お客様の笑顔のために。設備電気チームで中大規模木造建築の基盤をつくる
私は現在、建築事業部 建築部 工事グループ 設備電気チームに配属されています。部署のミッションは中大規模建築分野における木造・S造・RC造のハイブリッド化を実現し、ゼネコンとしての役割を担いながら唯一無二の価値を持つ建築を生み出し、脱炭素社会に貢献することです。私の日々の業務としては設備の協力業者と共に現場の納まりや機器の仕様確認を行っています。
チームでの私の役割は、現場所長と協力業者の調整サポートです。設備施工管理の仕事をする上でとくに重要だと感じているのは、他業種との施工調整や現場の事前準備等の段取りです。設備全体の工程を把握し、図面検討や納まり、機器発注を事前に行うことは難しい部分でもありますが、この仕事では重要な役割だと思っています。また現場所長や協力業者との調整では、言葉づかいや立ち振る舞い、伝え方を工夫するよう心がけています。
仕事をする上での私のモットーは、お客様に使いやすいと思ってもらえる建物を建てることです。竣工時、お客様の喜んだ顔を見られるのが一番やりがいを感じる瞬間です。
木造との出会いが変えた、ゼネコン設備施工管理からのキャリア転換
私は前職でゼネコンの設備施工管理として働いていました。新入社員の頃に配属されたのは、横浜駅前の大規模ホテルの現場でした。仕事をする大変さ、建物を建てる難しさ、コミュニケーションの難しさ、正確に伝える話し方を学びました。この現場で得た達成感は、今でも強く心に残っています。
その後、高級分譲マンションのプロジェクトにも携わりました。内覧時にお客様の住まいに対するこだわりや妥協のない視点を感じました。そこでの学びは私自身を大きく成長させてくれたと思います。細部への配慮や図面検討の重要性を学べたことは、以降の物件に携わる糧となりました。
社会人5年目の時に転機が訪れました。木造の物件に従事する機会を得たのです。自分で図面を描き、設備施工管理を担当しました。木造の躯体の考え方や施工スピードはそれまで経験してきたRC造とS造と全く違いました。木造ならではの施工の面白さに加え、木の温もりや特有の香りにも惹かれ、転職を考えるようになりました。木造に特化した住友林業であれば、この経験を生かせると思い、転職を決意しました。
様々な現場経験で学んだ事前準備の大切さと、危機察知能力
住友林業入社後、とくに印象に残っているのは当社が設計・施工した6階建ての社宅「みどりのの庭」の現場に設備施工管理として携われたことです。この現場は中央にRC造、両端に木造を組み合わせた平面混構造です。私自身初めての施工方法に挑戦することができ、勉強になりました。
混構造の施工でとくに難しかったのは、木造部分の扱いでした。木造は穴を開ける方向によってバリ(木材の切り口の端にできる木屑の突起やささくれ)が出てきてしまいます。何より一度でも間違えて穴を開けてしまったら後戻りができないのでトリプルチェックで入念に確認を行いながら作業を進めていくなど緊張感がありました。
新たな施工方法や技術的なノウハウを学べたことは大きな実績だと感じています。
入社後は、工程に応じて迅速な対応が求められる現場を数多く経験しました。配線ルートや開口位置の検討、図面作成を限られた時間の中で進め、職人との綿密なコミュニケーションを図りながら施工を管理していました。その経験を通じて、事前の図面検討や段取りの重要性を実感しました。
この経験から得た学びは、現在の仕事に大きく活かされています。早い段階から図面を読み込み、危険なポイントを事前に検討しておくことの重要性を理解しました。また前職で培った細部への気遣いも加わり、設備全体のリスク察知や使い勝手の確認、心地よい空間づくりへの意識が高まりました。様々な現場経験を通して自身の成長を実感しています。
木造建築の設備施工管理の日本一をめざし、業界をリードする存在になりたい
今後は中大規模木造建築の施工方法の検証・確立も行っていきたいと思います。この分野は、まだ施工方法が確立されていない部分も多く、とくに設備施工管理分野においてはこれから開拓していく余地が大きいです。そのため木造についての学びを増やし、木造の特徴を深く理解することが重要になります。今の自分には木造に関する知識や経験がまだまだ足りないと感じているので、常に学び続けていきたいです。
中長期的には、木造の設備施工管理の日本一をめざし、業界をリードする存在になりたいと考えています。住友林業では、木造を中心にRC造やS造も組み合わせた中大規模建築に携われることが一番の魅力だと思います。建物を建てることに情熱をもち、木造に興味がある方には、学び続けることができる環境が整っています。木造物件に携わりたい方、設備施工管理の業務が好きな方は大歓迎です。まだまだ発展途上の木造の設備施工管理という分野だからこそ、一緒に新しい道を切り開いていける仲間をお待ちしています。

