ゼネコン=建築・土木、現場。
そんなイメージで、選択肢から外していないだろうか。
しかし、清水建設は変わりつつある。
文系や機械・電気・情報系でも活躍できるフィールド。再生可能エネルギー、宇宙・海洋開発への挑戦。デジタル技術を駆使する「デジタルゼネコン」への進化。
創業220年の企業が、渋沢栄一の「論語と算盤」という考えを重んじながら、新しい価値を創造し続けている。 採用担当者が語る、清水建設の“リアル”とは──。
今回お話を伺った方
清水 由希さん(人事部 採用グループ)
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【よくある質問Q&A 】「建築・土木だけ」「理系のみ」という思い込みを解く
Q1. 清水建設って、建築・土木系の学生しか活躍できない?
A. 機械・電気・情報や文系の社員も、幅広く活躍しています。
清水さん:
「清水建設では、あらゆる専門分野の従業員が協働して、主に建築物や土木構造物を通じて社会に価値を提供しています。
例えば、機械・電気系の社員は、ダイナミックな建物や土木構造物の設計・施工のプロセスに直接関わったり、機械・システムを用いて建設現場の課題解決や生産性向上を担ったりします。建築(生産技術)や設備施工、設備設計、土木機電、エンジニアリングといった職種があります。
情報系の社員も、社内SE・ITエンジニアとしてプロジェクトを推進したり、AIやIoT、クラウド、VRなどを活用して建物に付加価値をつけたり、情報を軸に多様な分野に携わることができます。建築(生産技術)や設備設計、情報エンジニアリング、情報システムといった職種で活躍しています。
文系の社員も、経営企画や事業戦略、営業など、主体性を発揮できるフィールドがたくさんあります。インターンシップに参加した学生さんからも、『文系でも活躍の場が幅広くあるんですね』とよく言われます」
Q2. 女性が活躍できる環境なんですか?
A. 新卒採用では毎年約3割が女性。現場の最前線でも活躍しています。
清水さん:
「清水建設では内外勤問わず多くの女性従業員が働いており、新卒採用では毎年約3割の女性が入社しています。もちろん建築・土木現場の最前線においても、女性が活躍しています。
一人ひとりライフイベントも異なり、キャリアを重ねる中で人生設計も変わり得ます。清水建設では、従業員の多様な価値観を尊重し、柔軟な働き方ができるよう支援しています。
例えば、子どもが生まれた場合も、『短時間勤務制度(子の小学校3年生修了時まで)』『子の看護等休暇(子の小学校6年生修了時まで人数に関わらず年間10日)』や『ベビーシッター費用補助』など、法令を超える制度も用意しています。性別や働き方の違いに関係なく、従業員が自分らしく働ける制度・環境づくりに努めています」
Q3. 転勤や異動って、多いですか?
A. 「グローバル職」「エリア職」で選べます。希望を申告する仕組みもあります。
清水さん:
「建設事業の性質上、現場がある場所が勤務地になるため、現場の施工管理や事務を担う従業員はプロジェクトごとに勤務地が変わります。一方、その他の職種については、全国各拠点(支店・営業所)間の異動・転勤の可能性があります。
清水建設では定期的に希望するキャリアや勤務地、仕事内容を申告できる仕組みや面談の機会もあり、個人のキャリアプランやライフスタイルを細やかに考慮した配置を行っています。
また、採用においては『グローバル職』『エリア職』という区分を設けています。グローバル職の場合は国内外のさまざまな勤務地で働くことで多様な経験を積むことができますし、エリア職の場合は特定の勤務地や部門においてその地域や部門のプロとして専門性を深めることが可能です。ご自身の描くキャリアパスや働き方に合わせて、応募していただければと思います」
Q4. 建設業界って、激務ですよね?
A. 働き方改革とデジタル技術の活用で、柔軟な働き方を実現しています。
清水さん:
「清水建設では働き方改革の推進やデジタル技術の活用を通じて、ワークライフバランスが確保できるよう努めています。現場の4週8閉所実施率も業界トップで、健康に長く働ける環境づくりに力を入れています。
建設事業は数十億、ときには数千億円規模の大プロジェクトを完成に導くため、プロジェクトや時期によって繁忙度に違いはあります。しかし、30分単位で始業時刻をスライドできる外勤向けの『スライド勤務制度』や、内勤の場合は『フレックス勤務制度』といった制度を活用して、個々の事情に応じた柔軟な働き方ができるよう整備を進めています」
Q5. 年功序列で、若手の裁量は少ない?
