こころ豊かなシステム環境を創造する情報システム部の取り組み
私は情報システム部の開発グループで、開発マネージャーを務めています。私たちのグループは、東テクの基幹システムであるASSiSTの運用・保守を担当しており、最近では内製化にも取り組んでいます。
情報システム部の開発グループとして掲げているミッションは「こころ豊かなシステム環境を創造する」というものです。このミッションを実現するために、私たちはビジョンだけでなく、バリューも含めたMVV(Mission, Vision, Value)を定め、定期的に会議を開いて振り返りを行っています。この振り返りを通じて、メンバー一人一人がミッションを強く心に抱きながら、日々の業務に取り組んでいます。
私たちの強みは、基幹システムについての深い知識を持っていることです。ユーザーからの質問に対して、単に表面的な回答をするのではなく、必要に応じて実際の仕様確認を行ったり、時にはベンダーさままで巻き込んで、100%の正確性を持った回答を提供することを心がけています。
現在は、システムの内製化に向けて、ベンダーさまと協力体制を築きながら、少しずつ体制を整えているところです。マネージャーとしては、グループ内の人財やコストを適切に判断し、与えられた案件について期間や課題を見極めながら、スケジュールの可視化を行っています。
システムの内製化への挑戦と成長の軌跡
私が情報システム部の開発グループに入社したのは、前職の会社が廃業になるというタイミングでした。それまで外部委託していた役員帳票システムの内製化が必要となり、システムに詳しい即戦力として声をかけていただいたのです。当時を振り返ると、ただただ感謝の気持ちでいっぱいでした。廃業という厳しい状況の中で、私たちの経験を評価して採用していただいたことは、今でも深く心に刻まれています。
入社1年目は、役員帳票システムの内製化、日次・月次のデータチェック、そしてASSiSTの運用保守という3つの大きな柱に取り組みました。とくに運用保守の窓口業務は重要な役割でした。2年目に入ると、役員帳票システムの内製化作業が上期まで続き、その完了後は運用保守業務の組織化に力を入れました。
この時期は、ASSiSTのシステム障害が頻発した時期でもありました。システム障害が発生すると業務に大きな支障をきたすため、社内メンバーとベンダーさまを巻き込んで、約1年という長期間にわたって対応に追われました。障害が起きては対応し、また新たな障害が発生するという連続でしたが、チーム一丸となって乗り越えました。とくに印象に残っているのは、障害発生時の関係各所への連絡を、メンバー全員で手分けして行った場面です。一人では対応しきれない状況でも、チームとして協力することでさまざまな意見が集まり、より良い解決策を見出すことができました。
3年目からは内製化の質の向上をめざし、6つの分野に分けて担当者を割り当てる新しい取り組みを始めました。これは内製化の難易度に応じて分野を整理し、チームメンバーの強みを活かせるよう工夫したものです。そして4年目となる今年は、10年後のビジョンを掲げ、より長期的な視点で内製化活動の見直しを行っています。
振り返ってみると、システムの安定化に成功し、チームとしての結束力も高まっていることを実感します。この経験を通じて、個人の力だけでなく、チームとして協力することの大切さを学びました。
メンバーの成長とチームマネジメントへの想い
情報システム部門のマネジメントで最も大切にしていることは、メンバーの意見を尊重することです。どんな意見であっても、その背後には必ず理由や背景があるはずです。たとえ自分の考えと異なっていても、まずは相手の意見をしっかりと受け止めるようにしています。
メンバーの成長を実感するのは、任せた業務を自主的に進められるようになった時です。段取りを決めるところから始まり、人員配置やコストの調整まで、自分で考えて相談しながら進められるメンバーが増えてきました。以前は個々の業務が属人化していて、その担当者がいないと業務が進まないことがありました。しかし今では、運用保守業務の組織化が進み、メンバー同士でカバーし合える体制が整ってきています。
具体的には、担当者が急な病欠などで休んだ場合でも、その業務を他のメンバーが引き継いで対応できるようになりました。これは組織として大きな成長だと感じています。また、突発的な割り込み業務が発生した際にも、柔軟に業務を組み換えられるようになり、チームとしての対応力が格段に向上しました。
私たちの仕事の中で最もやりがいを感じるのは、難しい障害対応を成功させた時です。システムの問題は、企業活動に大きな影響を与える可能性があります。そのため、業務への支障を最小限に抑えながら問題を解決できた時は、大きな喜びを感じます。
チームマネジメントにおいては、メンバーの意見を決して否定しないことを心がけています。一人ひとりの考えを大切にし、それぞれの持ち味を活かしながら、より良い解決策を見出していくことを重視しています。時には意見の相違もありますが、そこにこそ新しい気づきや発見があると考えています。
このように、個々のメンバーの成長とチーム全体の組織力向上を両立させながら、日々の業務に取り組んでいます。システムの安定運用という重要な使命を果たしつつ、メンバー一人ひとりが成長できる環境づくりを心がけています。
未来へ向かって:社員が満足できるシステムと組織づくりへの挑戦
私たちが今後挑戦したいことは、まず東テクとして運用面での内製体制をしっかりと構築することです。現在、基幹システムASSiSTのデータと外部システムのデータが自動で連携されないという課題があり、この解決のためには、単なる組織面での体制づくりではなく、運用面での内製体制を構築することが重要となります。
社員の皆さんが満足できるシステムを作り上げることが、私たちのめざす大きな目標です。具体的には、社員の方々が「使いやすい」と感じ、「使いづらい」というストレスを感じることのないシステムをめざしています。システムは単なるツールではなく、社員の方々の業務をスムーズにし、より良い仕事をするための重要なパートナーだと考えています。
また、私たちが理想とする組織は、社員一人一人がやりがいを感じられる場所です。そのために、具体的な取り組みも進めています。例えば、定期的に会議を開催し、メンバーそれぞれが先週の業務内容を発表する機会を設けています。そこでは、オープンなフィードバックを行い、互いの成長を支援し合う環境を作っています。
さらに、ワークライフバランスの推進にも力を入れています。ノー残業デーの設定や、フレックスタイム制を活用した時短勤務の推進など、柔軟な働き方ができる環境づくりに取り組んでいます。
新しいメンバーについては、特定の姿勢や能力を求めているわけではありません。むしろ、一人一人の個性を大切にし、その人らしい長所を伸ばしていけることを重視しています。チームで協力しながら成果を出したいという思いがあれば、それぞれの個性が輝く場所が必ずあると考えています。
このように、システムと人、双方の観点から、より良い職場環境を作っていくことが私たちの使命です。社員の皆さんが心から満足できるシステムを提供し、同時にチームメンバー一人一人が生き生きと働ける組織を作り上げていく。それが私たちの描く未来の姿なのです。

