様々な面でリソースが限定的だと感じる場面もあります。その限られたリソースでいかに成果を最大限出すかを意識する中で、以前より効率性やスピード感を上げて業務に取り組めるようになったと感じています。また、これまでの経験が点と点でつながる瞬間もあります。法務業務の一環としてビジネスチームの契約書作成支援を行う際、総合商社時代に様々な契約書に触れていた経験が、要点を押さえた効率の良い検討につながっていると実感しています。
グローバルスタートアップで描く「攻め」の未来ビジョン
Japan Office設立から半年が経ち、Globalチームのサポートを得ながらバックオフィス機能はある程度整いつつありますが、短期的な目標としては、よりスピード感のある・効率性の高い運用を目指して、より洗練されたオペレーションを構築したいと考えています。
中長期的には、「守り」だけではなく、ビジネスを後押しできるような「攻め」のバックオフィス体制の構築を目指したいです。ビジネスチームがコア業務に専念できるような環境作り、ルールで締め付けるのではなく「どうしたら出来るか」を提案できるようなバックオフィス作りを通じて、会社全体の成長に貢献したいと考えています。
Upstageで働く魅力について、他の方も表現しているように「スタートアップとグローバルのいいとこ取り」という言葉が、当社の特徴を非常によく表していると感じています。まだ小さな組織ながら、多様なバックグラウンドを持つメンバーが日本・世界各国から集まり協働する、非常にオープンな環境があります。また、Upstage Globalチームとの距離も近く、グローバルの知見を参考にしつつ、ローカルな視点を尊重したビジネス・オペレーション作りをスピード感を持って行うことができます。
このような環境では、自走できることが大事なポイントだと思います。全てを自分で解決する必要はありませんが、状況に応じて自分で考え行動し、必要なサポートを自ら取りにいける人が求められます。また、AIという日々進化を続ける新しい技術に触れること、グローバルな環境で多様なメンバーと関わることを楽しいと思える、好奇心のある人にとっては魅力的な環境だと考えます。
私自身の中長期的な目標は、人が生き生きと働き続ける社会・仕組み作りに貢献することで、 Upstageが掲げる「働き方の未来を創る」というMissionに深く共感しています。グローバル×スタートアップという環境で挑戦したい方、AIという先端テクノロジーと共に新しい価値を生み出したい方、日本の働き方の未来を創りたい方など、私たちと一緒に「働き方の未来を創る」、好奇心と向上心溢れるメンバーとの出会いを心から楽しみにしています。