A. 2026年4月から新人事制度を導入予定。若手にも重要な業務を任せる風土があります。
清水さん:
「清水建設は創業220年を超える長い年月の中で『ものづくりの歴史と伝統、技術』を脈々と受け継いできました。今後はさらに、事業や組織の枠を超えてお客様や社会が求めるニーズを深く探究し、お客様や社会に新しい価値を提供していくことを目指しています。
歴史ある企業でありながらも、清水建設は守り続けていく部分と変革すべき部分とのメリハリを大切に、常に進化を続けています。
実際に働く中で、上司が部下のことをよく見て、若手にも重要な業務を任せてもらえる風土があると感じています。2026年4月から始まる新しい人事制度では、役割重視の賃金体系を導入するとともに、年功にとらわれない人財登用を進めていきます。年齢問わず従業員が主体的に学び成長し続けることで、自己実現と社会貢献の双方が実現できる環境を提供し、皆さんの可能性を最大限に引き出すことを目指しています」
【実は○○の真実】デジタル技術を駆使する「デジタルゼネコン」への進化
実は、清水建設の事業は「社会の根幹」を支えています
清水さん:
「清水建設は『社会の根幹を支える』企業です。建築分野における日本一の高さを誇る超高層ビル建築(麻布台ヒルズ、今後日本一の高さになるトーチタワー)や、首里城正殿の復元といった伝統建築は皆さんにとってもイメージしやすいゼネコンの仕事ではないでしょうか。
土木分野ではダムや道路、トンネルなどの社会基盤の整備を行うことで防災・減災に貢献し、災害発生時には復旧作業を担っています。私たちは事業を通じて、人々の豊かで安心安全な暮らしを支え、社会に貢献しています。
また、建設事業で培った技術とノウハウを基盤に、不動産開発や再生可能エネルギー、宇宙・海洋開発など、さまざまなフィールドで挑戦をしています。投資開発事業やエンジニアリング事業、グリーンエネルギー開発事業、フロンティア事業などの新規事業領域にも力を入れているんですよ」
実は、デジタル技術を駆使する「デジタルゼネコン」へ進化しています
清水さん:
「プロフェッショナルの技術や経験を通じて唯一無二のものづくりを成し遂げる建設事業は、どうしてもアナログなイメージもあるかと思いますが、現場ではデジタル化・自動化がかなり進んでいます。
施工ロボットや3Dプリンタ、BIMを活用したり、超大型タワークレーンや工事用エレベーターを開発・導入することで省人化や生産性の向上に貢献したりするなど、ロボットやAI、ICTを活用した技術開発やDX推進を積極的に行っています。
私たち清水建設は今まで培ってきた技術・経験とデジタル技術を掛け合わせてサービスを提供する『デジタルゼネコン』へと進化を遂げつつあります。建設を軸に、社会やお客様、そして現場の抱える課題をデジタル技術の力で解決していく面白さは、当社だからこそ味わえるものではないでしょうか」
実は、渋沢栄一の「論語と算盤」を社是にしています
清水さん:
「清水建設は、1887年に相談役にお迎えした渋沢栄一翁の教えである『論語と算盤』を社是にしています。これは『道理にかなった企業活動によって社会に貢献し、結果として適正な利潤をいただき社業を発展させる』という考え方です。
営利企業としての利益の追求だけでなく、社会やお客様の期待を超える価値を提供し、信頼を積み重ねることで成長を続けてきました。道徳や倫理を大切にしながらも、現実的な利益を追求するという、一見すると対極的な価値観ではありますが、人としての正しい道を歩んで商売を行う、『良い会社』と『強い会社』の双方を兼ね備えた企業であり続けたいという思いは、当社社員の根底に共通するものです」
実は、研修制度が非常に手厚いです
清水さん:
「新入社員研修は全体研修や職種別研修を通じて、安心して清水建設でのキャリアが始められる体制を整えています。
