内気な自分を変えた接客経験と、成長を支える企業との出会い
学生時代、私は内気な性格を変えたいという思いから、あえて接客業に挑戦することにしました。選んだのは居酒屋でのアルバイトです。各卓に担当が付く接客スタイルだったため、最初は緊張の連続でしたが、次第にお客さま一人ひとりに合わせたコミュニケーションの大切さに気づくようになりました。最初の挨拶や会話の反応、表情、来店目的などから「会話を楽しみたい方か」「同行者同士でゆっくり過ごしたい方か」を見極め、それぞれに合わせて接客の距離感や提案内容を調整していきました。会話を好まれる方には積極的におすすめを紹介し、静かに過ごしたい方には必要以上に話しかけず心地よいタイミングで対応することを心がけました。その結果、お褒めの言葉をいただく機会が増え、リピーターのお客さまも増えていきました。相手に合わせたコミュニケーションを工夫しながら信頼関係を築けたことは、大きな自信につながりました。
もう一つ力を入れたのが演劇部での活動です。講評委員に選抜された当初は、どのように講評すべきかわからず、課題点ばかりを指摘する「ダメ出し」のような伝え方になってしまったことがありました。その際、委員長から「講評は劇をより良くするための場であり、批評だけでは意味がない」と教えていただき、改善点に加えて具体的な提案を意識するようになりました。その後、私のフィードバックに共感していただいたり、各校の代表の方が実際に次の公演で内容を改善されている様子を見たりしたことが強く印象に残っています。自分の言葉が相手の成長につながったと実感でき、とても嬉しく感じました。
就職活動では、これらの経験を活かせる環境を探していました。重視していたのは、未経験からでもスキルを磨き成長し続けられる環境があること、チームで協力しながら成果を出せる風土であること、成果や努力を正当に評価してもらえる環境であること、そして長期的に安心してキャリア形成ができることでした。業界や職種を特定の分野に絞るのではなく、これまでの経験や強みを活かせること、そして自身が大切にしていた就職軸に一致している企業を中心に探していました。未経験の分野に対する不安もありましたが、これまでと同じことを続けるよりも新たな挑戦を通じて自分の可能性を広げたいという思いが強く、長期的なキャリアを見据えながら前向きに就職活動に取り組んでいました。
入社を決めた決め手は、就職活動で大切にしていた「挑戦できる環境」「チームワークを重視する風土」と最も一致していると感じたことです。企業の業績や事業の成長性から将来性を感じ、成長フェーズの中で自身もスキルを高めながら長期的にキャリアを築けると考えました。とくに印象的だったのは、一次面接の際に私の不手際で面接の時間に遅れてしまったときのことです。すぐに事情をお伝えし謝罪したうえで、可能であれば面接の機会をあらためていただけないかご相談しました。本来であればその時点で選考が終了してしまってもおかしくない状況でしたが、人事の方が事情を受け止めてくださり、再度面接の機会を設けてくださいました。その対応から、単に選考を進めるだけでなく、一人ひとりに真摯に向き合う姿勢や人を大切にする社風を感じました。選考を通じて関わった人事の方の温かい対応から、社員同士を尊重しあう風土を実感し、安心して挑戦できる環境だと確信できたことが、最終的な入社の決め手となりました。
プログラマーからプロジェクトマネージャーへの成長の軌跡
私のキャリアは、中部企業の顧客管理システムの開発・保守運用からスタートしました。1年目から現在に至るまで、同じプロジェクトに携わり続けていますが、その中で着実に役割を変化させてきました。
入社後の1年目から2年目は、プログラマーとしてシステム開発の現場で経験を積みました。当時の私は、与えられたタスクを一つひとつ確実にこなすことに集中していました。目の前の1週間や1カ月単位の作業を着実に進めることが、自分の仕事だと考えていたのです。コードを書き、バグを修正し、仕様に沿った機能を実装する。そんな日々の積み重ねの中で、技術的な基礎力を身につけていきました。
3年目から4年目にかけては、システムエンジニア兼プロジェクトマネージャーという立場になりました。技術的な業務に加えて、プロジェクト全体を見渡す視点が求められるようになったのです。この時期から、私の仕事に対する意識が大きく変わり始めました。単に自分のタスクをこなすだけでなく、チーム全体の進捗やメンバーの状況にも目を配るようになりました。
