保険業界の未来を創るAIソリューションで事業拡大に挑む
私は現在、UpstageのInsurance Business Development領域で、日本の保険業界向けのサービス事業立ち上げ・拡大を担当しています。グローバルで培ってきた技術や知見を活かし、日本の保険業界のお客様の働き方の未来を創るソリューションの開発や、パートナーとの連携を推進することが私のミッションです。
この仕事で最も重要なのは、お客様の経営課題や求める事業インパクトを深く理解することです。その上で、実際にサービスを利用いただく保険会社や代理店のユーザー部門、コンサルティングパートナー、開発パートナーなどと連携しながら、Upstageがどのように価値を提供できるのか、それを支える体制や仕組みをどう構築するのか、そしてその価値を市場や現場にどう届け切るのか──日々、試行錯誤を重ねています。
保険業界は、大量かつ多様なレイアウトのドキュメント、そして複雑な事務プロセスが特徴的な業界です。特に、保険の引受・申込や保険金請求といったプロセスにおいては、UpstageのDocument AIが活躍できる領域が広く、業務全体の効率化はもちろん、お客様にとっての新たな体験価値の創出にもつながっています。保険会社、代理店・募集人、事業会社、事務代行会社、法人顧客、個人顧客など、多様な関係者が関わる中で、それぞれに異なるニーズや課題が存在しています。
仕事をする上で私が最も大事にしているのは、事業を前に進めることです。そのために「今、何をすべきか」を見極め、仮説を立ててまず動いてみる。完璧である必要はなく、小さな発見と改善を毎日スピーディーに積み重ねることが、結果的に大きな成果への最短ルートだと信じています。毎月・毎週・毎日、仮説や戦略が良い意味でアップデートされていく。そのプロセスの中にこそ、事業づくりの面白さがあると感じています。
大手保険会社からスタートアップへ、多様な経験が育んだ視野の広さ
私のキャリアは日系大手保険会社での法人営業からスタートしました。そこから事業企画・事業開発へと領域を広げ、その後はITスタートアップで事業開発に携わってきました。一見すると業界も規模も異なる環境を渡り歩いてきたように見えるかもしれませんが、それぞれの経験が今の自分を形作る重要な要素になっています。
保険会社時代は、何よりも多様なステークホルダーとの協働が日常でした。社内の各部門はもちろん、お客様や外部のパートナー企業など、立場も利害も異なる関係者と一緒に事業を創り上げていく。そこで求められるのは、常に広く長い視点を持ちながら、全体最適を考えた企画力と、関係者を巻き込んでいく力でした。保険という商品の特性上、短期的な成果だけでなく、10年、20年先を見据えた戦略的思考が不可欠で、この経験が私の事業開発における基盤となっています。
一方で、ITスタートアップに転職してからは、全く異なるスピード感とプレッシャーの中で仕事をすることになりました。限られた時間とリソースという制約の中で、いかに成果を上げるか。そこで必要になったのは、集中力と行動力でした。大企業時代とは違い、自分が先頭に立って道を切り開き、実績と学びを積み重ねながら事業や組織を短期間で成長させていく。この経験は、私にとって大きなやりがいとなりました。
転職を考えるきっかけとなったのは、これまで培ってきた事業開発の経験やスキルを最大限に活かせる環境を求めていたことです。 海外との接点が増える中で、「日本の中だけにとどまらず、グローバルで当たり前とされる価値や品質を日本に根づかせること」、そして「日本から世界へ発信していくこと」を目指してきました。
一方で、仕事だけでなく家族や子育てとも無理なく両立できる、自由度と裁量のある働き方も大切にしたいと考えていました。 そうしたバランスを実現できる環境を探し続けていたところ、Upstageのお話を伺い、自分の目指す方向性と非常に高い親和性を感じ、この企業であれば実現できるという確信を持ちました。
市場との対話から生まれる成長と、チーム一丸となった価値創造への挑戦
