経理業務の共通化と効率化を牽引する企画課の役割
SBSホールディングスの経理部は、SBSグループ全体の経理業務を支える役割を担っています。経理部全体としては、SBSホールディングスはもちろん、数多くのグループ会社の経理業務を受託しています。その中でも私が所属している企画課は特に戦略的な業務に特化しており、グループ各社への内部統制(いわゆるJ-SOX)の推進・構築、M&A対応、共通会計システムの導入、そして経理業務の効率化などのプロジェクトに日々取り組んでいます。
私たちのミッションは明確です。それは「グループにおける経理業務の共通化と効率化を推進すること」です。一見するとシンプルに聞こえるかもしれませんが、非常に奥深く、やりがいのある使命だと感じています。企画課の課長として、私は各プロジェクトの取りまとめを行い、様々な案件が同時進行する中で全体の舵取りを担当しています。
部の雰囲気については、各グループ会社から集まった個性豊かな中堅メンバーとキャリア採用の若手が中心となり、明るい雰囲気の中で業務を進めています。入社間もない若手も自然に打ち解け、互いに声を掛け合うことで、温かく和やかな雰囲気が広がっています。 また、温厚な管理職が多く、部員が自発的に発言・提案できる環境が整っています。そのため、さまざまな経験を持つ部員が多角的な視点で幅広い意見を出し合い、業務を進める上で非常に効率的な判断ができています。
M&A時代に誕生した部署の挑戦と進化
経理部企画課が発足したのは、SBSグループでM&Aが活発になったことがきっかけです。新しくグループ入りした企業に共通の経理システムを導入し、内部統制であるJ-SOXの推進と構築を専属で担当する部署の必要性が高まりました。それまでは各部署が個別に対応していましたが、プロジェクトの規模と複雑さが増すにつれ、専門チームの設立が不可欠となりました。
私自身がこの部署に異動したのは、大規模なM&Aが実施されるタイミングでした。それまでは会計一課という部署でSBSホールディングスと受託したグループ会社の経理業務を担当していましたが、新しいプロジェクトチームへの異動を内示されました。プロジェクトを主導した経験がなかったため、内示を受けたときは不安な気持ちもありましたが、前向きに取り組もうという意欲も同時に湧き上がっていました。
異動後は、実に多岐にわたる業務に取り組むことになりました。J-SOX関連業務や新規M&A先への会計システムの導入プロジェクトの推進をはじめ、経理業務のペーパーレス化、そして共通の経費精算システムの導入による現金精算の廃止など、従来の経理業務の枠を大きく超えた挑戦が続きました。これらの取り組みは、単なるシステム導入にとどまらず、グループ全体の業務効率化と統制強化を目指す重要なミッションでした。
また最近では、オランダの歴史ある物流企業をM&Aでグループに迎え入れたことにより、J-SOX対応の一環として、現地を訪問し規定の整備や内部統制の構築を行うという貴重な経験をしました。言語も文化も異なる環境の中で多くの困難に直面しましたが、各部署の担当者がそれぞれの役割をしっかり理解し、やるべきことが多い中でも高いチームワークで取り組むことができたと感じています。また、オランダの美しい風景に触れたことで、難しい業務の中でも心にゆとりを持ち、前向きに取り組むことができました。
メンバーの成長を支え、新たな挑戦に見出すやりがい
チームをまとめる上で最も大切にしているのは、まずメンバーの意見に耳を傾けることです。それぞれが持つ異なる考えを集約し、チームとしてまとまりを持てるよう心掛けています。時には意見が対立することもありますが、そうした時こそ特に相手の意見に耳を傾けるようにしています。自分の聞き方や理解に誤りがないか、また自分の意見が相手に正しく伝わっているかを冷静に確認するよう心がけています。
メンバーの成長を促すために、普段から一人ひとりにまだ不足していると思う点があれば、成長につながる業務を任せるようにしています。最初は発言も少なく不慣れだった担当者が、次第にプロジェクトを主導できるようになっていく過程を見ることができた時は、メンバーや組織の成長を実感できました。こうした変化を間近で見られることは、マネジメントをする上での大きな喜びの一つです。
この仕事のやりがいは、これまでの経理経験を活かしながらも、通常の経理業務にとどまらず、常に新しい経験ができる点にあります。入社以来、常に新しい経験の連続でした。若いころは多くの会社の経理を担当し、特にSBSホールディングスの経理を任されたことはよい経験となりました。多くのミスもしましたが、その都度、貴重な学びを得ることができました。その後、数々のM&A案件によりグループ入りした会社への会計システム導入プロジェクトを任されたことは、知識だけでなく人間的にも大きく成長できたと感じています。
挑戦し続ける組織として、共に前進していくために
組織として目指したいのは、数字に強く会社全体に貢献できる人材を育てていくことです。SBSグループの経理部門のように、常に新しい経験が得られる職場は、私の経験上、特に学ぶことが多いです。同じ業務を長く確実に行うことも重要ですが、変化に富んだ環境でこそ、真の成長があると信じています。
理想の組織像として掲げているのは、全てにおいて働きやすい環境です。特に女性が多い職場であるため、子育てや趣味などと両立できる環境でありたいと思っています。また、経理経験が浅くても確実に人が育つ環境を築いていきたいです。これまでは、会社の成長に伴い与えられた業務を行うことで、自然と経験が積める環境でした。しかし、これからはより効率的な教育のあり方が求められると思います。私たちが長い時間をかけて身に付けたことを、短時間で効率よく伝えられれば、若い人でも同じような業務を行うことができると考えています。
最後に、今後一緒に働きたい人材については、常に前を向いている方と一緒に働きたいです。基礎的な業務でも成長の機会として捉え、地道に経験を重ねていけば、当社で育った経理部員はいろいろな場面で活躍できると考えています。挑戦を恐れず、共に成長していける仲間を求めています。