そして5年目からは、プロジェクトマネージャーとして本格的にチームを統括する立場となりました。この頃には、プロジェクト全体を俯瞰して考える力が求められ、目の前の作業だけでなく、プロジェクト全体の進行やリスクを常に意識するようになっていました。課題が表面化してから対応するのではなく、事前に課題を見つけて解決し、開発メンバーがスムーズに業務を進められる環境を整えることが私の役割になったのです。
入社当初と比較すると、物事を広い視野で捉える力が大きく成長したと実感しています。プログラマーとして狭い範囲に集中していた頃から、プロジェクトマネージャーとして全体を見渡す立場へ。この変化は、私にとって最も大きな成長だったと感じています。
30名のチームを率いて見えた、プロジェクトマネジメントの本質
現在は中部事業部の公共サービスシステム部に所属し、電力企業の顧客管理システムの開発と保守運用を担当しています。30名規模のチームでプロジェクトマネージャーを務めていますが、この仕事に最もやりがいを感じるのは、メンバーへのタスク割り振りを考える瞬間です。WBSをもとに業務を整理しながら、単に適材適所で担当を決めるだけでなく、メンバーの成長を期待して少し難易度の高いタスクをあえて任せることも意識しています。その結果、品質や納期を保ちながら成果物が完成したときや、メンバーの成長を実感できたときに、チームでプロジェクトを進めるおもしろさと大きなやりがいを感じるのです。
30名規模のチームをまとめる中で最も苦労したのは、メンバーそれぞれの考え方や価値観を調整しながら、チームとして同じ方向を向くことでした。人数が増えるほど意見も多様になるため、方針を決める際にはできるだけメンバーの意見を取り入れることを意識していました。それでも考え方が合わない場面では、個別に時間を取り、なぜその方針なのかを丁寧に説明することで理解を深めてもらうよう心がけました。こうした対話を重ねることで、チームとして納得感を持ちながらプロジェクトを進められるよう意識してきました。
入社前は、役職が上の方は物事をスムーズに判断しながら仕事を進めているという印象を持っていました。しかし、自分自身が年次を重ねて立場が変わる中で、それぞれの立場ごとに異なる責任や悩みがあることを実感しました。また、プロジェクトに関わるメンバーもそれぞれ違う観点で課題や想いを持っていることを理解するようになりました。仕事においては自分の視点だけで判断するのではなく、周囲の立場や状況を踏まえて物事を考えるようになったことが、PMとして大きな成長だったと感じています。
成長意欲を持つ仲間と共に、より大きな舞台へ
まずは現在担当しているプロジェクトを成功に導くことが直近の目標です。ここで得た経験や知識を活かし、今後はさらに大規模な開発プロジェクトのPMとして挑戦していきたいと考えています。将来的にはユニットリーダーとしてチームをまとめ、メンバーの成長を支えながら、より大きな規模のプロジェクトや組織を牽引できる存在になることをめざしています。
メンバーの成長を支えるためには、どんな些細なことでも気軽に質問できる環境づくりを大切にしたいと考えています。一人で悩みや課題を抱え込んでしまうと成長の機会を逃してしまうこともあるため、まずはメンバーの立場に立って考え一緒に解決していく姿勢を意識しています。そうした関わりを通して、メンバー一人ひとりが安心して挑戦し、成長できるチームをつくっていきたいと考えています。
当社の魅力は、未経験からでも挑戦でき、自分次第で成長していける環境が整っていることだと思います。私自身も未経験からIT業界に入りましたが、周囲のサポートや挑戦できる環境があったからこそ、経験を積みながら成長することができました。また、人との関わりを大切にする社風があるため、自然と人柄の良いメンバーが集まっているところも魅力の一つだと感じています。
自分自身を成長させたいという意欲を持ち、個人で完結するのではなくチームとして協力しながら物事に取り組める方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。未経験からのスタートであっても、成長したいという意欲があれば、必ずサポートしてくれる仲間がいます。一緒に成長しながら、より大きな目標に向かって挑戦していきましょう。