この仕事で最も刺激的なのは、市場からリアルなフィードバックを受け取りながら、届けるべき価値や事業の座組に関する仮説が日々アップデートされていくスピード感です。パートナー企業からのご相談やご縁も多く、多くの協力者と共に事業をつくり上げていくプロセスには、常に新鮮な刺激があります。
自分ひとりではたどり着けなかったアイデアも、社内外の仲間と議論することでストレッチされ、実行面でも関わる人が増えることでできることの幅が一気に広がります。物事が大きく前に進んでいく瞬間に立ち会えることに、心からおもしろさを感じています。
一方で、大きな課題にも直面しました。解決できる課題の幅は非常に広い一方で、「日本の保険市場において、誰の、どんな課題を、どう解決するのか」その具体像をよりクリアに伝えきる必要性を強く感じるようになったのです。グローバルでのユースケースや実績が豊富にある中で、それをいかに日本の市場・業務にフィットさせ、価値として届けられるかが鍵になります。
たしかに「AI開発力」や「プロダクトの優位性」は大きな武器ですが、それ以上に、お客様やパートナー企業の業務・課題を深く理解して初めて、真の「使いどころ」が見えてくる場面が多いと実感しています。そのため、私たちはドメイン知識や業界経験を持つBizDevや解決策を研ぎ澄ませられるTechメンバーを中心に、日々現場に向き合いながら市場理解を深め、価値提供の精度を高め続けています。
前職時代と比べて成長したのは、n=1の声を丁寧に拾いながらも、常に「事業全体として本当に解くべき課題は何か」「どうすれば再現性を持たせられるか」といった視点を意識して動けるようになったことです。こうした現場と全体を行き来するスタンスは、今では国内のお客様との間だけでなく、グローバルのメンバーや事例の中でも日常的に求められており、自分たちのチームにとっての大きな特徴になっていると感じています。
前職で培った事業戦略、サービス企画、法人営業、プロジェクトマネジメント、プロダクトマネジメントなどのスキルを総動員している感覚があります。国内の立ち上げ期スタートアップでは、カバーすべき範囲や業務量が非常に広いため、良い意味で職種の枠を超えた働き方が求められ、実践できる環境だと感じています。
日本発の価値を世界へ──挑戦者と共に描く未来
短期的な目標として、私が最も重視しているのは、日本のお客様にとって圧倒的に役立つ成果を生み出すことです。Upstageが業務プロセスに組み込まれることで、現場に明確な変化を実感していただけるはずですし、同時に、私たちが解決できる課題の幅広さもご理解いただけると考えています。
その実現のために、まずは保険業界の現場で今まさに困っている課題にしっかり向き合うこと、そして、将来に向けて変化を加速させるべき領域においても、一つひとつ着実に"win"を積み重ねていくことを大切にしています。こうした地道な取り組みの先があるからこそ、より大きなビジョンが見えてきます。
中長期的には、日本の保険市場を世界からも注目される、学びと価値のあるマーケットへと進化させていきたいと考えています。現在は、グローバルの知見やユースケースを日本市場に活用するフェーズですが、いずれは、日本発の成果や仕組みが、世界に還元される日が来ると信じています。その未来に向けて、Upstageがその架け橋となる存在でありたいと考えています。
採用候補者の方には、ぜひこのタイミングで飛び込んでいただきたいと思います。変化のスピードも、インパクトの大きさも圧倒的な「AI」の力を活かしながら、人々の生活を支える巨大産業である保険業界の変革に挑めること。そしてその挑戦を、グローバルの知見や仲間とともに、日本市場に深く向き合いながら進められること。これこそが、一番の魅力だと感じています。
私自身、人生の節目では「成果が出るかどうか」だけでなく、「自分がその中で何か役に立てそうか」「その過程も含めてワクワクできるか」、そして「この人たちとやってみたいか」という視点も大切にして選んできました。「この面白そうなチャンスを逃したくない」「挑戦してみたい」もしそんな直感を感じたら、一歩踏み出してみる。そういう人と、一緒に働けたら嬉しいです。