建築施工を例にとると、座学や実習を通じた施工系の技術研修や一級建築士の資格取得支援に始まり、現場に配属されてからは実務を通じたOJT研修や、自らの現場の状況に応じ受講内容を自由に組み合わせられる(カフェテリア方式)実務研修など、入社後2年間にわたり手厚くフォローします。
新入社員期のみならず、年次を重ねても定期的に階層別研修や職種別教育などの場を用意してキャリアを通じてスキルを高め成長できる環境です。
また、手挙げ式のビジネススキル研修やオンライン英会話講座、国内外大学のMBAコースに留学できる公募留学制度、従業員の起業を支援するコーポレートベンチャリング制度など、多様な従業員の価値観・ニーズに応じて、自らの志すキャリアパスを実現できる制度も用意しており、今後もますます拡充していく予定です」
実は、福利厚生も非常に充実しています
清水さん:
「社員寮や社宅制度、インフルエンザの集団予防接種や人間ドック・がん検診の費用補助など、金額として目に見えない部分もしっかりと制度・福利厚生が整っています。
社宅は従業員が居住エリアや物件を自ら選択することができるようになっており、子育てや介護などの個別事情に即した働きやすい環境づくりを目指しています」
【清水建設が求める人物像 】多様な個性、チームで協働できる人
多様な個性や価値観を受け入れられる人
清水さん:
「事業を問わず多岐にわたるプロジェクトが存在するため、社内外の多様な関係者と円滑なコミュニケーションを取りながら、プロジェクトを推進していくことが大事です。多様な個性や価値観を受け入れ、専門分野の異なるメンバーとチームで協働できる方を歓迎しています」
ものづくりで社会に貢献したい人
清水さん:
「清水建設は、建設事業における『ものづくり』にとどまらず、不動産開発や再生可能エネルギー、宇宙・海洋開発など、さまざまなフィールドで挑戦をし、社会やお客様の期待を超える価値を提供しています。
事業活動を支えているのは紛れもなく『人』です。建築、土木はもちろん、機械、電気、情報など多様な専門性をもつ人財の高い技術力と総合力が清水建設の事業を支えています。そんな仲間とともに、社会を支える『ものづくり』を行い、子どもたちに誇れるしごとを実現しませんか」
talentbook編集部コメント
取材を通じて感じたのは、清水建設という創業220年の企業が、伝統を守りながらも、新しい価値を創造し続けているということでした。
「ゼネコン=建築・土木系のみ」というイメージとは異なり、機械・電気・情報・文系の社員が幅広く活躍し、再生可能エネルギーや宇宙・海洋開発にも挑戦している。デジタル技術を駆使する「デジタルゼネコン」への進化も印象的でした。
そして、渋沢栄一の「論語と算盤」を社是にしているという話も興味深かったです。「良い会社」と「強い会社」の双方を兼ね備えた企業であり続けたいという思いが、清水建設の根底にあるのだと感じました。
清水さん自身が入社4年目で採用広報を担当されているという事実も、若手に重要な業務を任せる風土を象徴していると感じました。
【就活中の学生へのメッセージ 】「建築・土木だけ」で選択肢を狭めないで
清水さん:
「就活中の学生の皆さんに何度でもお伝えしたいのは、『建築・土木だけ』というイメージで、清水建設を選択肢から外さないでほしいということです。
清水建設には、機械・電気・情報・文系の社員が幅広く活躍できるフィールドがあります。建設事業にとどまらず、不動産開発や再生可能エネルギー、宇宙・海洋開発など、多様な事業に挑戦しています。
デジタル技術を駆使する『デジタルゼネコン』への進化も進んでいます。施工ロボット、3Dプリンタ、BIM、AI、ICT技術──建設を軸に、社会やお客様、そして現場の抱える課題をデジタル技術の力で解決していく面白さがあります。
多様な個性や価値観を持つ皆さんと、社会を支える『ものづくり』を行い、子どもたちに誇れるしごとを実現したいと思っています」
清水建設をもっと知りたい方へ
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